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淳子

[1] スレッドオーナー: ライター :2020/10/03 (土) 09:50 ID:vFFQhCcM No.27825
得意先の接待、と言っても居酒屋だが、クライアントの吉田さんと飲みの席での話だった。互いの奥さんの話になり、僕も淳子のことを話していた。

「佐藤さん、結婚して何年?」
「3年になります」
僕は素直に答えた。僕は45歳、一度結婚に失敗している。そして40歳を幾つか過ぎて、淳子と再婚した。結婚した時、淳子は28歳で初婚だった。今は31歳、会社員として働き子供はいない。

「えー、そうなの?若い奥さんじゃん、羨ましい!」
吉田さんは見るからに50を超えていている。フリーのライターで生計を立てる、僕の新しいお得意さんだ。初めて吉田さんと飲むことになり、互いに自己紹介をしていた。

「いや、そんなことないですよ」
「いや、羨ましいよ。うちなんて、嫁さんもうすぐ50だからね」
最初はそんなたわいない話だったが、酔いも手伝っていつしか際どい話になった。

「奥さん、美人?」
「いや、ぜんぜん。普通か少しブスですよ」
「ホントに?じゃあ、これうちの」
スマホを出して、吉田さんが奥さんの写真を見せた。細身で上品な感じの奥さんが、自然な感じで笑っていた。

「いやあ、ぜんぜん美人じゃないですか」
「そう?でももう、50だよ。佐藤さんちみたいに若くないもん」
「でも美人ですよ、絶対若い頃はモテモテでしょう?」
吉田さん、まんざらでもなさそうに笑ってた。結構飲んで、吉田さんは上機嫌だった。接待は上手くいっていた。

「そうかあ、じゃあ…佐藤さん、内緒だよ!」
吉田さんはスマホを弄って見せた。それは奥さんのヌードだった。

「吉田さん…」
僕が無言になるとさらに違う写真を見せてくれた。奥さんと吉田さんの営みが写っていた。

「佐藤さん、奥さん見せてよ!」
「いや、こんな写真ないですよ」
「うそ、絶対あるよね?」
吉田さんが疑わしそうに言ったが、実際に持っていなかった。素直にそう答えると、それ以上何も言わなかった。

「ごめんね、変なもの見せて」
「いえ、結構なものを」
すこしふざけて答えると、吉田さんも笑ってくれた。そして話題は移り、いつしか接待はお開きになった。


[22] Re: 淳子  ライター :2020/10/16 (金) 02:52 ID:xtYH3xMg No.27924
10分程すると部屋のチャイムが鳴った。吉田さんを制して僕がエントランスに向かった。そしてドアを開けると、若いボーイがふたり立っていた。その傍らに食事を乗せた、大きなワゴンがあった。

挨拶の後、ふたりがリビングに入った。テキパキと昨夜の名残を片付けると、テーブルに白いクロスを掛けた。たくさんのグラスと食器が並び、コーヒーと紅茶、パン籠とフレッシュジュースのボトルがセットされた。そして最後に、冷やされたシャンパンがテーブルの脇に置かれた。

その間に、美佳さんと淳子がリビングに戻って来た。淳子は昨夜と同じ目元と唇を強調した、華やかなメイクに直していた。美佳さんも同じメイクをして本当に姉妹に見えた。

「乾杯!」
朝食はシャンパンから始まった。僕は人生でめったにない贅沢と、淫靡な世界に酔っていた。淳子もシャンパンを飲み干し、桜色のチーク以上にその頬を染めていた。

「おいしい、このシャンパン」
「淳子さん、夕べも言ってたよ」
「そうでした?でも、本当においしいです!」
向い合せに座った吉田さんと淳子がグラスを交わしていた。その姿を僕は複雑な気持ちで眺めていた。

「佐藤さん!ここのパン、おいしいでしょ?」
僕を慰めるように美佳さんが目を合わせた。僕は頷いて美佳さんの顔を見た。ふと視線を下げると、美佳さんのガウンの胸元から白く透き通る乳房が覗いていた。

「やだ、佐藤さん。どこ見てるの?」
視線に気が付き美香さんが妖艶に笑った。僕はまた、股間が疼くのを感じた。

「確かにパン、おいしい」
淳子が僕と美佳さんの会話に入って来た。淳子もまた、悪戯な微笑みを浮かべていた。

「パン、うまいでしょう。淳子さん、もうひとつどう?」
今度は吉田さんも会話に加わると、パン籠を勧めた。淳子は遠慮なく手を伸ばすと、小さく割って口に運んだ。

「淳子さん、いい食べっぷりだね!」
吉田さんの言葉に、朝食を食べ終えた淳子が満足そうに微笑んだ。テーブルには空いた皿とコーヒーとオレンジジュース、そしてシャンパンが並んでいた。淳子はまだ、吉田さんとシャンパンを飲んでいた。

「はい、お腹空いてたから…」
「朝から食欲あるって、やっぱり若いね!」
「はい!それにハッスルしましたから!」
淳子のセリフに吉田さんの表情が変わった。人のよさそうな優しい笑顔から、中年男の好色が顔を出していた。

「ハッスル?」
「はい、夕べのベッドで!」
淳子はシャンパングラスを口に運び、残りを一気に飲み干した。そしてソファに深く座り直し、脚を組み換えた。緩んだガウンの裾から淳子の陰毛が覗いた。淳子はガウンの下に何も履いていなかった。

朝食が終わっても、リビングにまだ飲み足りない雰囲気が残った。吉田さんはルームサービスに電話をかけ、追加のシャンパンと食事の片づけを頼んだ。そしてボトルに残ったシャンパンを吉田さんは口に含んだ。テーブル越しに吉田さんが手を引くと、淳子は顔を近づけた。

「あんっ、おいしい…」
僕の目の前で、淳子は口移しのシャンパンを飲み干した。

「淳子さん、飲みっぷりもいいね」
「はい!吉田さんのシャンパン、大好き!」
淳子の言葉に吉田さんは相好を崩した。そして僕に了承を得るように視線を送ると、そのまま淳子を隣に座らせた。


[23] Re: 淳子  ライター :2020/10/16 (金) 04:57 ID:xtYH3xMg No.27925
「じゃあ、わたしは佐藤さんと…」
淳子と入れ替わるように、美佳さんが横に座った。目の前で吉田さんは淳子を抱き寄せ、長いキスを交わしていた。淳子は吉田さんの首に手を回し、その身を委ねていた。

「もう、こっち見て!」
美佳さんが鼻にかかった声で、僕の首に手を回した。そして僕たちも長い、熱いキスを交わした。静かなリビングには、二組のカップルの衣擦れと吐息が聞こえていた。淳子は僕を忘れ、夢中で吉田さんにしがみ付いていた。僕も淳子を忘れ美佳さんを裸にした。

ソファのきしむ音と唇で愛撫する音が、吐息とともに響いていた。いつの間にか4人とも、裸になっていた。そしてお互いの性器を口で愛撫していた。見るともなしに視線に入る淳子の痴態は、いつもよりずっと僕を固く勃起させていた。

愛撫に夢中になっていたそのとき、部屋のチャイムが鳴った。僕と吉田さんは我に返ったが、ふたりの女性はフェラチオを続けていた。僕は美佳さんの舌を感じながら、横目で淳子を見ていた。吉田さんから白いお尻を優しく叩かれ、淳子はその唇を離した。

「…いいかな?」
耳元で何かを囁かれ淳子は小さく頷いた。吉田さんは足元に落ちていたナイトガウンを手に取ると、淳子に羽織らせた。淳子は袖を通しガウンの前を手で合わせると、玄関に向かった。ソファの上に淳子のガウンの紐が残っていた。

美佳さんも口を離し僕の横に座りなおした。そして僕にバスローブを着せると、自分もガウンを羽織った。いつの間にか吉田さんもバスローブを着てソファに座っていた。

失礼しますと声がして、先ほどの若いボーイがひとり、淳子と一緒にリビングに入ってきた。押してきたワゴンの上に注文したシャンパンがあった。ボーイは淳子の指示でシャンパンをテーブルに置き、食べ終わった食器を片付け始めた。そして美佳さんと淳子も片づけを手伝い始めた。吉田さんがその姿を目を細めて見つめていた。

ボーイはふたりの手伝いに礼を言って頭を下げた。しかし手伝うふたりの姿を直視して、一瞬動きを止めた。ふたりのガウンは前がはだけ、胸の谷間や白いお腹、陰毛までが見えていた。そして動きに合わせ美佳さんの豊満だが少し垂れたおっぱいと、淳子の小さいが張りのあるおっぱいがその乳首も合わせ全てを晒していた。

ボーイが動揺を隠せず退室した瞬間、吉田さんが淳子を捕まえた。そして淳子を全裸に剥くとあそこに手を差し入れた。淳子が小さく声を上げ、吉田さんにしがみ付いた。僕はその姿を固く勃起しながら、呆然と見ていた。そして美佳さんが僕のあそこを咥えた。美佳さんの熱く濡れた舌を感じながら、淳子の痴態を凝視していた。

「あんっ、そこ…吉田さんっ!」
淳子の漏らす声に吉田さんも興奮していた。バスローブを脱いだあそこは、大きくそそり立っていた。淳子は吉田さんに片手で軽く抱えられ、その裸体を窓際に連れて行かれた。吉田さんの片手に新しいシャンパンが握られていた。

「飲む?」
「うん、飲む!」
ボトルからそのまま、淳子はシャンパンを口に含んだ。淳子は一気に飲み干すと、もう一度ボトルを咥えた。今度は飲み干さず、吉田さんを抱きしめると口移しに飲ませた。カーテンが全開になった大きな窓の前で、ふたりは全裸で絡み合った。そして満足するまで抱き合いキスをした。美佳さんがいつの間にか僕を抱きしめていた。

「淳子さん、きれいね…」
美佳さんが耳元で囁いた。その愛撫と同じ吐息に、僕は全身が震えた。淳子は窓に手を付き、脚を広げていた。その後ろから吉田さんが覆い被さった。コンドームを着ける姿は僕には見えなかった。


[24] Re: 淳子  :2020/10/19 (月) 18:06 ID:WGb/gt4s No.27945
ライターさん、ゾクゾクします。続きお待ちしています。

[25] Re: 淳子  ライター :2020/10/20 (火) 03:29 ID:f.waQuAw No.27960
義之さん
いつもコメント、ありがとうございます。励みになります!


[26] Re: 淳子  ライター :2020/10/20 (火) 22:54 ID:OEEhHACc No.27961
「本当にきれい…佐藤さん、ちょっと待ってて」
美佳さんが立ち上がり、僕のおでこにキスした。そしてガウンを羽織ったまま寝室に消えた。僕はひとりリビングに残され、吉田さんと淳子のセックスを見つめていた。

「お願いして、いいかしら?」
戻ってきた美佳さんの手に、小さなビデオカメラが握られていた。そしてスイッチを入れると、無言で僕に持たせた。淳子はずっと吉田さんにバックで責められていた。吉田さんの腰のリズムに合わせ、淳子の喘ぎ声が高く低く、リビングに響いていた。

「手塚理美って、覚えてる?」
僕がレンズを淳子に向けると、後ろから美佳さんが呟いた。窓際でふたりの裸体がぶつかり、乾いた音を立てていた。美佳さんが身体を密着させ後ろから僕のあそこをゆっくり愛撫した。

「…女優さん?」
やっと声を絞り出した僕に、美佳さんが返事の代わりに耳を甘噛みした。僕のカメラは一瞬ブレた。それでもずっと僕は淳子の姿を捉えていた。

「わたしより、10歳くらい上かな?今もきれいな女優さんだけど」
背中にあたる胸の感触とやさしく動くしなやかな指先に、僕は爆発しそうになっていた。しかしなぜか興奮に反し、あそこが柔らかくなっていた。

「あら、どうしたの?淳子さん、イキそうよ…」
僕は我慢できず立ち上がり、窓際に向かった。美佳さんは僕の後ろを愛撫しながら付いてきた。吉田さんがチラッと僕たちを横目で見ていた。

「ほら、淳子さん…旦那さんが撮影してる!」
吉田さんの声に、下を向いて喘いでいた淳子が頭を上げた。チラリと僕を見た顔は快感に歪んでいた。そして吉田さんが強く腰を打ち付けると、大きな声で叫んだ。

「イクっ、イッちゃう!あん、吉田さん!」
「淳子さん、カメラを見て!」
腰を動かしながら、吉田さんが淳子の胸を揉みしだいた。淳子は大きく喘いだ反動で、背中を反らした。そしてカメラを見ると、喘ぎながら小さく笑って見せた。

「吉田さん、気持いいっ!もっと!!」
初めて見る淳子の顔だった。僕のあそこは瞬間的に大きく勃起した。僕の後ろで美佳さんが指を前後に動かした。

「あんっ、イっクぅ!」
淳子が身体を震わせ、絶頂に達した。その身体を、吉田さんが支えていた。しかし淳子が果てた後も吉田さんは動き続けた。

「あっ、出る!」
僕は思わず声に出し窓を向いた。ピカピカの磨かれたガラスに、白い液体が飛び散った。それでもカメラは淳子の姿を追っていた。僕は腰が砕けそうになりながら、淳子のガクガクと震える肢体を映し続けた。吉田さんもまた、淳子を犯し続けていた。

「あっ、また…また、気持ちいいっ!やだ、また…」
「淳子さん、またイキそう?」
「うんっ、イっちゃう…吉田さん、いいッ!」
淳子の喘ぎは次第に大きくなり、何度目かの絶頂を迎えていた。僕は目の前で喘ぐ淳子が、遠い存在になるのを感じていた。


[27] Re: 淳子  :2020/10/21 (水) 06:52 ID:GcJ7jgu6 No.27962
ライターさん、読み進めながら勃起しました!
陰茎の途中の萎えから淳子さんのイキ顔に暴発する描写、リアルです。たまりません。


[28] Re: 淳子  ゆひろ :2020/10/21 (水) 17:14 ID:clCvQo3c No.27963

毎回拝見しています。

夫の目の前で、危ない日に生挿入を許す淳子さん。
昨晩、吉田氏とどんなセックスをしたのでしょうか。
今後の展開はわかりませんが、
これまでを拝見すると、佐藤夫妻は、吉田夫妻の術中にはまっているようにも見えます。

次回の更新を楽しみにしています。


[29] Re: 淳子  ライター :2020/10/21 (水) 23:21 ID:LmJSnDNc No.27964
「吉田さん、すごいですね…」
ツインルームのもうひとつのベッドで僕は美佳さんに語りかけた。隣のベッドで吉田さんと淳子が眠っていた。時間はもう、10時前になっていた。リビングからさらにベッドに移り、吉田さんが淳子を責め続ける姿を僕はカメラに収めていた。そして淳子は僕に背を向け、吉田さんの胸に抱かれていた。身も心も吉田さんに委ね、その裸身とすっぴんを晒していた。

「でしょ。もう、60近いのにね…」
美佳さんが少しあきれた口ぶりで、僕を見つめた。しかしその表情からは、たくましい夫に対する尊敬が感じられた。僕はまた劣等感が湧き上がった。

「ねえ…」
慰めるように美佳さんが僕を愛撫した。僕たちもまた、裸になっていた。

「もう勃たないですよ…」
昨夜から5回も射精し、僕はもう無理だと思った。事実、美佳さんの舌技にもあそこは反応しなかった。美佳さんはあきらめると、僕を優しく抱きしめてくれた。美佳さんの甘い匂いが僕を包み込んだ。

「じゃあ、お話ししましょ」
軽いキスをすると、美佳さんが僕の右腕を取った。そして枕にすると僕に寄り添った。美佳さんのしっとりした白い肌が、温かく心地よかった。

「そうだ…手塚理美って、どういう意味ですか?」
「淳子さんの裸、よく似てるの」
「手塚理美の裸に?」
おおきく頷き、美佳さんがスマホを手に取った。そして何かを操作すると、僕に画面を見せた。そこに少女のような裸の写真があった。ずっと昔、女優が10代の頃の写真だった。

「似てるでしょ?」
確かに細身の小ぶりなおっぱいは似ていた。小さいがしっかり存在を主張する、張りのある乳房の形は、確かに淳子だった。思わず僕はスマホと目の前の淳子の裸体を比べていた。

「ね、似てるでしょ?」
「確かに…」
「主人、彼女のファンなの」
目の前の美佳さんは、スレンダーだが豊満な胸をしている。僕は思わず美佳さんのおっぱいを見つめていた。

「言ったでしょ、主人はおっぱいに興味ないって」
僕の視線に気付き、美佳さんが笑った。

「正確に言えば、大きなおっぱいに興味ないの」
「僕は美佳さんの胸、好きですよ」
「ありがとう。でも主人は淳子さんのおっぱいが好みね」
吉田さんが、淳子を愛撫する姿を思い出した。強弱をつけ巧みに全身を愛撫し、淳子を夢中にさせていた。そう言えば吉田さんの舌が、執拗に淳子の乳房を舐めていた。僕はまた、股間が疼き始めた。

「本当に淳子さんのこと、愛してるのね」
すこし拗ねたような表情で、美佳さんが僕を見た。その手は僕のあそこを愛撫していた。僕は淳子の裸体を横目で見ながら、まだ勃起することに自分でも驚いた…。


[30] Re: 淳子  ライター :2020/11/11 (水) 01:41 ID:0KmObtBU No.28053
吉田さん夫妻は昼過ぎにホテルを後にした。僕たちは夕方まで部屋で休み、その後タクシーで家に帰った。すべて吉田さんが手配してくれていた。淫靡な時間は過ぎ、淳子は無言でタクシーに座っていた。僕にもたれかかった淳子の身体から、痴態の残り香がしていた。


あの日の出来事は、淳子と僕の秘密になった。その秘密は、僕と淳子を少しずつ変えていた。

秋になったある日、吉田さんからメールが来た。あの日からもう、ひと月以上が過ぎていた。しかし久しぶりのメールは、純粋に仕事の依頼だった。もちろん断る理由はなく、僕は仕事をもらった。そして同じ日のうちに何度かメールをやり取りして、仕事の準備ができた。

「吉田さんから、仕事の依頼があったよ」
「…そう、どんなお仕事?」
夕食の際、僕は努めて自然に話した。淳子も一見いつものように応えていた。しかし、僕たちは明らかに動揺していた。

僕たちは以前より、セックスの回数が増えていた。その夜、僕たちは当然のようにセックスをした。いつも以上に興奮し激しい行為になった。口には出さないが、淳子もあの日のことをずっと引きずっていた。

深夜、吉田さんからメールの着信があった。仕事用のアドレスではない、SNS宛てだった。そのとき淳子はセックスが終わり、シャワーに行っていた。僕はベッドの中でアプリを開いた。文面に「奥さん」とだけ書かれていた。しかしその下にアドレスが添えてあった。僕はまた、一瞬であの日を思い出した。

アドレスをクリックすると、ブラウザが立ち上がった。そして見覚えのある裸体が、スマホに浮かんだ。小ぶりなおっぱいと薄い陰毛を晒した、淳子の裸だった。アダルト掲示板の中で、淳子のスレッドが立っていた。

胸がバクバクし、僕は手に汗を掻いていた。しかし、嫌な気持ちはなくすぐにあそこが熱くなった。スレッドには「美乳…」とタイトルが付いていた。もちろん吉田さんの仕業だった。写真は一枚だけ、顔にはしっかりモザイクが掛っていた。吉田さんは写真に、アラサーの美人妻とキャプションを付けていた。そして希望があれば、と煽る言葉も付け加えていた。いくつかレスがつき、一糸纏わぬ淳子がスレッドの一番上に晒されていた。

既読を見たのかその瞬間、またメッセージが届いた。「合言葉」と一言、吉田さんと僕だけがわかる言葉が記されていた。僕は吉田さんの意図を理解した。そして一瞬の迷いの後、スマホをタップした。吉田さんは僕のレスを待っていた。5分もしないうちに新たな写真がアップされた。黒い目線が入った、淳子の顔が見えた。僕ではないレスがいくつか付いた。僕はさらに興奮しスマホの中の淳子を凝視していた。淳子の裸に対するレスに興奮はどんどん増していき、同時に僕はなぜか歯がゆさを感じていた。


[31] Re: 淳子  :2020/11/12 (木) 06:15 ID:XD94n3F6 No.28058
ライターさん、お久しぶりです。更新が途絶えたので心配していました。続きお待ちしています。

[32] Re: 淳子  ライター :2021/03/25 (木) 22:04 ID:frdhaITw No.28569
義之さん、ありがとうございます。

かなり間が空きましたが、少しずつ再開します。


[33] Re: 淳子  :2021/03/25 (木) 22:42 ID:8tJ4UO5w No.28570
ライターさん、ほんとご無沙汰です。続き期待しています!

[34] Re: 淳子  ライター :2021/03/27 (土) 18:36 ID:zSq1QbFU No.28577
僕はさらにスレッド上にレスを返した。そして数分後、スマホに着信があった。そこに目を瞑って喘ぐ淳子が現れた。朝の光が射す白いシーツの上で、淳子が身を捩っていた。乱れた髪が汗で顔に絡みつき、半開きの口は声にならない快感を上げていた。両腕は頭上に掲げられ、男の太い腕で押さえられていた。脇から薄いお腹までさらけ出し、淳子が吉田さんに身を委ねていた。小ぶりなおっぱいは乳首が立ち、乳房には揉みしだかれた跡が赤く残っていた。あの日の淳子が僕の目の前に再現されていた。

「いいかな?」
そうメッセージが付けられていた。僕は短く返信するとベッドを下り、仕事場にしている小部屋に向かった。PCを起動しブラウザを立ち上げたが、完全に立ち上がるほんの数分が長く感じられた。スマホで見ていたサイトを検索し、淳子が晒されたスレッドを探した。僕は興奮のあまり、検索の際に何度もミスタッチをしていた。吉田さんに返信してから、既に5分が経っていた。

スマホとは比較にならない大きな画面いっぱいに、喘ぐ淳子が映っていた。画像は何も加工されておらず、目は閉じているが淳子の顔もはっきりわかった。美佳さんに施された妖艶な化粧は、汗と唾液でほとんど落ちていた。ほとんど素顔になった淳子の痴態が、剃り跡の残る両脇やツンと尖った乳首と共に、ネットの向こう側のたくさんの男たちに晒されていた。僕のあそこはもう、痛い程勃起していた。淳子はまだ戻らず、浴室からドライヤーの音がしていた。

僕がスレッドに返信すると、吉田さんは待ち構えていたようにもう一枚、淳子をネットに晒した。それは大きな窓に手を付いて、後ろから男に突かれている淳子の画像だった。朝の光を浴びた淳子の裸身が、真横から映されていた。脚を開きお尻を突き出した淳子の腰を、吉田さんが腕で抱えている。そして淳子の顔はカメラを向いて、快感に歪んだ笑みを見せていた。もちろん、目線は隠されていなかった。

すぐにいくつかのレスがついた。僕は興奮して続きを待っていたが、すぐにスレッド自体が削除された。浴室のドライヤーの音が止み、僕はブラウザを落とした。その時、おやすみと一言だけのメッセージが届いた。いつの間にかパジャマを着た淳子が、鼻歌を歌いながら僕の小部屋にやって来た。仕事?そう無邪気に聞く淳子を、僕はまた裸にした。淳子は一瞬文句を言ったが、後ろから挿入されるとすぐに声を上げ始めた。PCのモニターの明かりだけの小部屋で、淳子は窓に手をかけて喘いでいた。そして一瞬振り向くと、僕の顔を見た。僕が頷くと淳子は何も言わず、ゆっくりとカーテンを開いた。向かいのマンションの明かりが、窓の外に広がっていた。

「ねえ…また、会えるかな?」
窓ガラスに反射する僕たちの姿を見ながら、淳子が禁断の一言を漏らした。その瞬間、僕はあそこが膨らみ射精が近いことを感じていた。そして淳子も強く腰を動かし、声を上げた。

「あたし…また、抱かれたいっ!」
「…誰に?」
「吉田さんっ!あんっ、イクっ!!」
僕はあの日のことを鮮明に思い出しながら、淳子の腰を強く打ち付けた。コンドームを着けていないが、構わず淳子の中にたくさんの精液を注ぎ込んだ。淳子は一瞬、熱い!と声を上げると、僕と一緒に果てた。ガクッと脱力した淳子を、僕は快感とともに抱え込んだ。

朝の光が射しこみ、僕は目を覚ました。窓際でのセックスの後、僕たちはそのままベッドに戻り眠りに落ちていた。僕の横で淳子はまだ眠っていた。僕はベッドからおり、トイレに入った。そして台所でコーヒーを沸かし少し落ち着くと、昨夜の吉田さんとのやり取りを思い出した。

「おはよう…」
コーヒーを持ち寝室に戻ると、淳子が目を覚ましていた。乱れた髪を掻き上げ、シーツを巻いて上半身だけを起こしていた。

「おはよう。もう、起きる時間?」
その日は平日で、淳子は仕事だった。僕の言葉が終わるか否や淳子が僕に抱きつき、ベッドに引きずり込んだ。

「今日…休む!」
淳子は真面目な性格で、ずる休みをするタイプではない。僕は心配になり、大丈夫?と淳子に聞きかえした。

「有給が溜まってて…休めって言われてるから、今日は休む!」
スッピンで幼い顔になった淳子が、可愛らしい笑顔で答えた。僕が頷いてキスで返すと、淳子は僕に抱きつき、耳を甘噛みした。

「ねえ、夕べあたし…何か言っちゃった?」
僕の耳元で淳子が囁いた。その一瞬で、僕は勃起した。

「…何を?」
僕はとぼけて身体を入れ換えると、淳子の顔を見た。しかし淳子は真顔で僕を見ていた。そして勃起した僕のあそこを、優しく扱き始めた。

「吉田さん…」
「…吉田さん?」
「うん…」
僕は手を伸ばすとスマホを掴かみ、淳子に向けた。淳子は黙って、カメラを見つめていた。そして画面の中で、淳子は妖艶な笑みを浮かべた。その朝、たくさんの淳子の痴態が、僕のスマホに収められた。



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