密やかに咲く - 現在のレスは19個、人気のスレッドです! - |
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スレッドオーナー: 最後のティッシュ
:2020/07/13 (月) 19:46 ID:wWmnzPF. No.27603
- 短編です
常日頃エロい妄想をしてますが長編ほどでもない妄想を書き起こそうとスレッドを立てました 落書き帳みたいなものですが、よろしくおねがいします
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知らぬが仏 其の二
最後のティッシュ
:2020/07/22 (水) 02:27 ID:sc5Korr6 No.27623
- 先月の話しだが娘夫婦から真珠婚式というのだろうか結婚30周年のお祝いに温泉旅行をプレゼントされた
娘が真っ直ぐに育ってくれたのは良い母である妻の功績である、娘夫婦にも私達のような平穏な道を歩んでもらいたいものだ 荒波を越えるような人生は刺激的かもしれないが、たとえ退屈でも何でもない日々を一日づつ重ねていく平穏な人生が一番だと私は思う
「ただいま」
と玄関のドアを開けると妻が飛んできた
「あなた、聞いてください!」
何事だろうか
「どうした」 「公園に痴漢が出たらしいの 昨日の夜」 「痴漢?」 「そう、痴漢 雨合羽を着ていてその中は何も着ていなかったんですって そんな人が近所をウロウロしてるなんて・・・」 「そうか ま、昼間は出ないだろう 夜は私も居るからから心配する事はない」 「そうですけど・・・」
露出狂か、大した事はない 婦人に自分のイチモツを見せ、婦人の驚く顔を楽しむだけのちっぽけな男だ しかし妻からすれば・・・ 妻は少々ウブなところがある 年に二度ほどの夫婦の営みだが部屋を暗くするまで衣服を脱ごうとしない 薄明りの中での妻との行為は問題ないのだが事後が大変なのである 衣服の在りかは分かれど纏う事は至難の業 パンツが裏を向いている事に気付くのは決まって朝のトイレの中である 平穏な日々の中で起こったハプニングは朝の食卓に笑い声を添え、向け合う笑顔は私達夫婦の絆を深めてくれる まだ先は長い人生だが良き伴侶に恵まれた私に不安はない
とはいえ、私も男である 妻の目を盗んでインターネットの中にある卑猥なサイトを閲覧する事もしばしば さて、今夜は・・・ 私は「調べものがある」と偽って二階の部屋に入った、妻に怪しまれない程度の時間 それほど多くはない 制限されるからなのか、それとも未だ見ぬ何かへの期待からなのか 私の胸が高鳴る
久し振りに開いたそのサイトは一般人が自分で撮った写真を投稿する信じ難いサイトである もちろん山や川といった風景ではない 婦人との行為を写真に収め、それを不特定多数の閲覧者に向け発信するという混沌としたサイトである そこで私の目は一つのタイトルを捕らえ、操作するカーソルをそこに向けて走らせた
【ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ / big cock (192)】
ほう、このスレッドオーナー big cockとは思い切った名を付けたものだ、それとも自信があるのか よかろう、見てやろうではないか しかし(192)とは大人気だな
[1] スレッドオーナー: big cock :2020/07/15 (水) 00:19
2年前の写真です。 セフレの近所の奥さんが中出しOKになって記念に複数棒を与えた時の記録をアップします 部屋に入って直ぐなのでまだコート着てます ちなみにこの時はまだ複数プレイの事は伝えてありません(笑)
なんとも酷い男だ、(笑)とはどういう心境なのか それに不親切だな、この婦人が現在54歳なのか写真を撮った時が54歳なのか まあ、いい それより顔はモザイクで見えないが何所となく妻に似ている気がするな 以前はこんな髪型をしていたことがあったような なるほど、それで似ていると思ってしまったのか よし、次だ
[2] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ big cock :2020/07/15 (水) 00:24
もう一枚 シャワー後にバスローブ姿でソファーでくつろいでます
[3] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ big cock :2020/07/15 (水) 00:42
垂れ乳をイタズラ うちの嫁よりは形も乳首の色も綺麗ですw
[15] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ big cock :2020/07/15 (水) 07:51
おはようございます たくさんのレスありがとうございます 垂れ乳をイタズラした後のご開帳です 近すぎて陰毛しか写ってませんけどw
aaaさん、奥さんと知り合ったのは30年近く前ですがセフレになったのは10年前です ここまで長い付き合いになるとは思ってませんでした(^^; bbbさん、清楚な感じで綺麗系ですね cccさん、酔わせてやっちゃいましたww 昔から知ってたご近所さんで旦那さんとも知り合いなので大興奮でしたw
なんだと!酔わせて手籠めにしたのか!? 合意の下なのか?そうでなければ犯罪だぞ いかんいかん、こういうものは多少のフィクションを加えることもある この世界を楽しむとしよう
[25] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ big cock :2020/07/15 (水) 11:06
いよいよ男衆の登場です 奥さんは驚いてましたね、反応が初々しくって惚れ直しました 今でもラブラブですよ(^^
cccさん、町内会か何かの行事の打ち上げだったと思います 酔った勢いでカーセックスしちゃいましたw aaaさん、マンネリ気味で飽きてきてたんですがご近所さんなので別れ難くて、それで何となく他人妻に他人棒?そんな感じですw bbbさん、旦那さんはお堅いというか真面目な感じですね
ふむ、やはりな この男は飲んでいなかったのか?そんな筈あるまい この文面通りなら飲酒運転ということになる いかんいかん、また悪い癖が
[30] Re: ご近所の他人妻54歳 初めての複数プレイ big cock :2020/07/15 (水) 11:40 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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Re: 密やかに咲く
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:01 ID:cJ8eFA/6 No.27627
- さて、自レスが続きオナニーの様相を呈してきましたがシゴキ続けます
今回は世にも奇妙な的な要素を入れてみましたが伝わるかどうか とりあえず投稿します タイトルは「理想の不倫」です
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理想の不倫
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:02 ID:cJ8eFA/6 No.27628
>ハイヒールでフロアタイルを鳴らしながらミーティングスペースに向かう女性 >美しき来訪者に目を奪われた男性社員達は仕事の手を止め視線で彼女の行方を追った >スーツでも隠し切れない美しい体のライン 男性の心を射抜く端整な顔立ち >視線を顔に向けている者達は気付いていない 左手の薬指で輝くリングを >「競合相手を呼び出すなんて度胸あるわね、見直した でも、談合ならお断りよ」 >「談合か それもいいが今の僕の上昇トレンドは貴女です この後ランチでも」 >「おあいにく様、私は仕事にしかk
今日も別人の自分を作り出している
「ハァ・・・」
キーボードから指を離すと一つ溜め息をついた 実際の自分とは掛け離れた人物を創る事に少々お疲れ気味である しかし作中の女性は理想とする自分であり、理想の自分を思うがままに描く事に夢中になっている
もう、こんな時間 お昼は何にしよう・・・
パソコンの前に座りティッシュでメガネを拭く女性は 橘 美咲 34歳 容姿は普通である 髪型は肩まで伸びた黒髪を後ろで束ねている、他に特筆するような特徴は無い 敢えて言えば微妙にふくよかさんである 二人の娘は小学生、夫はそこそこの高給取り 以前はパートに出ていたが勤め先に気の合わない人がいて辞めてしまった 次の働き先を探してはいるが、それほど力を入れてないお気楽生活である 時間を持て余し辿り着いた趣味がエロサイトに投稿する小説を書く趣味作家なのだが、3作品目にしてマンネリ気味になってきている 美咲の作品は自分が抱く理想であり汚れを期待する受け手からすればソフト過ぎて反応が薄い かといってハードな作品は苦手である、行為そのものより男と女の関係性を描写する事の方が好きなのだ それに美咲は性の描写が少々苦手である 数多ある性行為は知識としては知っているが実際の経験は夫になった男性一人だけ そんなものテキトーに書いとけばいいのだが、自分が理想とする男女関係の方が好きで一から想像する面倒事よりそちらに力を入れていた
喫茶店でいいか
家、飲食店が並んでいるエリア、スーパーマーケット この一周1kmちょっとのトライアングルを一周する事が彼女の日課で 昼食に出る前には夕食の献立は決まっている というより年始には今夜の献立はほぼ決まっていた 年末に気合を入れて12の献立を考えたら後はそれの繰り返し、日曜日にカレーを作ったら次のカレーは金曜日 新鮮味が薄れる事はないと美咲は考えている 夫も娘もこのローテーションに気付いているが文句を言う事はない そして彼女は今日も1kmちょっとのサイクリングに出かけた
喫茶店で昼食を摂り次はスーパーマーケットに向かういつもの道、道中にある公園のベンチで一休みしながら物思いにふける
毎日同じことの繰り返し ハァ・・・ 何か面白いことないかな・・・
などと考えているが最短のルーティンワークを確立したのは自身であり自分で何とかするしかない
そういえば腰のくびれ無くなりそうだけど 何か運動した方がいいのかな?
以前、意を決してウォーキングを始めた事があったが三日坊主で終わってしまっている
また今度考えればいいか 何か面白いことないかな・・・
色々考えてみるが結局は同じ道をグルグル回る事になり、同じ毎日の繰り返しとなるのであった と、ここまでは繰り返してきた日々と同じだったが、この日は少し違った
「よお、姉ちゃん つまらなさそうな顔してんな」
え?私のこと?
顔を横に向けると近付いてくるオジサンが目に入った 大柄な体躯に助平そうな顔つき ちょっと怖い
えぇ・・・ この人誰? 怖いんですけど・・・
美咲は立ち上がるとオジサンに背を向け公園の入り口に置いてある自転車に向かおうとする その美咲の背に向けてオジサンが一言
「別世界に連れてってやろうか」
なにそれ 怖い 通報した方がいいかな? 怖い
通報すれば事案発生となるが、しかし面倒事を好まない美咲は逃げ帰っただけだった
夫が手酌で晩酌している、娘たちが夕食を食べ終え食器をキッチンの流しに運んでいる 夫の事は放っとけばいい、下の子のお風呂は上の子に任せとけばいい 放っとける事は放っとき、任せれる事は任せる 家族が集まれば母である美咲の家事は増えるが、それでも確立した最短のルーティンワークでこなしていく 一見すると時間を持て余す美咲は怠惰な性格だと思われがちだが、持て余すほどの時間を作れるのは美咲の才能が成せる業なのである 夜の家事の合間にできた時間、美咲の目はお気に入りのテレビドラマを映しているが頭の中では昼間の出来事がグルグルと回っていた
リビングの灯りを消して寝室に入ると、夫はベッドに座っていて隣に来るよう催促され 自分のベッドには上がらず夫のベッドに上がった美咲がメガネをはずし寝転ぶと夫は添い寝してくる 暫し抱き合い唇を重ねていると、夫の舌が美咲の唇をつついておねだりし美咲は唇を開き夫の舌を受け入れる 美咲の口の中で絡み合う二人の舌、腰にあったはずの夫の手が胸まで上がってきてパジャマの上から胸の小さな膨らみを掴んだ
「んふっ んふっ」
開いた小さな唇から甘い声が漏れだすと、胸を揉んでいた手はパジャマを捲りナイトブラに包まれた二つ膨らみを愛ではじめる 二つの膨らみは御世辞にも大きいとは言えない、それでいて結婚当初にはあった腰のくびれも消滅寸前 追い打ちをかけるように美咲はセックスに対して積極的では無い、嫌いというわけでは無くセックスは好きなのだが基本は受け身 そんな美咲だが不定期ながら週に一回以上の頻度で夫は抱いてくれる、奮い立たせる努力をせずとも勝手に抱いてくれる夫に甘えているのだ 胸を揉んでくれている手に美咲は自身の手を重ねた そんな僅かな反応でも夫は嬉しく思う、今では出会った頃のような激しい恋愛の感情はないが 側で美咲を見ているうちに愛から姿を変えて生まれた愛情というものを彼女に注いでいる 夫が悪い 少々の事には目を瞑り少々の欲求は口を噤んで飲み込み美咲の好きにさせている そんなだから美咲が甘えてしまうのだ
ベッドの横にあるテーブルには美咲が掛けていたメガネが置いてあり、その横にたたずみ輝いているテーブルランプがベッドの二人を照らしている 抱き合う二人は既に一糸纏わぬ姿になっているが、それでも尚舌を絡め合っている (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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理想の不倫
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:03 ID:cJ8eFA/6 No.27629
>厚い雲に覆われた空を見上げ降り出した雨に向けて溜め息をひとつ >「お待たせしました」 >「私も今来たところ 行きましょ」 >あまり乗り気でない昼食は何度断っても誘ってくるので一度だけという約束で承諾した >目も合わせずに敬遠しながら傘を開いたが相手の方が一枚上手だったようだ >開いたばかりの傘に入って来たかと思うと二人の肩はすれ違い、腰に手を回され体を引き寄せられる >「すみません、傘を忘れてしまって 予約したレストランは近くですので少しの間だけ」 >「何考えてるのよ・・・」 >腰を掴んで離さない手 言いたい事は山ほどあるが何故か言葉にならなかった >ただ、これ以上彼に深入りしないよう心にk
あ、雨降ってきた 嫌だなぁ・・・
美咲は手を止め窓を眺めながら溜め息をついた そして悩む、レインコートを着て自転車で出かけるか傘を差して歩くか 自分で昼食を用意するという選択肢は当然の如く無い
う〜ん・・・ 自転車で行こうかな
嫌々でも仕方なしにレインコートを纏い自転車にまたがる 家を出た時、降る雨は小雨だったがファミレスを出た時には本降りになっていた
もお・・・ さっきまで小降りだったのに
スーパーに向かう美咲はレインコートを纏っているが、それでも顔に掛る雨が鬱陶しいしメガネ越しの視界がぼやける ペダルを漕ぐスニーカーの中から水で濡れたような感覚が伝わってきている 堪らず途中の公園に立ち寄りトイレに入って雨宿りする事にした レインコートを纏ったままバッグを入れたビニール袋を持ちトイレに駆け込む 男女共用の手洗い場がある少し大きめのトイレ、そこで雨が小降りになるのを待つことにしたのだが トイレの出入り口に立って空を眺める美咲に聞き覚えのある声が掛った
「よお、姉ちゃん また会ったな」
振り向いた美咲が見た物は、美咲が立つ出入り口とは反対側にある出入り口に立つ傘を持ったオジサン そのオジサンがゆっくりと美咲に近付いてくる
ええっ! なんでいるの!? 怖い!
雨の中に飛び出そうとする美咲
「待ちな 話をしようじゃねぇか」
そんな言葉は無視して逃げればいいのだが、美咲は何故か足を止めてしまった
「止まってくれてありがとよ」 「あの・・・それで・・・ 何か用ですか?」 「ああ、あんた毎日同じ時間に公園の前を通ってるな」 「はい・・・」 「毎日毎日同じ事を繰り返してるんじゃねぇのか?」 「別に・・・」 「そうか、それならいい」
え?いいの?
オジサンは美咲に何かしようとする様子は無い、二人は並んで空を眺めた それほど背が高くない美咲と大柄なオジサンの背丈は30cmぐらい差があるだろうか オジサンが変な気を起こせば美咲は抵抗したとしても一溜りもないだろう しかし最初は怖いと思った美咲だがオジサンの雰囲気に慣れたのか少し気を緩めた 美咲の腰の辺りだった、美咲の気の緩みを察したかのように濡れたレインコートにオジサンの手が掛かり引き寄せられる
「ひいっ」
思わず声を出してしまったが恐怖で体が動かない
「怖いか?怖いだろ この雨だ、ちょっとぐらい声出しても周りに人は居ないぞ」
うそっ!もしかして何かされちゃう!?
「あの・・・ あの・・・」 「なんだ?」 「離してください・・・」 「いやだね こっちにこい」 「え?え?」
ビニール袋を持っている手を掴まれ、出入り口に立っていた美咲はトイレの奥に引き込まれた
なに!?なにされるの!?
「そんなに怖がるな 別にレイプしようってんじゃねぇから」
うそ!絶対うそ!
「ほらよ」
美咲に抱き付いたオジサンの手がレインコートの上から胸を掴んだ
「ひいいっ!」 「どうだ?家の外でこんなことされた事あるか?」 「ないっ ないっ」 「そうか、初体験か 見て見ろ」
言われるまま顔をあげると手洗い場の鏡に自分が映っていて、鏡の向こうの自分とメガネ越しに目が合う 上半身を映す鏡の中の自分は僅かに濡れた髪でレインコートを纏い、その胸ではオジサンの大きな手が指を立てて動いている その鏡に映っていない部分でオジサンの手が悪戯を始めた レインコートを捲り上げられ手が入ってきた所は美咲の下腹部
「ほらっ 脚を広げろ」 「はい・・・ お願いですから・・・」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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理想の不倫
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:04 ID:cJ8eFA/6 No.27630
>夜景を背景に二人はグラスを合わせる >彼とディナーを共にするには夫に嘘をつかねばならない >今夜だけ そう自分に誓ったのは今夜が二度目 一度自分との誓いを破っている >いい加減自分の事が嫌になる、本当の気持ちが分からない >「流石です、クライアントの興味はそちらに傾いている 今回も」 >「やめて、そういうのは無し 料理を楽しみましょ」 >ディナーの誘いに乗ったのは二度目で油断があった事は否定しない それでも >タクシー乗り場に向かう道 人の流れが途切れた瞬間 >目眩のような感覚は彼に引き寄せられ揺れた体のせい >迫る唇を拒まなかったのは揺れる私の心のせい >その唇を受け入れれば本当の自分の気持ちを知る事ができる >そう思った >心に纏った鎧を脱ぎ捨て裸の心で彼の唇を受けとめる >その時見えた本当の気持ち それは家族の事を想えば到底受け入れる事はできない気持ちだった >彼と二人きりになるのはこれが最後 そう心にt
「つまんない・・・」
キーボードから指を離すと思わず呟いてしまった 刺激的な時間を経験した後の平凡な時間は退屈である メガネに付いた汚れをティッシュで拭き取ると服を着替え今日も一周1kmちょっとのサイクリングに出かけた
ハァ・・・ ほんとヤバイ 腰のくびれ無くなっちゃう・・・ まだあるよね?
いつもの公園で他愛もないことを考えていた 小さな子供を連れた親子が何組か目に入っている 娘たちが小さかった頃は随分振り回されたが、成長したらしたで学校の行事やらなんやらで振り回される事がある
そういえば週末に町内会で清掃が・・・ 面倒くさいな・・・
この先に待つ逃れられないイベントを思い出して一つ溜め息をつきスーパーに向かおうとした時だった
「よお、姉ちゃん」 「あっ」
オジサン!
「どうだ、最近の調子は」 「いつも通りです」 「そうか 退屈してるのか」 「そんなこと言ってませんけど・・・」 「顔がそう言ってるじゃねぇか よし、行くか」 「え?でも今日は人が」 「トイレじゃねぇよ、あっちだ ついて来い」
もお・・・ 声が大きい・・・
オジサンの広い背中を見ながら歩く美咲の鼓動が少しづつ速まっていく 広場を越えた所にある短い遊歩道的な小道、そこに入ると一つベンチが設置されていてオジサンはそこに腰かける 実は美咲もこのベンチの存在を知っていた、わりとお気に入りの場所である
「まぁ、座れ」 「はい」
言われるままベンチに腰かけてゆっくりと息を吐いた
「なんだよ、もうちょっと寄れよ」 「うん・・・」
美咲の腕とオジサンの腕がくっつく
「良いところだろ 周りからは見えねぇ」 「いえ、見えてますけど・・・」
広場と小道の間には植木が植えられているが広場で遊ぶ親子の姿を見る事ができている
「大丈夫だ、顔しか見えてねぇから」 「そうですけど・・・」 「それによ、ここなら人が近付いて来ねぇか見張れるからな いい所だろ」 「あ、そうですね」
美咲がそう答えるとオジサンの手が太腿を摩り始めた 肉付きが良くなった脚を隠すために買ったゆとりのあるカジュアルなパンツにオジサンの手がシワを作る 季節に合わせた薄手の生地はオジサンの手の温もりを容易に伝えてくる
「なにかして欲しい事はあるか?」 「別に・・・」 「そうか、お任せってことだな」 「うん」
足を舐めて欲しいかも・・・
「足を舐めるぞ 見張っとけよ」 「うん」
オジサンが美咲の前でうずくまると、美咲は視線を前に向け広場を眺めた 目に映っているのはいつも眺めている広場の光景 足の先からは柔らかい舌の感触が伝わってくる オジサンは見た目と違って優しい これぐらいなら浮気じゃない そう思う事が油断を招いた ベンチには脱いだ靴と靴下が置いてありオジサンは美咲の足を舐めているはずだった 美咲の視界が揺れたかと思えば次は青空を眺めている そして青空を背景に覗きこんでくるオジサンの顔 美咲は声を上げる間も与えられずベンチに押し倒されたのだ
「えっ?なに?」 「姉ちゃんよ、油断はよくねぇえな」
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理想の不倫
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:05 ID:cJ8eFA/6 No.27631
>最初のキスは不意を突かれた >これが最後のキス 何度そう自分に誓っただろう >今日も自らキスを求めてしまっている >彼の唇から離れると必ず感じる不安 >私の中にいるもう一人の私、目の前にある最後の扉に手を伸ばそうとしている私の存在が怖い >「この後・・・」 >「ごめんなさい、もう帰らないと・・・」 >「そうだね、僕を待つ家族は居ないが君を待つ家族は居る 短い時間でも一人の女性に戻ってくれた事に感謝してる」 >「感謝だなんて そんな他人行儀n
オジサンどうしちゃったのかな・・・
久し振りにパソコンに向かっていた美咲だったがオジサンの事を考え手を止めた
ん〜・・・ どうしよう、シャワー面倒だな・・・ うん、今日はナシしで
毎日のルーティンワークに組み込まれようとしていた出かける前のシャワーが却下される オジサンに会えないのに体を洗って出かける事に意味はない 全くもって無駄である と美咲は考えた
もういい ぜんぜん会えないし もぉ・・・
そして、ごきげん斜めである 美咲の中でオジサンはオナペットあるいわバター犬という地位を得ようとしていた そのお気に入りのペットに会えなくて欲求不満気味である 玄関を出て空を見上げれば曇り空、天気予報では雨は降らない事になっているがレインコートを積んだ自転車に跨った
ポツポツと降ってきた雨が灰色の空に向いた顔に当たる 上を向いたメガネにも数敵の雨粒が当たり視界がぼやける 茂みの中のベンチに仰向けに寝転んだ美咲は少々肉付きの良い脚を露わにし 掴まれて開かれた脚の間にはオジサンが顔を埋めている
「ふうっ ふうっ ふうんっ」
上半身は衣服を纏ったままだが、胸に置いた手が握りしめているのは30分前までは秘部を覆っていたパンティーだ
食べられちゃう・・・ 大事な所が食べられちゃう・・・
そしてパンティーに代わり美咲の秘部を覆っているのはオジサンの唇である 濃いめの陰毛に鼻を押し付け、粗暴にかぶりついた秘部に乱暴している 乱暴、その言葉通り唇と舌を強く押し付け舐め回している 魚の尾の如く左右に動く舌は肉の花弁を押し開き 時にはクリトリスを強く吸う唇、尖った舌が膣に侵入するが如く入り口を強く押してくることもある
「あふっ あふっ オジ・・・オジサン・・・」
なんで今日なの・・・ 洗ってないお尻の穴舐められちゃったし・・・足も・・・
それは突然の再会だった オジサンとの思い出のベンチに座り広場を眺めていた時に現れたオジサンは 挨拶もそこそこに美咲が下半身に身に着けていたもの全てを剥ぎ取り足を舐め回した どうしてなの・・・今日にかぎって・・・ 美咲の頭の中でどこか聞き覚えのある台詞がリフレインした事は言うまでもない
乱暴されている秘部から滴った愛液と唾液が混ざったものは肛門を濡らしてベンチまで垂れ流れている
凄いっ クリトリスが クリトリスが だめっ
「あっ ああっ あっ」
美咲の下腹部が鋭い刺激で震えだすとオジサンの舌も調子を上げる
「あッ あッ イクッ イクッ」
いっちゃう・・・
「ああんッ!」
美咲が絶頂した事を感じ取ったオジサンは股から離れた
「どうだ 良かっただろ」 「うん」
鋭く強い絶頂だったが落ち着くのも早い 美咲の身体はオーガズムの余韻から回復しかけているが寝転んだまま空を眺めている
「よし、履かせてやる」
美咲の手から奪ったパンティーをオジサンは裸の脚に通していく
「ほら、ケツ上げろ」 「うん」
こんな感じでズボンも靴下も靴も履かせてもらって、ようやく美咲は身体を起こして雨粒が付いたメガネを拭いた 雨は上がって雲の隙間から青空が顔を覗かせている ベンチでは二人並んで誰もいない広場を眺めている
「どうして今まで来なかったんですか?」 「ん?姉ちゃんが俺に会いたくなったらいつでも会ってやるぞ」 「うん・・・」
答えになってないし 意味分からないし
「次はいつ会いたいんだ?」 「んー・・・ 明日・・・」 「はっはっは、ドスケベだな いい事だ」 「別にドスケベじゃないですけど・・・」 「自分じゃ分からねぇか 女はスケベだが姉ちゃんは特にスケベだ、いい事なんだぞ」 「もうその話はいいです・・・」 「それでよ 明日はフェラチオしてくれ、フェラチオぐらい出来るだろ」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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理想の不倫
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:07 ID:cJ8eFA/6 No.27632
- >先日、彼に別れを告げた
>自宅から離れた出張先のビジネスホテルの部屋 もう彼から誘われる事はない会う事もない >今まで家族を裏切っていた自分を見つめ直せるいい機会のはずだった >ドアをノックする音 >不審に思いながらもドアを開けてしまった事で、後戻りできない道に足を踏み入れる事になる >「あなたは!」 >「この気持ち抑える事ができない あなたに会うためなら如何なる労力も惜しみません」 >「もう貴方とは終わったの 帰って!」 >ドアを閉める事より後退りする事を選んだのは間違いだった >彼を部屋に招き入れる事となり そして抱き締められる >「だめよ・・・ おねがい・・・ これ以上は・・・」 >抱き合う二人はベッドに倒れ込んだが、抵抗する力が湧いてこない >「おねがい、これ以上されたら自分を抑えきれない おねがいだから」 >懇願虚しく唇が重なり合うと、それまで守っていたもの守ろうとしていたものが心の中で弾け飛んだ >幾度となく唇を重ねながら衣服を脱いでいく >一糸纏わぬ姿で抱き合う二人は愛の言葉を囁き合い そして一つになる >業火に焼かれることも厭わぬ背徳の行為は愛の炎を一層燃え上がらせた
これぐらいでいいかな 後は何行かエンディング書いて終わりにしよ
最近の美咲は調子がいい、毎日という訳ではないが美咲が公園に寄った日は三回に二回ぐらいの割合でオジサンに会え ほぼ思い通りにオジサンに可愛がってもらってるからだ もちろん夜は夫に求められる日もある、そしてセックスでは必ずと言っていい程絶頂に導かれる それとは別腹と言わんばかりにオジサンを求めるのは刺激的だからである
今日も会えるかな?何されるかな?一昨日はずっとお尻の穴舐められてたけど・・・
バスルームに向かおうとした美咲の耳にインターホンの音が入ってきた
もお、誰よ・・・
とりあえずモニターを覗いてみた
オジサン!なんで!?
恐る恐る玄関に向かい、そしてドアを開けた
「よお、来てやったぞ」 「あの・・・どうして?」 「来て欲しかったんだろ とりあえず上がるぞ」 「ええ? ちょっと! オジサン、まって!」
抵抗虚しく入り込んできたオジサンは自らの手で玄関のドアを閉めると 美咲の慌てふためく姿を気にも留めない様子で靴を脱ぎ上がり込んでくる
「オジサン!」 「なんだ、お姫様抱っこしてほしいのか?」 「え?」
オジサンの手が美咲の腰に回ってきたかと思えばそのまま肩に担ぎ上げられた
「よし」
ええぇ・・・ これ抱っこじゃなくて・・・
「オジサン 何しにウチに・・・」 「寝室はこっちだな」 「え?何で知ってるの?」
オジサンは知っていた、扉を開けたそこは寝室 美咲を担いだままオジサンは掛布団を床に払い除けた、それは美咲のベッド そして、美咲の身体はベッドの上に下ろされた
「よし、やるか」 「なにを・・・」
迫るオジサンの圧力に思わずベッドの上で後退りした美咲だが、足を掴まれると簡単に引き戻された 覆い被さってきた巨躯に対抗する力はない、抱き付かれた美咲は身動きが取れなくなる
「姉ちゃんの身体は抱き心地がいいな」 「オジ・・・オジサン・・・ なに、何しに・・・」 「あ?セックスしに来てやったんじゃねぇか」 「え? うそ! 今日はだめっ 今日は絶対にだめっ」 「ん?何言ってるだ お前が望んだ事だろ」 「え?」
なに言ってるの・・・ 怖い 何か怖い
「メガネが邪魔だな」 「いえ・・・別に邪魔じゃないです・・・」
無駄だと思いつつ抵抗してみたが、やはり無駄だった メガネを外され視界がぼやける、ハッキリ見えるのは近くにあるオジサンの顔 そのオジサンの顔が更に近付いてきた
キスされる・・・
お察しの通り、美咲の唇がオジサンの唇に覆われ当然のように舌が入ってくる
「うぐっ・・・」
その舌使いは夫のものとは全く別物で、美咲の口の中を舐め尽くそうとするが如く動き回る
どうなってるの 私の口の中 凄いことになってない? オジサン・・・凄い・・・
重なり合う唇の隙間から唾液が漏れ出し始めた頃、下半身にオジサンの手が掛けられる感覚を感じた 口の中からオジサンの舌が出て行く
「剥くぞ」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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理想の不倫
最後のティッシュ
:2020/07/26 (日) 01:08 ID:cJ8eFA/6 No.27633
>初めて訪れた彼の部屋も裸になり抱き合えばいつもの二人の世界に様変わりする >何度も繰り返される背徳の逢瀬 >ベッドで絡み合う二人は家族を裏切った罪人と共犯者 >奈落へと落ちていく感覚は二人を一層燃え上がらせ そしてどこまでも堕ちてゆく
んー・・・ これでいいか アップしよ
この作品最後の投稿を済ませると冷めたコーヒーを口に含んだ
今日は会えない日かな
只の感だが大体当たる、最初は不思議に思っていたが最近ではそれが普通になっている 会った日の別れ際に次会う約束はしない、それでも不安はない 週に二度か三度ほどの逢引きに終わりの気配を感じないからだ
ここは公園から程近い古びたアパート、そこに見覚えのある自転車が一台止まっている 家具は最小限であまり生活感のない部屋、そこに敷かれた布団に美咲は寝転んでいた 上半身にはタオルケットが掛けられていて、掴まれた足首の先は唾液で濡れて輝いている
「ねぇ、クマちゃん なんでそんなに足が好きなの?」 「起きてから寝るまで一番頑張ってるからに決まってるだろ だから愛おしいんだよ」 「そっか」
美咲が直接クマ太の部屋を訪れる事はない、公園で会って一緒に部屋に向かう それが二人の暗黙のルールとなっている そしてクマ太に会えると感じた日は早目に家を出てスーパーに向かうギリギリの時間まで二人で過ごす クマ太の部屋で過ごす事もあれば公園で過ごす事もある
「美咲ちゃん」 「なに?」 「好きだ」 「ふふっ なにそれ」 「言いたかっただけだ」 「フェラしてほしいの?」 「おう、頼む」
体を起こした美咲はタオルケットに包まったまま胡坐をかいたクマ太の股間に顔を埋めた 美咲を包んでいるタオルケットは体を冷やさないようにというクマ太の気遣いで その優しさに応えるかのように未だ半起ちの亀頭を咥え込んだ 好きは物の上手なれという言葉があるが美咲のフェラチオは随分上達した
懸命に舐める亀頭から垂れ流れた唾液が固くなった竿を握る手に絡む 美咲はおもむろに顔を上げクマ太の目を見つめる
「欲しくなったか?」 「うん」
タオルケットが剥ぎ取られ代わりにクマ太の巨躯が美咲を包む
「おれもちょうど美咲ちゃんに突っ込みたくなってたところだ」 「クマちゃん」 「なんだ」 「大好き」 「おう、イッパイ中に出してやるからな」 「うん、イッパイちょうだい」
そこには何もかも忘れた二人だけの世界があった 愛情を注いでくれる夫を忘れ 愛情を注ぐ娘たちの事を忘れ その世界で美咲は何度も昇り詰める 時間が許す限り何度も何度も昇り詰める 美咲とクマ太 二人が創る世界は快楽で満たされた世界だった
「ちょっと!橘さん!」
うわぁ・・・ 朝から嫌な人に会っちゃった・・・
「おはようございます」 「あなたね、ゴミの分別ができてませんよ」 「え?そんな筈は・・・」 「みて見なさい」 「あ、それはウチじゃ・・・」 「あなたでしょ」
もぉ・・・ なんで私ばっかり このオバサン嫌い
美咲はパソコンの前で深いため息を一つついた 朝から嫌な思いをしたからだ 美咲が苦手としている通称「オバサン」だが五つほど年上なだけだ だが嫌味を込めて心の中ではオバサンと呼んでいる
あ、そうだ 次の作品はハードなヤツにしちゃおうかな オバサンをモデルにして
そしてキーボードに指を添えた
今朝のはないよね ほんと腹が立つ あれ何て言うんだっけ 輪姦? それにしよ
>その主婦は慢性的な欲求不満だった 今朝も近所の超可愛い奥さんに嫌味を言って不満を解消した >子供と夫を送り出し一人になった時インターホンが主婦を呼ぶ >なにげなしに玄関のドアを開ける主婦 開けてしまったその扉は開けてはいけない性奴への扉だった
こうして生まれたこの作品は後に逸品と称えられる事になるのであった
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Re: 密やかに咲く
最後のティッシュ
:2020/07/27 (月) 23:22 ID:E1W83b9w No.27635
- 1レスの超短編です
タイトル考えてなかったので 知らぬが仏 其の三 にします もうお遊びです 会話だけで一話書きましたw
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知らぬが仏 其の三
最後のティッシュ
:2020/07/27 (月) 23:23 ID:E1W83b9w No.27636
- 「失礼します」
「よく来てくれました どうぞ、お掛け下さい」 「はい」 「どうですか、この部屋から見える夜景は素晴らしいでしょう」 「ええ、本当に綺麗ですね」 「夜景は後で楽しみましょう話しを変えます 電話でお話しした事です あなたのご主人にとって良い話ではありませんが」 「はい、覚悟はできています」 「奥さん、私はご主人の事を高く評価している いや、私だけではありませんが」 「ありがとうございます」 「しかし、会社組織というのは複雑でして大きくなればなるほど能力よりも後ろ盾がモノをいうようになるのです 残念ですが」 「・・・はい」 「こんな事は社員でもない奥さんに話したところで、私の会社組織に対する愚痴としか聞こえないでしょう」 「いえ、そんな事は 主人に係わる事ですから」 「まだ新人だったご主人に仕事を教えた私の色目を差し引いても次の部長はご主人だと思っていました」 「ありがとうございます そう言っていただけると」 「いや、部長に留まるような男ではない ゆくゆくは私と同じ経営側に立つ人物だと思ってます」 「そこまで言って頂けるなんて」 「しかし、いま社内で良くない動きがありまして 別の人物を立てようという者が現れたのです」 「そうですか・・・」 「自分の手駒を増やそうという浅墓な考えで会社に不利益をもたらそうとは 残念な事です」 「ええ・・・」 「そして、この競争に負けた者の将来は惨めなものです」 「え?それはどういう意味ですか?」 「電話でお話しした通り、この先ご主人の出世の道は閉ざされてしまう」 「そう・・・なんですか・・・」 「身を粉にして功績を重ねたとしても評価される事はない それどころか、その機会さえも・・・」 「そんな・・・そんな事が許されるんですか?」 「はい、そんな不遇に耐えかねて去って行った者を何人も見てきました」 「そうですか・・・」 「そして相手の後ろ盾となっているのは中々の人物でして・・・」 「はい・・・」 「このままではご主人は・・・」 「はい・・・」 「はっはっは」 「え?あの・・・」 「ご安心を、それは私が今のまま静観していた場合です」 「それでは主人の事を」 「申し訳ない、少々脅してしまったようですね」 「あ、いえ」 「血気盛んな頃は会社の為にと共に奔走したカワイイ部下です いや、そういう心情的な事は捨てなければならない立場ですが今回だけは」 「では・・・それでは・・・」 「はい、私も動いてみましょう」 「お願いします、主人の事お願いします」 「頭を上げてください まだ始まってません、これからです」 「はい 宜しくお願いします」 「奥さん、お酒の方は?」 「え?お酒・・・ですか?」 「嫌な話をお聞かせしてしまった、気持ちが疲れたのでは?」 「あ・・・いえ・・・ 大丈夫です」 「どうぞ、遠慮なさらずに 何か口にすれば落ち着きますよ」 「ありがとうございます、それではいただきます」 「どうですか、落ち着かれましたか?」 「ええ、少し」 「さて、もう一つお話ししてもいいですか?」 「はい」 「先程の話しの続きです」 「はい」 「その話だけなら電話で済む話ですが、奥さんに来て頂いたのには理由があります」 「はい、それはどういった・・・」 「これから私は何人も説得して回らねばなりません」 「はい、ご苦労お掛けします お願いします」 「ただ・・・こういう類いの争いを好まない者も多いわけでして」 「はい・・・」 「一筋縄ではいかない者もいます、逆に機嫌を損ねる者も出てくるでしょう」 「そうですか・・・」 「そこで奥さん、協力いただけないでしょうか」 「え?私が?」 「はい、そうです」 「でも・・・ 私は・・・」 「ご主人の事を案じておられますよね」 「はい、もちろん」 「あなたは充分にご主人を支えてこられた ご主人の働きぶりを見ていた私には分かります」 「いえ、それほどでも 妻として出来る事をしていただけです」 「記憶違いでなければ25年ですか、妻として時には母として家庭を背負いご主人を会社に送り出してこられた」 「そのような大層な事では・・・」 「その積み重ねた物を守る為 ここでひと働きして頂きたい」 「でも、私に出来る事なんて・・・ 何のお役にたてるでしょうか・・・」 「あります、覚悟さえ決めれば奥さんにしかできない事があるのです」 「それは一体・・・」 「覚悟を決める事ができますか?ご主人の為なら何でもするという覚悟を」 「それは・・・ 私は何を・・・」 「先ずは覚悟です ご主人の将来の為、奥さんが積み上げた25年の為、これからのお二人の為 何でもするという覚悟です」 「でも・・・何を・・・」 「ご主人が退職届を書く事になるかもしれないのですよ それでもいいのですか?」 「いえ そんな事は」 「思い返してください、ご主人を支え続けた日々を 無駄にしたくはないでしょう」 「ええ・・・」 「この先どうなるかは今からの行動次第です」 「はい」 「言葉でいうほど簡単な事ではないのです お分かりですか」 「はい」 「何でもするという覚悟を決めれますか?」 「あの・・・その何でもというのは何を・・・」 「分かりませんか あなたは「はい」と言うだけでいいんですよ」 「でも・・・」 「ご主人、ひいては奥さんのこの先の事は私次第と言ってるのですよ」 「え・・・」 「その私が奥さんに協力してくれと頼んでるのですよ」 「はい・・・」 「分かってますか?」 (省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
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