掲示板に戻る /戻る /全部 /1- /最新10 /▼ラスト

妻・由美子の艶姿

[1] スレッドオーナー: 池山一輝 :2020/04/28 (火) 14:51 ID:Mi3I.gZI No.27450

50年間の人生でこんなに驚いた事はなかった。

決して大袈裟ではない。由美子がまさかそんな事を言って来るとは。

「セックスしたい人が居るの。許してくれる?」

我が耳を疑うとはまさにこの事だった。


私達は東海地方の某都市に住む、結婚して21年の何処にでもいる普通の夫婦だ。

夫である私は52歳、自営業。妻の由美子は44歳、その自営業の経理を全面的に掌握(苦笑)

大学生の娘が一人居るが今は東京で一人暮らし。そう、夫婦水入らずの生活である。

今でも私は妻を愛しているし、仕事も順調だし、毎日が楽しく、充実している。

妻も私のことを愛してくれていると信じていたし、生活にも満足してくれていると信じていた。

それが、ある日突然、衝撃の一言である。完全にフリーズしてしまっても仕方ないじゃないか。


「おまえ・・・なに言ってるの?何言ってるか自分で分かってるの?」

何秒間フリーズしていただろう。その後にやっと振り絞ったのがこのセリフだった。

「当たり前じゃない。こんな大変なこと冗談で言うわけないでしょ」

「由美子・・・お前・・・好きな人が出来ちゃったんか?まさか俺と別れるとか?」

なんとか冷静さを装おうとして必死だった。完全に呂律がおかしい。

「そうじゃない。あなたと別れたいなんて思ってない。それに相手の人がスゴく好きとか、そうでもない」

「エッ!?ちょっと待ってくれよ。それじゃぁ完全に遊びでセックスしたいってことなのか?」

「ウーン、そう言われると困るけど・・・。モチロン相手の人にはそれなりに好感は持ってるけど・・・」

「それなり!?その程度!?その相手って誰!?何処で知り合ったんだよ!?」

「SNSだよ」

「ハッ!?エスエヌエス?? なんだよそれ!元々の知り合いとかじゃなくて!何処の誰かも分からない男って

 ことだよな!?出会い系とかなのか?」

「出会い系じゃないよ!SNSで普通にメッセージやり取りしてた人なの」

「お前、なんでそんな事になったんだよ!?いったい何が不満だったんだよ!?」

「不満なんてないよ。あなたの事は今でも愛してる。一番大切な人だと思ってる。でもね・・・。

 あなた覚えてるよね?今はもうゼンゼン言って来ないけど、昔はあなた、私によく言ってたよね?

 他の男とセックスしてくれって。それでそういう専門の雑誌見せたり、サイト見せたりしてたでしょ」

「エッ・・・そりゃ・・・でも、それってもう10年以上前のことで・・・」

私は益々ボーゼンとしてしまった。脂汗が噴き出し、呼吸がメチャクチャ苦しくなった。

「そう、10年も前の話よね。その時は絶対にイヤだって拒否しまくってたよね、私・・・。

 その時はホントにそんなの考えられなかった。愛するあなたにそんなこと言われて凄く悲しかった。

 でも、10年経って、40過ぎて・・・なんかモヤモヤして来ちゃって・・・。

 あなた公認だったらOKかも、とか思うようになっちゃって。そんな時にSNSでイイ感じの人に出会って」

「・・・・」言葉が出ない。ただ口がアワワワとワナ鳴いていただけだった。

「勝手なこと言ってごめんなさい!でも、あなた今でもあのサイト見てるよね?妻と勃起した男たち!

 今でも性癖変わってないよね?妄想してるよね?私が寝取られるの」

図星だった。そうだ、今でも私は愛する妻が他の男性とセックスしてくれる事を乞い願っているのだ。

ただ、10年以上前その話を由美子に持ち出した時に、徹底的に拒否されたので諦めたのだった。

それ以来、愛する由美子に嫌われるのが怖くて知らん顔していたのだ。

それが10年経って、今度は由美子の方から「寝取られ」の提案がなされたのだ。

死ぬかと思うほど驚き、茫然自失しているはずが・・・気が付けば私の一物は史上最高に勃起していた。


                                           つづく


 


[2] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/04/29 (水) 12:50 ID:7Y3HYMUE No.27452

ここで由美子のプロフィールを御紹介しておかなければならない。

昭和51年生まれ、この時42歳。血液型はA型。好きな有名人は、田中 泯、麿赤兒、松坂桃李。

身長は163cm、体重は自称49Kg(実際は50Kgを2Kgは超えていると私は確信しているのだが)

胸はDカップ!と言い張る。要するにスリムで貧乳である(そこが私の理想ではあるのだが)

見た目的には、若い方は御存知ないと思うが「中原理恵」に似ている。ソックリと言ってもいい。

性格も社交的で仕事上でもプライベートでも、面倒臭がりの私を完璧にカバーしてくれている。

そして「モテる」。

例えば、同業者で作る草野球チームの試合がある。そうするとその奥さん達を糾合して、我が家のキッチンを開

放し、差し入れの料理を山のように作って応援に駆け付ける。作り過ぎたりしたら相手チームにも差し上げたり

もする。応援も一生懸命に声を張り上げる。イヤが上にも目立つ。人気者になる。そしてそんな中で熱い視線で

由美子を見詰める御仁も現れる。さすがに自軍の男性からクドかれた事はないが、相手チームの男性2人からマ

ジでクドかれた。

夫婦で行き付けの居酒屋では酔いの勢いもあろう、由美子のそばから離れなくなる常連さんが少なくとも3人は

居る。しかしその居酒屋で最も熱心なのは大将の父親、先代の大将82歳だ。この歳になると達観してしまって

いるのだろう、由美子が来店したと見るや隣にベタ座りして手を握って離さない。見栄も体裁も関係ない。

「冥土のみやげに一度でイイから由美子ちゃんと同衾させてくれ」と掻き口説くのである。

毎回、息子の現大将が平謝りに謝っているが、当の由美子は一向に気にする様子もない。

「一度お相手してあげようかなぁ、でも途中で心臓とかどうにかなったらイヤだしなぁー」とか言っている。

夫婦揃って横浜ベイスターズファンなので、横浜スタジアムの一塁側にシーズンシートを2席購入しては、頻繁

に応援に行っているのだけれど、何年も同じ席なので周りもお馴染みの人ばかり。その中で3人がしつこく連絡

先を聞いて来ている。

そんなすべてをいつも笑い飛ばしている由美子のキャラはあくまでも明るく、男っぽく、姐御肌のお姉さんで

あり、色っぽさや、妖艶さは絶無なのである。


では肝心のセックスの方もカラッとしてて淡白なのかと言うと、それが案外そうでもない。

性感帯は基本的に「全身」と言ってイイと思うが、最も敏感なのはやはりクリトリスだ。

挿入ではなかなか逝く事はなく、私の方が先に堪え切れなくなる事の方が圧倒的に多い。

なので私は必ずクリトリスを舐める。徹底的に舐める。でなければ由美子を逝かせられないのだ。

以前はエロい下着を身に付ける事も厭わなかったし、写真撮影にも協力的だった。

(実は由美子には内緒でコッソリその時の写真をサイトに投稿したりもしていた)

嫌がるのはアナル責めと精飲である。アナルに指を入れたりは絶対にダメだし、舐めても感じないらしい。

顔射や口内発射まではなんとか許してくれるが、それを飲むのは「絶対ムリ」と言う。

Mっ気もあまりない。手錠を掛けてプレイした事もあったが、私が喜ぶので付き合ってくれる感じだ。

「どこに挿れてほしいの?」とか「何を挿れてほしいの?」とか言葉責めしたとしても、しょうがないから「オ

○ンコ」とか「オ○ン○ン」とか言うだけで、それで興奮はしない。

そして「他人棒」などは絶対にNGだったのだ。

私がその性癖を真剣に告白した時などは、1ヶ月以上、口も聞いてくれなかった。

要するに由美子は至ってノーマルなのである。いや、ノーマルだと思っていたのである。

それがこの変わりようはどうだ!10年前は私を変態扱いして口も聞かなくなったくせに!

今度は自分から「セックスしたい人が居る」と言い出したのである。


「お、おまえ、まさかもうその人とヤッちゃったんじゃないよな!?まだだよな?」

「当たり前じゃない!手も握ってないわよ!」

「最初から説明してくれないか?SNSって言ってたよな?前からやってるFacebookか?」

「うん、そう。そこで最初はコメントのやり取りから始まったの。」

由美子がFacebookをやっているのはモチロン知っていた。

ワインが大好きで、今日はこんなワインを飲んだ、今回はこんなワインを見つけた、と言う感じでもう何年も

続いている。そんな中で同好の士が集うワイン会とかオフ会とかにも数回参加していたのも知っている。

「それじゃあ、そのワイン会とかで会った人なのか?」

「うん、そう。何度もコメントやり取りしてる内にね、あるワイン会に誘われて、そこで会った」

「そうなのか・・・でも、それっていつ頃なんだ?いつ頃のワイン会なんだ?」

「もうすぐ半年になる。」

「それから付き合ってるのか?」

「付き合ってないよ!その時とあと、1回しか会ってないし。それ以外は全部LINEでね・・・」

「そうなんだ、最初に会った時にLINEの交換はしたんだな」

「うん、ごめんなさい・・・」

「あやまらなくてイイよ。それで、それであの・・・いつ頃からそんな気持ちになったんだ?」

もう喉はカラカラだった。興奮し過ぎて目まいを起こしていたと思う。

「最初に会った時から2ヶ月くらい経ってね、その頃から宇野さんのLINEの内容が微妙に変わって来てね」

「その人宇野さんって言うんだ・・・それで内容どんな風に変わって来たの?」

「うん、そう。内容がね、だんだんクドきになって来たんだよね」

「それ、由美子はイヤじゃなかったって言うことなんだよな!?」

「うん、正直心地良かった。悪い気しなかった。いや、嬉しかったって言ってもイイくらい」

「それって由美子も宇野さんのこと好きになって来たって言うことじゃないのか?」

「うーん、でも最初は心地良いっていうだけでネ、ありがとー!くらいで済ませてたんだよ」

「だったら今は!?今は違うんだよなっ!!」

「ちょっと!怒ってる?怖いよ・・・」

「あ・・・ごめん、怒ってないよ。怒ってるんじゃなくて、正直興奮してんだよ。」

「うわっ!ヤッパリあなた変態だったぁー!あそこ勃ててるんじゃない?」

モチロン勃てていた。痛いくらい勃てていた。

「それはイイから!今の気持ちは違うんだよな!?」

「うん、ゴメン。それから何ヶ月もクドかれ続けてネ、グラッと来たっていうことネ」

「それで!それで!」

「興奮し過ぎ! それで一度会おうって言うことになって、先月会ったの。それが2回目」

「そこで何もなかったって言うのかよ!?」

「だから待ってよ!最後まで聞いてってば!確かにそこでクドかれたよ。ホテルに誘われたのも確か。

 でもそれはお断りしたんだよ」

先月と言えばいくら鈍感な私の記憶にも残っていた。珍しく、本当に珍しいことに「学生時代の友人と会う」

と言って出かけ、帰宅が午後11時過ぎになった日があったのだ。この話はその日の事なのだ。

「断った?なんで断ったんだ?タイプだったんだろ?気に入ってたんだろ?そうなっても良かったんだろ?」

「うん、そうだよ。抱かれても良かったんだよ。でもね、あなたに言ってなかったでしょ、だから」

「だから今日、だから今、俺に言ってるんだ、それで俺がOKだったら改めて抱かれに行くんだな!

 でもOKっておまえ、分かってるんだよな?俺がそういう変態だってわかってるんだもんな!」

「ちょっと違うの。宇野さんにこう言ったの。主人がOKしたらお誘いお受けします、って・・・」

「エッ!?なんだって!?お前、そんなこと言ったの?ホントに?」

絶句であった。こんな展開が待っていたとは・・・・あまりの驚きに嘔吐してしまいそうだった。

そしてその気持ち、その驚き、その動揺は宇野さんも同じであったに違いない。

「宇野さんビックリしてた。意味が分からなくてしばらく黙っちゃってたわ」

「そりゃそうだよ!でも、それで結局どうなったんだよ?どうしたんだよ?」

「宇野さんに正直に言ったの。主人は寝取られ趣味があります、って。そして私も最初はそんなのイヤだって

 何年も拒否して来たんですけど、宇野さんに出会って、今までとは少し気持ちが変化して来たんですって、
 
 宇野さんにだったら抱かれてもイイって思いました。こんな変態夫婦ですけど、主人はたぶん喜んでOKして

 くれると思うので、もし宇野さんさえ良かったら主人の見ている前で私を抱いて頂けますでしょうか?って」

ショックだった。私は確かに最愛の妻である由美子を誰か他の男性に抱いて欲しい、寝取って欲しい、と強く

強く思い続けて来た。しかしである、その悲願とも言える願いが事もあろうに由美子の段取りによって実現され

ようとしているのだ。これが寝取られと言えるのか?ちょっと違うんじゃないのか?

そういう思いが私の頭の中を駆け巡り、スグに応諾の返事が出来なかった。

只々、由美子の顔を見詰めて、大汗をかいてブルブル震えていた事だけは覚えている。

「あなたダイジョウブ?ダメだったらイイんだよ、怒ってるんだったらもういいの。ごめんなさい。

 それだったら宇野さんには2度と会わなければそれで済むんだから。どうしてもじゃないから」

「ちょっと待てよ。それで宇野さんの返事はどうだったんだ?」

「考えさせて欲しいって、その日は保留って言うことで終わったの。だから何もなくて帰って来たでしょ。

 それから2日後にLINEがあって、正直言ってスゴく驚きました。でもやっぱり由美子さんが好きです。だから

 僕も変態になります。一度是非御主人に会わせて下さい。って返事があったの。それから今度は私があなたに

 なかなか言い出せなくてね、それに宇野さんにとっても一旦頭を冷やす時間が必要じゃないかな?って思った

 し、今まで1ヶ月近く時間がかかったの。その間に宇野さんとはイッパイやり取りしたわ。なんだかんだ言っ

 ても最初はビビッてたみたいだしね、でもイイ意味で理解して割り切る処は割り切ってくれたみたいだしね、

 だから今日あなたに言おうって朝から決めてたんだ!」

 
この時の私はもはや完全に正気を失っていた。スエットの中の一物の勃起が「ちょっと違うんじゃないのか」

という脳味噌の片隅にわだかまっていた思いを弾き飛ばして、私にこう言わしめたのだ。

「宇野さんに抱かれてくれ!宇野さんに連絡してくれ。とにかく一度3人で会いましょうって」



                                            つづく



                                            


[3] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/04/30 (木) 05:39 ID:kUpwW8Po No.27453
久しぶりに長編が期待できる作品に出会えました。楽しみが増えました。文章も丁寧で、すごく楽しみです。これからの続き楽しみです。頑張ってください。

[4] Re: 妻・由美子の艶姿  ナマくん :2020/04/30 (木) 09:56 ID:D6ZHwQxE No.27454
大作の予感がします。どうかよろしく願います。

[5] けんけん様  池山一輝 :2020/04/30 (木) 11:55 ID:C98cvp0E No.27455
コメントありがとう御座います。
自粛生活の無聊を慰めようと、2年前に始まった「寝取られ」を書き始めました。
実体験を基に私たち夫婦のプロフィールは実際のまま、設定や細かいセリフなど脚色させて頂き、
飽くまでも「フィクション」という態で進めて行こうと思っております。
幸か不幸か時間も有り余っております(苦笑)
途中で投げ出さないよう、頑張る所存で御座います。宜しくお願い致します。


[6] ナマくん様  池山一輝 :2020/04/30 (木) 11:58 ID:C98cvp0E No.27456
コメントありがとう御座います。
駄作にならないよう頑張りたいと思いますが、さほど特殊な体験やプレイはありませんのでお許しください。
宜しくお願い致します。


[7] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/04/30 (木) 15:34 ID:C98cvp0E No.27457

日曜日の横浜公園周辺。多勢の人出で2月末の寒さも吹き飛びそうな勢いだった。

由美子が待ち合わせに選んだのが、私達夫婦の暮らす街と宇野氏が住まう東京の中間地点・横浜だった。

通い慣れた横浜スタジアムに程近いスタバ。きっと私はものすごい間抜けな顔で座っていたのだろう。

約束の時間よりも15分以上も早く着いてしまい、先に店内に着席したのはよいが、とにかく尻が落ち着かぬ。

なにしろ愛する妻を初めて貸し出す相手の男性と間も無く面談するのである。落ち着かぬ方がおかしい。

「ねぇ!あなた!そんなにソワソワしないでよ。挙動不審だよ。」

貸し出される当の由美子は心憎いほどの落ち着きだ。考えてみればあの日からズッとそうであった。


「宇野さんに抱かれくれ!宇野さんに連絡してくれ!」と口走った瞬間から「寝取られ」が始まったのだ。

興奮してハーハーと息を切らせている私を尻目に由美子は速攻で宇野氏にメッセージを送っていた。

返事が帰って来るのに5分もかからなかった。それから数度のやり取り。途中で「あなた今度の日曜空いて

るよね?」と確認。私の返事をちゃんと確認する事なく又やり取り。そして「よし!」とスマホを置いて、

「今度の日曜、待ち合わせしたよ。ハマスタの近くのスタバで午後3時ネ!」

この辺りのテキパキ加減はまさに日頃の由美子のキャラクター通り。まるで商談のアポ取りである。

「でもその日は会うだけにしとこうね。とにかくあなたに会ってもらって、合格か不合格か決めてネ」

「エッ!?俺が決めてイイの?じゃぁ、もし俺がイヤだと思ったらそれっ切りで終わりってこと?」

「うん、そう。いくら私が気に入っててもあなたがダメだって思ったらダメじゃん、ネッ!」

夫として尊重されてる気がしてなにやら嬉しかった。


「じゃぁ、そういう事で!夕飯の仕度するね。今日はご馳走作る時間ないよぉ〜」

まるで何事もなかったように由美子はキッチンへと向かう。私はポカンとリビングに取り残される。

まるで疾風怒濤の如く進展した事態に思考がついて来ていなかったのだけれど、だんだんと脳味噌とチ○チ○が

覚醒して来た。いよいよ「寝取られ」が実現するのだ。悲願達成がいよいよ現実のものになるのだ。

気が付いたらキッチンに立つ由美子を後ろから抱き締めて勃起した一物を押し付けていた。

「あーん、やっぱり襲って来たぁ〜、変態なんだから〜。バックからする?でないと治まらないんでしょ?」

何年振りかのキッチンセックス。あまりの興奮に挿入から射精まで30秒もかからなかった。

「もぉー!外に出すのはイイけど、こんなに巻き散らしちゃダメじゃーん!パパがお掃除してね!」

性的興奮が昂まると由美子は私をパパと呼ぶ。つまり、当たり前だが満足していないのだ。

「とにかく先に御飯食べて、お風呂も入ろ!それからゆっくりしよ。イッパイしてネ」

結局この日、私は一睡も出来なかった。いや、一睡もせずに由美子に襲いかかっていた。完全に壊れていた。

何度射精しても勃起するのだ。そして毎回秒殺で射精してしまうのだ。確か6回は挿入したと思う。

明くる日はさすがにフラフラ。太陽が黄色く見えると聞いた事があるが、50歳にしてそれを実感した。

しかもその日だけではない。宇野氏に会う日の前日までの5日間、毎夜毎夜由美子に襲いかかったのである。


もう、完全に寝不足だったし、腎虚になってしまったかと思うほど身体は疲労困憊していた。

そんな状態だったからスタバに座る私は傍目に見ても絶対に「ヘン」だったはずだった。

「アッ、来た」言いながら由美子が軽く右手を挙げて合図を送る。

それに軽く右手を挙げて応えながら、コートを抱え、ツイードのジャケット姿の男性がこちらへ近づいて来る。

何を考えていたのだろう、その時私はまるでその男性、宇野氏に敬意を表するかのように立ち上がっていた。

「今日はわざわぜ申し訳ありません。由美子の夫、池山です。宜しくお願いします」

きっと精一杯の虚勢だったのだ。由美子の夫として、そして男として軽く見られたくない。

緊張や不安や、そして性的興奮を絶対に気取られたくない。由美子にガッカリされるのもダメだ。

そして、年長者として、由美子を貸し出してあげる度量広大な夫として、堂々と振る舞わなければならない。

「こちらこそ!わざわざありがとう御座います。宇野謙一と申します。」

極近い将来、我が愛する妻を自由に抱くことになるであろうこの男性も礼儀正しく爽やかに挨拶を返して来る。

しかも、なんと、名刺まで出して来るではないか。「僕はこういう者でして・・・」

「いや、宇野さん、名刺までは不要ですよ。こういう出会いですからお互いに詳しく知り合う必要はないんじゃ

 ないでしょうか?御丁寧にありがとう御座います」

そうは言いながらチラッと名刺に目を遣る。有名な企業である。名前も間違いない。

「そうですか?分かりました。とにかく今回は宜しくお願いします」

「ぷっ!2人とも固すぎるぅー。早く座って!座って!」由美子がひとり爆笑していた。


当然ながら最初はギクシャクする。しかしそこは由美子の絶妙な取り持ちで段々と打ち解けて来る。

宇野謙一氏、39歳。既婚。小学生の子供が2人。モチロン今回のことは奥様には内緒。

しかもなかなかのイイ男なのである。身長は180cmあると言うし、腹も出ていない。引け目を感じた。

「宇野さん、今回は変な夫婦に出会ってしまって後悔されてるんじゃないですか?」

「いえ、そんな事ありません。最初は確かにビックリしました。でも、こんな事を言って申し訳ないんですが、

 どうしても由美子さんの事を思い切れなくてですね、悩んだんですが・・・」

「悩まれたというのはやはり、夫公認というところでしょうかね?」

「それもモチロンなんですけど、それとやっぱり、御主人の目の前で・・・その・・・」

「あっ、そうですよね!尋常じゃないですもんね。さぞかし驚いたでしょう」

「宇野さん、ムリだったら遠慮なくそう言ってね。だいたい私達がおかし過ぎるのよネ、ごめんなさいネ」

この由美子の言葉に、まるで勇気付けられたかのように宇野氏がキリッと私を見て、引き締まった表情で

「ハイ、ありがとう御座います。池山さん、もし私で良かったら宜しくお願いしたいです」と言ったのだった。


「分かりました宇野さん、こちらこそ宜しくお願いします。由美子もイイんだよな」

「うん!あなたありがとう!宇野さんもありがとう御座います。宜しくお願いします!」

「なんか娘の結婚を許す親父みたいになったよ、ワッハッハ!」3人で大笑いしてしまった。

こうなったら一気加勢に、より具体的な話を決めてしまおう。「寝取られ」の日程を決めてしまおう。

「宇野さん、来月、21日は空いてませんか?お家を空けることが出来ませんか?前日から一泊で」

「春分の日ですね。今から言っておけば家を空けることも出来ます。ダイジョウブです」

「そうですか!じゃぁ、ちょっと待って下さいネ」もう、ドキドキでスマホを取り出す。

伊豆にある温泉宿に電話するのだ。

寝取られに目覚めた10年前から私は何度この妄想の虜になっただろう。

高級な温泉宿の露天風呂付き個室、その露天風呂で男性に犯される由美子を私はガラス窓越しの座敷で酒を飲み

ながら眺めるのだ。そうなのだ、その妄想を遂に現実のものとする時が来たのだ。

そして幸運にも露天風呂付き個室と普通の個室の二部屋の予約が取れたのだった。

今日まで一方的な由美子のペースだったのを、私ペースに持って来れた事にも満足だった。

宇野氏はただ眼を丸くして驚くばかり。由美子は驚きつつも満足そうな笑みを浮かべている。


2018年3月21日。この日が夢にまで見た「初寝取られ」の日と決まった。



                                       つづく


[8] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/01 (金) 12:31 ID:X83dpraA No.27458
更新ありがとうございます。やはり女性はいざという時肝がすわってますね。むしろ期待でいっぱいにもみえます。ご主人としても嫉妬でチクチクしてきているのでは。続き楽しみです。

[9] けんけん様  池山一輝 :2020/05/01 (金) 12:56 ID:Im1Q4hlc No.27459
そうなんですよね。あの肝のすわりっぷりは本当に驚きでした。
貞淑な妻、生涯私しか知らずに終わる妻、と思っておりましたのに・・・(汗)
お陰でチクチクどころか、心臓麻痺で死ぬかと思いましたもの(苦笑)

ダラダラとした進み方で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
コメント頂けることが励みになります。ありがとう御座います。


[10] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/02 (土) 13:34 ID:tJ.iEVGk No.27462

その日から「寝取られ」実現までの約3週間という時間は私の人生の中でも決して忘れる事の出来ない時間にな

った。それは嫉妬に狂い切った日々であり、妻・由美子の本心と本質が分かった日々であり、私たち夫婦の愛情

を改めて確認する事が出来た日々だったのだと思う。

宇野氏との初面談が終わり、帰りの電車に乗る。いつもと変わらない横浜駅の喧騒、乗り慣れた車両、見慣れた

窓外の風景、だったはずが、この時から周りのすべてが変わってしまったような気がしていた。

愛する妻を差し出す相手に会って話した。そして、愛する妻をその男性に委ねる事が本当に決定してしまった。

その当の本人の由美子はまるで何事もなかったかのように電車の揺れに身を任せ、外を見ている。

隣に座っている由美子が、こんなに近くに居る由美子が、なぜか遠く感じる。近寄り難く見えてしまう。

帰宅してからも何やら身の置き処がないように感じてソワソワしてしまっていた。

「あなた、今日の夕飯はどこかに食べに行かない?今から作るの面倒だし」

「あゝ、イイよ。いつもの居酒屋行こうか?」

「ダメでしょ、あなた明らかに様子がヘンだし、知ってる店だとヘンな話し出来ないよ」

「エッ?俺、ヘンかな?」

「めっちゃヘンだよ。どこかファミレスとか行こ!人が多い方がかえってお話し出来るかもだよ」


休日のファミレスは席に案内されるまで30分待った。家族連れが多くてその煩さと言ったら・・・。

「ホラね、これくらいの方がエッチな話ししてもダイジョウブでしょ?」

「まぁなぁ・・・なんか俺、やっぱり腑抜けみたいになってるかなぁ?」

「でもあなた、宇野さんが来てからは凄く堂々としててカッコ良かったよ。惚れ直しちゃったネ」

「必死だったからなぁ〜、でもこれでホントに由美子、他の人とセックスするんだなぁ〜」

「そうだよぉ〜、後悔してる?キャンセルしちゃう?今ならまだ間に合うよ?」

「からかわないで呉れよ、だけどおまえ、あんなにイヤがってたのに・・・なんで今頃・・・」

「そうなんだよね、10年前はホントにイヤだった。マジで離婚も考えたくらいイヤだったんだよネ」

「だよな!?それが、なんで・・・やっぱりそれだけ宇野さんの事が気に入ったっていう事なのか?」

「うーん、それはちょっと順序が違うっていうか・・・。10年前、あなたに他の人とやれって言われて、絶対に

 イヤで断って、あなたも謝ってくれて、その話はそれっきりしなくなって、それでも暫くは信じられなくて警

 戒してたんだけど、ホント、あなた嘘みたいにその話をしなくなったでしょ?だから私もだんだんと忘れるよ

 うになって、仕事も忙しくなったし、恭子(一人娘)も学校以外に幾つも習い事に行くようになってもう、バタ

 バタで、無我夢中の10年だったような気がしてて・・・」

「確かに商売も順調な時ばっかりじゃなっかたもんな、苦労かけたのは間違いないよな」

なにしろ零細自営業である。由美子には特に資金繰りの心配ばかりさせて来たのは間違いなかった。

「ううん!でも苦労だなんて一度も思った事ないよ!あなたも真面目に家族のために頑張ってくれてたもんネ!

 それがねぇ〜、だんだん仕事の方も安定して来て、恭子も東京の大学に合格して、それで私も気が付いたら

 もう、40歳になろうとしてて・・・なんか、フッと振り返っちゃったんだよね」

「人生、後悔したってことか?」

「ちがう!ちがう!そんなんじゃなくて、私、あなたにホントに愛されてるのかなぁ?って・・・」

「何言ってるんだよ!愛してるに決まってるじゃないかよ!俺!よそ見なんて一回もした事ないぞ!!」

「それはちゃんと分かってますって!そうじゃなくて・・・私ね、知ってたの。あなた、私が断ってからもズッ

 と、10年間ズッとあのサイト見てたよね、妻と勃起した男たち・・・。」

驚いた。確かにそうだった。見ていただけではない。コメントしてみたり、妻の説得の仕方を募集したりもして

いたのである。「おまえ、知ってて知らん振りしてくれてたのか・・・」

「うん。あなたが浮気とかしてないのは私が誰よりも分かってるじゃない?一緒に仕事してるからあなたの行動
  
 は100%分かってるし、休みの日だって一緒に出掛けるし、あなた子煩悩で、恭子が小さな時はそばから離そ

 うとしなかったし、あれで浮気してたとしたら分身の術使うしか有り得ないもんね。」

「そうだろ!?俺はお前たちが一番大切だしさ、忍者でもないじゃん!なんで愛されてないとか思うかな?」

「でもあなたは、ノーマルじゃ興奮しないよね?ダメなんでしょ?だって・・・だんだん回数減って来たし

 ・・・する時も私が誰かとしてるの想像したりとかして、ムリに自分を奮い立たせてたんじゃない?」

「エッ・・・イヤ・・・そんな時もあるけど、もう寝取られは諦めてたし・・・」

「私もズルいんだよ。なんだか歳を重ねて来て、欲しい、したい、って思う事が多くなったのも事実なの。

 あなたにもっと思い切り抱いてもらおうと思ったら、他の人とするのOKしないとダメなんだ・・・どうしよ

 うもないあなたの性癖なんだって思って、それを理解しなきゃって思って、あのサイトをこっそり見てみたり

 し出したの。」

料理はとっくに私たちの前に届いている。しかしもう私にとってそんなものはどうでもよくなっていた。

なんと由美子は私のノートパソコンの履歴を見ていたのだ。無警戒だった。それだけではない。自分からその

、由美子にとっては忌まわしかったはずのサイトを覗きに行くようにまでになっていたとは!

「それでお前、腹をくくったっていうわけなのか?」

「そんなに簡単に腹くくれないよ。今さらあなたに寝取られてもイイよっていきなり言うのもおかしいし、

 相手が誰でもイイ訳でもないしね。だけどさ、私が男性と話したりした日の夜は必ず求めて来るし、特に

 あの居酒屋の先代お爺ちゃんにクドかれてた日の夜なんて明らかにあそこの固さが違ってたしネ。そんな時は

 ホント嬉しかったのよね」

「それじゃあ、あの爺ちゃんは無理としても、あの店の常連とか野球チームの人とかお前がその気になったら

 喜んで抱いてくれる人とかも候補として考えたのか?」

「元々の知り合いとかは絶対ダメじゃん!絶対いつかはバレるもん!有り得ないよ。でもちょうどそんな時に

 Facebookの中で宇野さんと知り合ったんだよネ」

なるほど、今日由美子が最初にちょっと順序が違うと言った意味が分かった。宇野氏に抱かれたいから寝取られ

を承諾しようというのではない。熟れた我と我が身を抑えきれなくなったのだ。私に内緒で浮気とかして欲求不

満を解消しようという世間一般の普通の発想ではなく、夫の寝取られ性癖を許容する事によって夫婦円満も肉体

的欲求も一気に満足させる道を選んだという事なのだ。

「それにね、求められる、ってやっぱりスゴい喜びなのよ。スゴく嬉しいの。相手チームの人たちもそう。居酒

 屋の先代お爺ちゃんもそう、常連さんたちもそう。マジかどうかとか、ホントに実現したらとか、そんな事の

 前に、求められてるっていうことが嬉しかったの。そして宇野さんネ。正直言ってスゴくタイプっていうので

 もないよ。でも一生懸命に求めてくれるの。何ヶ月も求め続けてくれたの。その時点では何処の誰かもわから

 ない人だった。だけど、その方がイイと思った。その方が後腐れがないと思った。それにね、パパが一緒だっ

 たら知らない人とでも怖くないでしょ、だから・・・パパに言おうって決めたの」

いつの間にやら「あなた」が「パパ」に変わっていた。由美子は明らかに興奮している。

「それで勇気を出してパパに言ってからは・・・パパ凄かったよね。結婚以来、こんなにパパに求められたこと

 ってなかったよね。あそこがヒリヒリしたくらいだよ(笑) やっぱパパってガチで変態なんだよねー。ガチで寝

 取られたいんだよねー!でもパパにいっぱい求められて嬉しかった。今はメチャクチャ幸せ感じてるよ私!」

「でも、だったら、もう宇野さんに抱かれなくてもよくなったっていうのは、また違うのな?」

「アハハハ!残念でしたー!それはそれとして、来月の21日は宇野さんにいっぱい抱いてもらうんだよー!

 ネッ!?私ってズルいでしょ!もう走り出したんだからね、パパ。しょうがないよねネ。とにかく今夜はいっ

 ぱいしてネ!いっぱい逝かせてネ!ほら!もうパスタが冷めてるよ。シッカリ食べて元気出して!」

まるで夢を見ているようだった。なんなんだ!?この急展開は!!

美味そうにカルボナーラを口に運ぶ由美子を見ながら、小心な夫は「完敗」を認めざるを得なかったのだった。

 
                                           つづく


[11] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/03 (日) 01:57 ID:KfZNZC9w No.27464
更新ありがとうございます。奥様は完全に楽しみにされていますね。もはや、ご主人の為ではなく自分の為みたいですね。その辺が又チクチクきますね。奥様もわざとそーゆーふうに言ってるのでしょうか?続き楽しみにしています。

[12] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/05/03 (日) 07:32 ID:PHcvTHNc No.27465
長引く自粛生活で暇を持て余し、いつもは妻自慢ばかりみてるだけが、
久しぶりに2219文庫を覗きましてこの作品に出会いました。
御夫婦の心理描写が細かくてリアルで驚きました。
フィクションとのことですが、そのこと忘れて興奮します。
続きを楽しみに待ってます。


[13] Re: 妻・由美子の艶姿  :2020/05/03 (日) 10:30 ID:yILu/bjo No.27466
私の妻も由美子です!

なんか妻が他人に抱かれる気がします、由美子を宜しくお願いします!

[14] けんけん様  池山一輝 :2020/05/03 (日) 14:35 ID:PHcvTHNc No.27468

もちろんわざと言ってました。明らかにこの時は私よりスケベになってました(苦笑)
そして私をからかってたんでしょうね。
いつもコメント励みになります。ありがとう御座います。


[15] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/03 (日) 14:39 ID:PHcvTHNc No.27469
初めまして。コメントありがとう御座います。励みになります。
緊急事態宣言も延長になるとの事で・・・困った世の中になりましたねぇ〜(汗)
ヒマだし、頑張って更新したいと思います。
宜しくお願いします。


[16] 由美子の夫様  池山一輝 :2020/05/03 (日) 14:44 ID:PHcvTHNc No.27470
初めまして。わざわざのコメントありがとう御座います。
そちらの由美子さんは他人棒は未経験なんですね。
こちらも特別なプレイとか目新しい事は何もありませんが宜しくお付き合い下さい。


[17] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/04 (月) 12:01 ID:PJsHjwK2 No.27479

「妻が私以外の男性とセックスをする、しかも私公認で」という「寝取られ」がいよいよ実現するからと言って

毎日の生活はなんら変わる事はない。いや、変わってはいかんだろう。

現に妻の由美子はまるで知らぬような顔をして毎日を過ごしている。家事も仕事もいつも通り元気に溌剌とこな

している。いつも通りじゃないのは夫たる私である。とにかく落ち着かなかった。始終ソワソワしていた。

朝食の用意をする由美子をマジマジと見つめては、ホントに他の男性に抱かれるのか?と心の中で何度も問い掛

けていたり、事務所で一生懸命パソコンを打っている由美子を見つめては、この由美子があの男性のチ○ポを舐

めたりするのか?と悶々としてしまったり、仕事も何もあったものではなかったのである。

そんな状態が3日も続いただろうか?その日の夕食の席でさすがに見るに見かねた由美子から叱られた。

「ねぇ!あなた!ダイジョウブ!?興奮する気持ちはわかるけどちゃんと仕事出来てないよね!!もうっ!!

 シッカリしてよね!御得意先に迷惑かけたりしたらどうするの?お家だったらいくら興奮してもイイから!

 仕事はちゃんとしようよ。それが無理だったら今回のお話はご破算にしよ!」

これには参った。穴があったら入りたかった。「ご、ごめん由美子。ちゃんとするから!」大反省だった。

何という小心。何という情けなさ。さすがに一念発起、仕事場では平静を保つように頑張った。

そしてその分だけ家に帰ったらもう、ブレーキが効かない。四六時中勃起していたような気がする。

「あぁ〜もう、たまんないよ。由美子、お前、他の男とスルんだなぁ、ホントにスルんだなぁ」とか言って、

由美子に触れる。由美子に抱き付く。無理矢理にキスをしようとする。パンツを脱がそうとする。

「ちょっと!あとで、あとにしてよ、もう、あんっ・・・シャワーしてないのに・・・」

食事をしていても、お茶を飲んでいても触りに行く。片時も由美子を離そうとしない。あまつさえ、トイレにさ

え付いて行って、さすがにイヤがられた。

そうかと思えばベッドに入って、愛撫しながら嫉妬心が昂じてしまって「由美子、宇野さんとスルのか?ホント

 にスルのか?やっぱりやめてくれないか?お前が他の男に抱かれるなんて考えられないよ」とか口走る。

「えぇ〜?ダメだよぉ〜、今さらお断りできないでしょぉ〜?パパあきらめてね〜」わざと芝居がかった言い方

で私をますます興奮せしめる。そうしておいて娼婦の如く妖艶なポーズで私を誘ったりするのである。

もうこれ以上充実した性生活はない、という程の連日の痴態だった。若い時でもこれ程ではなかった。


そんな幸せな日々を送っていた週末。東京で学生生活を送る娘が帰宅して来た。

忘れていた。東京から近い事もあり、月に2度や3度は週末になったら帰って来るのだ。小遣い目当てだいうこ

とが分かっていても、父親としては嬉しいものだ。本来は・・・。

但し今は勘弁してほしかった。夜の睦言や嬌声が聞こえないほど我が家は豪邸ではない。娘が居る2〜3日、不

本意ながらの禁欲生活が強いられることになる。それにこの週末は由美子と一緒に今度の寝取られ温泉旅行用の

洋服や下着を一緒に買いに行く約束だったのに・・・。

土曜の夜だった。「ねぇ恭子(娘)あしたパパとお買物行くんだけどあんたも行く?今度の祝日に温泉行くんだけ

 どその時用の服とか買うんだ。恭子もパパになんか買ってもらえば?」

「行く!行くー!ラッキー!欲しい服とかあったんだー!」

何ということだろう。寝取られ旅行用の新しい洋服だぞ。その買物に娘を誘っている。

夫以外の男性に脱がされるであろう洋服を買うのに娘を連れて行くのだ。本当に女とは恐ろしい。

しかも地元で済ませるのかと思いきや、なんとまぁ横浜まで行くと言うではないか。2週連続で横浜の人混みに

出て行くのは御免である。「どうぞ2人でゆっくり行って来てくれ。俺は留守番してるから」早々に試合放棄の

宣言をして、嬉々として出掛けて行く2人を見送ったあとはゆっくりとオナニーに興じた。


夕方になって帰って来た女ども。休憩する間もあらばこそ、早速抱え切れないくらい購入してきた荷物のご開帳

を始める。その喜び様、盛り上がりっぷりのそばには到底近寄れないパワーが溢れる。

「パパこの下着見てよ!これママが自分用に買ったんだよ!ちょっとエッチ過ぎない!?ママこんなの着けるの

 っ?って言ったらママ、何て言ったと思う?最近マンネリだから、だって!パパ幸せだねー!!」

娘が、濃い紫色でレースもあしらわれたようなパンツを振り回しながら爆笑している。とても正視出来ない。

そこへ由美子が調子に乗って「ブラもおそろなんだよねー、ホラッ!!」と追い討ちをかけて来た。

この状況で、誰かあいた口が塞がる男が世の中に居るだろうか?絶対に居ないはずだ。そうじゃないか!

今、嬉しそうに見せびらかしているこのセクシーな下着は私との為に買ったものではないんだぞ!

母親が身も知らない男性に抱かれる時のためにわざわざ買った下着なんだぞ!それを仲良く2人で物色したんだ

ぞ!由美子の神経を疑った。有り得ない暴挙じゃないか!私はますます興奮した。

しかもその夜、寝室に入ってから「今日買って来たあのセクシーな下着着けてくれ」と言ったらなんと、

「ダメだよ!あれは宇野さん用なんだから」と断られてしまったではないか・・・。


こうして翻弄に翻弄され続ける毎日に、私は連日連夜、まさに色情狂と化して由美子に襲いかかった。そして由

美子もそれに応えて毎夜、歓喜の声をあげていたのだ。

それが、である。「その日」までちょうど1週間と迫った夜から、由美子はピタッと私を拒絶するようになった

のだ。「おい、どうしたんだよ?由美子!なんでなんだよ?」勃起した一物を抑えながらオロオロする私に、

由美子はニヤリと微笑みながらこう言った。「今日からしないよ。あなたも我慢してね。」

なんと!寝取られの日まで禁欲すると言うのである。宇野氏に抱かれるまでの1週間「触るな」と言うのだ。

「そんな殺生な・・・。そんなの無理だよ由美子。そこまでしなくてイイじゃないか・・・」

「どうしてもって言うんだったら、わたしがお口で抜いたりしてあげるのはイイよ。でもわたしは我慢するの」

これがあの由美子なのか・・・。「寝取られ」を泣いてイヤがった由美子なのか・・・。

貞淑な良妻賢母、姐御肌で男っぽくて色気がないのが由美子の本質だと思っていた。

しかしそれだけではないのだった。寝取られを許容し、それによって夫を翻弄し、そしてその相手の男性との

セックスをより深く充実させるために禁欲までする。そんな面も由美子の本質だったのだ。


こうして、目眩くような3週間が過ぎて行った。

そしていよいよ待ちに待った3月20日。妻・由美子「寝取られ」のその日がやって来たのである。


                                           つづく


[18] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/05/05 (火) 07:12 ID:og8BuItY No.27481
由美子奥様の小悪魔的な振る舞いが魅力的ですね。
御主人様は完全にイイように振り回されてますが羨ましくも感じます。
イヨイヨ寝取られ実現ですね、楽しみです。


[19] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/05 (火) 15:56 ID:og8BuItY No.27483
コメントありがとう御座います。励みになります。
小悪魔とは過分なお言葉!!(笑)
そんな由美子の知られざる魔性で私はフラフラで御座いました(苦笑)
そうですね、次はやっと寝取られ実現ですね。
前置き長くて申し訳ありません。


[20] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/09 (土) 15:33 ID:EY1Ihvj2 No.27494

伊豆・土肥温泉まで我が家からは車で1時間半も走れば着く。

その日は朝から普通に仕事をスタートして午前中イッパイは真面目に働いた。

それから一旦帰宅して着替える。昼食は土肥温泉へ行く途中で、ということで出発した。

助手席の由美子は先日娘と一緒に出掛けた時に買ったのだろう、見たことのないワンピースを着ている。

仕事もしているし、人付き合いも良くて行動的な由美子はほとんどパンツ姿である。誰かの結婚式とか葬式、そ

の他ちょっとした席でもパンツ・スーツなのだ。

それがこの日は私も何年振りかに見たワンピース姿なのである。とは言え花柄とか、そういう可愛いタイプのも

のではなく、丈も長目で色も濃い目のベージュ。女らしいと言うよりは、キャリアウーマンぽいと言えばイイの

だろうか?露出部分もなくゼンゼン色っぽい感じではないが、しかし、ワンピースをチョイスした、というとこ

ろに由美子の変化というか、覚悟のようなものを感じたのだった。

久々の夫婦2人切りのドライブに由美子は上機嫌。快晴の伊豆縦貫道。山々の緑の中を渋滞もなく気持ち良く走

る。その山々を通り過ぎたら、それからはずっと海を見ながらの最高なシチュエーションとなる。

まだ時間があったので目的地を通過して南伊豆の方にまで足を延ばしてみたりして観光を満喫した。

昼食を摂っている時、思わずジッと由美子を見詰めてしまっていたら、「パパ、もう興奮してるの?」とか言わ

れてしまった。「あゝ興奮してるよ!由美子は興奮しないか?」「まだしないでしょ」と言って笑われた。

前にも書いたが由美子は普通私を「あなた」と呼ぶ。しかし興奮してくると「あなた」が「パパ」になる。

今、もうすでに「パパ」になっているのだ。由美子め!実は密かに興奮しているくせに!

こんな調子でここまでは本当にごく普通の仲良し夫婦だ。そう、ここまでは・・・。


宿に着いたのは夕方5時少し前だったと思う。「もう一人は遅れてるので」と断って予約していた二部屋とも

チェックインしてしまう。午後6時までには宇野氏が到着するとの事で部屋でコーヒーを注文して待機である。

黒革のソファーに座って大きな窓の外、部屋付きの露天風呂の向こうには駿河湾。またその向こうには霊峰・富

士山である。まさに目を奪われる絶景。そしてもうすぐ、この絶景の中で妻・由美子が私以外の男性に犯される

のだ。生唾を飲み込んでしまった。


その妻のお相手、宇野氏が到着したのは予定よりもだいぶ早く、5時半頃だった。

修善寺駅からのタクシーの中から電話があったので時間を見計って夫婦でフロントまで迎えに出る。

「遠いところご苦労様です。修善寺駅から1時間ほどかかったでしょ?」

「イエ、ホントに今日はありがとう御座います。」

「とにかくお部屋に入ってコーヒーでも、ネッ!」少々緊張気味の宇野氏に由美子がさり気なく寄り添った。

部屋に入るとその豪華さに「すごい部屋ですね、うわっ!富士山があんなキレイに!」とさすがに宇野氏も驚き

の声を挙げる。

「宇野さん、この部屋は明日まで宇野さんと由美子二人だけの部屋ですから、宜しくお願いしますよ」

「エッ?それじゃ池山さんは?」

「僕はもう一部屋取ってありますので、適当にそっちへ消えますから」

「でも、夕御飯は三人で一緒にこの部屋で食べるようにしてるのよネ」と由美子。

「は、はぁ・・・なんか至れり尽くせりで申し訳ないです」

「イヤイヤ、とにかく気にしないで下さいね。とにかく由美子の初めて″なので、イイ思い出になるように、

 朝まで宜しくお願いします。私がいてもいなくても気にしないで由美子を自由にして下さい」

「パパ、そんな、ハッキリ言ったら恥ずかしいじゃない」もう由美子はスイッチが入っているようだ。

「宇野さん、よかったら一緒に露天入って下さい。富士山見ながら二人でゆっくりと。夕飯までにはまだ時間が

 ありますから」

「ありがとう御座います。池山さんは一緒でなくてイイんですか?」

「私はここからじっくり見物させて頂きます。それはお許し頂けますよね」

「もちろんです。イヤァ〜、嬉しいです。やっと想いが叶います」

ここで私はトイレにでも行くような振りをして一旦その場を離れる。食事をする居間を覗いたり寝室を覗いたり

する。由美子がきっと一晩中攻め苛まれるであろう寝室もその他の部屋も徹頭徹尾、上品な佇まいである。

もとの部屋に戻る。そこにはワンピースの前立てボタンが外れたところから手が入り、胸を揉みしだかれながら

熱く熱く口付けを受け入れる由美子の姿があった。

サイトを見たり、交際誌(これはだいぶ昔だが)を見たり、まだ妄想だけの段階からもしかしたら「寝取られ」で

最も興奮するのは、あたかも恋人同士のような口付けの時に違いないと思っていた。

その憧れの光景が今、眼前に繰り広げられている。この時確かに私の心臓は、一瞬止まった。確かに止まった。

宇野氏はその熱い口付けを弛めることなく由美子を立ち上がらせ、ワンピースを肩から脱がせてそのまま足元に

落とす。由美子が着ける下着はやはり、娘にからかわれていた紫レースの物であった。

次は由美子が宇野氏のシャツのボタンを上から外して行く。

宇野氏が口を放し、そのまま由美子の首筋へと移動する。「ハァー、アン」由美子は切なげな溜息を漏らしつつ

宇野氏のシャツのボタンを下まで外し切り、シャツを脱がせる。

「由美子さん、お風呂行きましょうか?」宇野氏はコクンと頷く由美子の手を引いて立ち上がらせる。

(おい、おい、ここで全部脱がせないのかよ!?)と思ったが、それを口に出してはならない。

二人が腰を抱き合うようにして風呂のある方へ消えて行く。由美子がチラッと振り返った。

ソファーに座り直し、窓の外へ注目する。美しい、あまりにも美しい駿河湾と富士山の絵画のような絶景の中に

全裸で寄り添う二人が入って来た。何か会話を交わしているようだがこちらには聞こえない。

お互いに相手に掛け湯をしてやり、総檜の浴槽に仲良く浸かる。やはり何か話しているようだが、掛け流しの湯

が浴槽に注がれる音で二人の会話はまったく聞こえない。

再びの熱い口付けが始まる。さっきまでの口付けとは明らかに違う。濃厚である。口付けながら由美子は口を開

けて明らかに声を挙げている。きっと乳首を攻められているのだ。口付けが離れる。宇野氏が由美子の耳元で何

か囁き、由美子はそれに応えて頷く。そして次の瞬間、大きく後ろに仰け反る。きっとあの中に指を入れられた

に違いない。そしてきっと、こちらから見えない由美子の右手は宇野氏の屹立したペニスを握っているのだ!

まるで夢のような光景だった。現実とは思えない映像だった。いつの間にか私はズボンを下ろし、カウパー脂腺

液でビチャビチャのペニスをシゴいている。

また耳元で囁かれた由美子は今度は立ち上がり浴槽の縁に坐った。そして宇野氏が由美子の膝に手を掛けて左右

大きく拡げた。由美子の裸体だけではない、今この瞬間、由美子のすべてが宇野氏に晒されたのだ。

由美子のあそこの毛は薄い。デルタ地帯範囲も狭いし、膣口・陰唇周辺はパイパンと言ってもイイくらい薄い。

宇野氏もその事を指摘している。手入れしてるのか聞いたのかも知れない。由美子が首を横に振っている。

そうしてついに由美子の最も感じるクンニ攻撃が始まった。「アァーン!」さすがに声が聞こえた。

5分も続いただろうか?由美子の体がビクンビクンと痙攣した。逝ったのだ。遂に他の男性に逝かされたのだ。

完全に絶頂した由美子は宇野氏に身体を預け切り、自分から口付けを求めてすがり付いていた。

そして少し落ち着いたか、今度は由美子の番である。

宇野氏を立ち上がらせてフェラの体制へ、その時、私の方に向いていた宇野氏が身体を移動させ私に対して横向

きになった。つまりこれで由美子が宇野氏にフェラしている様子がハッキリと良く見えるようになったのだ。

初めて見る角度での由美子のフェラ。なんと献身的、なんと淫靡。宇野氏のモノが私よりだいぶデカいのも弥増

して興奮を昂める。

宇野氏が由美子に何か語りかける。そしてフェラを中断した由美子の後ろに回り、由美子の腰に手を添えて由美

子の顔が私の方に正体するように誘導した。由美子が風呂桶の縁に両手を付いた。そうか!後ろから挿れるんだ

な!後ろから犯されるんだな!由美子!由美子!

由美子の顔が歪み、仰け反った。「アッアーン!イヤァーッ、イィーッ!スゴいーッ!」

私以外の男性のペニスが遂に!遂に!由美子の中に挿入された瞬間だった。生涯忘れられぬ瞬間だった。

掛け流しの湯は風呂桶に注がれ続けている。その音と綯い交ぜになって聞こえる由美子の嬌声がいつもと違う。

「スゴい!当たる!キツい!」この単語を少なくとも私は言わしめたことはない。そして「イィ!イィッ!」を

連発で言わしめたこともないし、第一、その声の音量が今回は特別に大きい。

気も狂わんばかりの興奮に翻弄され続け、もう脳みそも心臓も限界かと思われた次の瞬間、由美子を後ろから突

きまくる宇野氏のピストンが大きくパワーアップしたではないか。それに伴って由美子の声がもう、ほとんど叫

び声と言ってもいいほどになった。逝くのだ。二人揃って逝く時が近づいて来たに違いないのだ。

次の瞬間、なんと宇野氏がペニスを引き抜き、前に進んだ。それに呼応して由美子が横向きになる。

顔射だった。宇野氏の精液が大きく開いた由美子の口目掛けて何度も何度も発射される。

そしてなんと驚くまいことか、その顔中に巻き散らかされた精液を由美子自らが積極的に指で寄せ集め、口の中

に入れ、飲み込んでいるではないか!


愕然としてしまった。私との時、由美子は今まで絶対に精飲は拒否だったはずだ。ショックだった。

あまりの興奮、そしてあまりの悲しさ、口惜しさに私は自身の射精に気付いていなかった。


                                       つづく


[21] Re: 妻・由美子の艶姿  まつ :2020/05/10 (日) 01:36 ID:R0Kedn06 No.27495
いいです!
ツボです!
以前「MM奴隷」という話でせいちゃんに支配されていく夫婦のお話しがあって、結局完結を見ることなくフェイドアウトしてしまったんですが、今回は奥様主導という違いはあれど、空気感が近いものを感じて胸を踊らせています。
いよいよ本題となった今回は勃起しっぱなしです。
頑張って最後まで書き上げてくださいね。
応援しています。

[22] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/10 (日) 03:53 ID:oZWXnQHY No.27496
更新ありがとうございます。奥様の行動、行為にショックと言うか、なんかとても初めてではないように思えてきます。申し訳ないですが。恥じらいがないと言うか、度胸がらあると言うか。ご主人もある意味興奮より後悔が大きいのでは。読む側はこれが醍醐味ですが複雑ですね。続き楽しみにしております。ありがとうございます。

[23] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/10 (日) 04:33 ID:oZWXnQHY No.27497
思わず連続でしてしまいました。土肥温泉2年前に行きました。本当に良いところで最高でした。何故か身近に感じますね。泊まったところも一緒だったりして。それでその様な行為が。堪りません。私は寝取られ願望はないですが、こーゆー体験のお話大好物です。頑張ってください。

[24] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/05/10 (日) 08:37 ID:ioGazD6w No.27498
いやあ、遂に寝取られましたねぇ。
当日になるともう奥様はルンルンですね。
ヤル気満々な感じに見えますし、
プレイが始まると旦那さんにはしないことも出来てしまう、
これはショックでしょうねぇ。
寝取られの功罪なんでしょうか?


[25] まつ様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:25 ID:ioGazD6w No.27499
コメントありがとう御座います。励みになります。
多くの投稿作品がフェイドアウトして行くというの、分かるような気がします。
プロの物書きでもない身がいざ書き始めますと難しさがヒシヒシ感じられます。
そして遂には精魂尽きてしまうのだと思います。
なんとか頑張ります。応援ありがとう御座います。


[26] けんけん様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:31 ID:ioGazD6w No.27500
いつもコメントありがとう御座います。励みになります。
実は私もそう感じまして、本人に確かめたことがあります。
「妻を信じられないのか!」と一喝されましたが(汗)
ただ、何処かの時点で吹っ切ったとは言ってましたです。
それと、やはり文章とは難しく、由美子の心の動きが書き切れてないのも確かです・・・。


[27] けんけん様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:35 ID:ioGazD6w No.27501
連投でのコメントありがとう御座います!
土肥温泉イイですよね。私も妻も大好きな温泉です。
マジで同じ宿だったかも知れませんね(笑)
寝取られ願望ないんですね。ない方がイイかもです!(苦笑)
いつも応援ありがとう御座います。


[28] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/10 (日) 11:40 ID:ioGazD6w No.27502
いつもコメントありがとう御座います。励みになります。
仰しゃる通り「功罪共に在り」かも知れません。
妻が私との時よりも感じ、大胆になることは、大きな興奮でもあり、
それを望んでもいるのですが、いざ本当にそうなったら大きなショックでした。
初めての寝取られでしたのでネ。今となってはだいぶ慣れては来ましたけどネ(笑)


[29] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/10 (日) 19:57 ID:ioGazD6w No.27503

露天風呂の睦言が続いている。

これも私にはしてくれたことがない所謂「お掃除フェラ」というやつだ。本来、精子の匂いがキライで精飲も、

お掃除フェラも頑なに嫌がってたじゃないか・・・宇野氏の精子の匂いはそんなにイイのか?

そうして今度は宇野氏がその自分自身が射出した精子でまみれた由美子の顔に濃厚な口付けを始めた。

もう見ていられなかった。大きな溜息が出てしまい、少しだけ我に帰ると私自身が垂れ流してしまった精子が

ソファーに虚しく溜まっており、ペニスやその周辺にもベットリとわだかまっている。

ティッシュを持って来てソファーにこぼれている液を拭き取り、グッタリとしょぼくれているペニスとその周辺

を拭いている時に二人が部屋に戻って来た。猫背になって、前屈みに我がのペニスを拭いている変態夫の姿を由

美子はどんな思いで見ていたのだろうか?情けなくて泣きそうだった。

「イヤァー宇野さん、興奮させていただきました。素晴らしかったです。由美子も良かっただろ?」

照れ隠しに精いっぱいの虚勢を張って、全裸にバスタオルを巻いただけの二人に語りかける。

由美子はなんとも言えない不敵な笑みを浮かべながら、コクンと首肯く。

「由美子さんは素晴らしいですね!池山さん本当にありがとうございます!最高です」

この憎らしい宇野とか言う男・・・満面の笑顔で手放しの喜びようである。殺意すら感じた。

「ちょっと私はもう一つの部屋へ入って着替えて来ます。もうすぐ夕食の時間です。そろそろその準備にも来る

 でしょう。7時とオーダーしてますので、その時間までにまた戻って来ますので」逃げるように部屋を出た。


夕食の時間までにはまだ30分以上時間がある。部屋にある内風呂に入ることにした。露天風呂ではない。

大きな浴槽で手足を伸ばして、再びの溜息を大きくフーッと吐き出す。やっと人心地がつけたのだ。

ボンヤリとボー然とさっきまで繰り広げられていた狂態を思い出す。

そこで湧き上がる気持ちは興奮でもなく、嫉妬でもなく、長年の夢が叶った達成感でもない。不安感だった。

由美子が宇野氏の虜になってしまうのではないか?由美子が「寝取られ」でしか感じなくならないか?

もう私たちの暮らす家に帰ろうとしないのではないか?そんな事ばかりが頭に浮かぶのだ。

あんなに感じる由美子は初めて見たのだから・・・そんな風に不安になってもしょうがないじゃないか・・・。

混乱していた。本当に不安だった。「寝取られ」を実行して後悔した。


気が付けばもう7時を過ぎている。備え付けの作務衣に着替えて二人の待つ部屋へ向かう。足が重かった。

「パパ遅いよぉー!電話しようとしてたんだよ!さっ!座って!座って!早く食べよ!お腹空いちゃったよ」

これも備え付けの色浴衣に着替えた由美子。あくまでも明るい。あくまでもいつも通りである。

「パパもワイン飲むでしょ!?カンパイしよ!カンパイ!」

なにしろ目の前の二人はワインが縁で出会ったのだ。この時もお気に入りのワインを持ち込んでいる。

三人分の豪華料理は圧倒的な量とビジュアルだった。テーブルを追加で持ち込んで並べているくらいだ。

元々、食べる事と飲む事が大好きな由美子は目を輝かせてモリモリ食べ始めている。

「由美子さんの食べっぷりと飲みっぷりは気持ちイイですよねぇ〜」

「宇野さんも感心してないで食べなきゃ!消耗したんだから!」

たった一度の交合で男女はこうも絶妙な雰囲気を醸し出すように変化してしまうものなのか・・・。

そんな内心の驚きや僻み・嫉みを隠しながら、ニコニコと笑って頑張って会話に入って行く。

「宇野さん、食事が済んだら私はまた出て行きますので宜しくお願いしますよ」

「ハイ、でも池山さん、ホントに加わらなくてもイイんですか?」

「ハイ、なぜだか3Pしたいとは思わないんですよ。」これは私の偽らざる本心だった。

「分かりました。それじゃぁ、思う存分楽しませて頂きます。ありがとう御座います」

「その代わりと言ったらなんですが、出たり入ったりはさせて下さい。時々は覗かせて下さいな」

「あっ、それはモチロンです。それと、あの、写真とか動画はイイんですか?」

そこまで頭が回っていなかった。確かに動画は残したいと思った。

「あの、宇野さんには言ったんだけど、写真とかはダメってお願いしたの。」

「はい、僕も由美子さんのヌードとか撮影させて頂きたかったんですが、ダメと言われましたので諦めたんです

 けど、でも御主人はイイのかな?って思いまして・・・それで言ったんですが」

「ありがとう御座います。確かに家に帰ってからも見たいですもんね」

「ダメ!絶対!!パパもそれは諦めて!!恥ずかし過ぎるから絶対にイヤだから」

驚いた。こんなにイヤがるとは思わなかった。どうも変だ。違和感を感じた。

「まぁイイや、分かったよ。宇野さんもスミマセンね。でもキスマークとかいっぱい付けてやって下さいよ」

「え〜、なにそれぇ〜、恥ずかしいなぁ。旦那がそんなこと頼むかぁ〜?」

「イイじゃないか!写真とかダメなんだったら、証拠を残してもらわないとな!」

いつの間にか宇野氏の右手が由美子の太腿を這っている。由美子の身体もだんだん宇野氏にしな垂れかかる。

宇野氏の手が徐々に上に上がって行く。なんと!由美子はノーパンじゃないか!

「ウゥン・・・宇野さん、まだダメ・・・まだ食べてるんだし・・・アン・・・」

「でも由美子さん、こんなに濡れてますよ、ホラッ」ヌラッと輝く中指を前に差し出す。

「でもダメーッ!まだご馳走がたくさん残ってるんだから!」

もう、こういう雰囲気になったらここに同席しているのは野暮天以外の何者でもない。

「ハイハイ、邪魔者は失礼しますよ、どうぞごゆっくりネェ〜」とか言って退散した。

館内を見学してみたり、外へ出てみたりする。さすがに高級な旅館だけにスタッフは色々気を遣って来る。

近隣の観光地の案内や、この宿の歴史、コンセプトなど丁寧に。しかし私はと言えば心ここにあらずである。

スタッフにも申し訳ないし、適当に感心したりしつつ、礼を述べて部屋に帰ることにした。一人の部屋に。

備え付けのウイスキーのミニボトルと氷を出して来て、オンザロックで飲る。あっという間に一本目が空く。

食事が終わって片付け、和室にはまだ布団が敷かれてなかったのでその時間も考えて・・・もう始まってるだろ

うか?まだ早いだろうか?そうして逡巡しているうちにフロントに追加のウイスキーと氷を注文していた。

酔って勢いを付けないと二人の有り様を覗きに行く勇気が出ないのだった。確かミニボトル六本は空けた。

「よし!行こう!」少々足元が覚束ない。カードキーでドアを開ける。その時点でもう由美子の声が聞こえた。

「アァー、イイ!イイ!もっと、もっと突いて!もっと!!」

「こう!?由美子さん、こう!?当たってる?どう?イイ?」

「イイの、イイの!当たってる!当たってる!奥に!奥に当たってるの!スゴい!スゴい!」

和室に敷き延べられた豪華な布団で全裸の二人が正常位の真っ最中だった。由美子の開脚角度がほぼ180度だ。

こんなに脚を開くことなんて今まで1回もなかった。

「由美子さん、旦那さんが見てるよ。イイの?旦那さんに悪いからヤメようか?」

「ダメ!ヤメちゃダメ!そのままして!そのまま突いて!パパ、イイでしょ?このまましてイイでしょ?」

由美子が切なげな顔を少し私の方に向けた。

「由美子さん、イイよ!イイよ!僕逝きそうだよ、逝きそうだよ」

「私も、私も逝く!もうダメ!逝く!イク!一緒に、宇野さん、一緒に!」

「どこに出す?顔にかけてもイイ?お腹に出す?」

「イイから、中に出して!中にちょうだい!ダイジョウブだから!中にちょうだい!アーッイクゥーッ!」

中出しだ・・・ウソだろ!?なにがダイジョウブだよ!!驚き、呆れた。

二人は見事に同時に絶頂したようだ。宇野氏はすぐに離れようとはしない。由美子を掻き抱いて唇を吸う。

由美子もそれに応えるように宇野氏に脚を絡め、背中に腕を回してしがみつく様にしている。

ハァハァハァという激しい息づかいの中で二人が何かささやき合っている。そしてまた口付ける。

頭がガンガンした。グルグルと目まいがした。私のペニスで絶頂した事のない由美子が今日、もうすでに宇野氏

のペニスで2回も絶頂させられたのだ。恐ろしいほどの敗北感に襲われた。目の前が真っ暗になった。


悄然と自分一人のための部屋に戻るしかなかった。そしてまた飲んだ。飲まずには居られなかったのだ。

酔い潰れなければ、正体をなくすまで飲まなければ居たたまれなかったのだ。

どれだけ飲んだのだろう?少し眠ってしまったようだ。しかし驚いたことにペニスが勃起している。

すぐに何が起きているのか分からなかった。酔いもあって夢うつつだったのだ。

「エッ!?アッ!由美子!」夢かと思った。由美子が私のペニスをフェラしているではないか。

「パパ・・・抱いて・・・お願い、抱いて」

私の首にしがみ付き、仰向けに布団に倒れ込みながら由美子が言った。私の夢ではなかった。


                                       つづく


[30] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/05/12 (火) 13:21 ID:hf2WlpzQ No.27505
更新ありがとうございます。
今回もイイですねー。旦那さんの心理描写が身につまされます。
しかも奥様、途中で旦那さんを求めてわざわざ部屋に来れれるとは!
面白くて興奮出来て在宅ワークがボロボロです。
続き楽しみですが、ご無理のないように、完走までよろしくお願いします。


[31] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/12 (火) 19:34 ID:hf2WlpzQ No.27506
いつもコメントありがとう御座います。励みになります。
女々しい夫の心理描写で申し訳ないです。
完走目指して頑張ります。ありがとう御座います。


[32] 妻・由美子の艶姿  池山一輝 :2020/05/13 (水) 19:54 ID:eDDcGpIo No.27507

部屋入口の引き戸の閉まる音で目が覚めた。

由美子がまた宇野氏の待つ部屋に帰って行ったのだろう。

「なんだ・・・戻っちゃうのか、もうズッと俺の胸に顔を埋めていてくれるんじゃないのか・・・」

由美子が部屋にやって来てフェラで私を起こして「パパ、抱いて」と囁いた瞬間の喜び、嬉しさは、

まさに無上のものだった。「やっぱり最後は俺の処に帰ってくるんだよな」「俺でなきゃダメなんだ

よな!俺が一番なんだよな」と確信出来たのだ。涙が出るほど嬉しかったのだ。

狂喜しながら由美子の浴衣をむしり取り、ノーパンの脚を大きく開いてむしゃぶりつこうとする。

「アッ!パパだめ!お風呂入ってないの、そのままなの」

一転して激しい怒りが込み上げた。宇野氏の精液が入ったままで俺の処へ来たっていうのか!?

由美子のヴァギナに指を突っ込み、精液と愛液を掻き出すように乱暴に動かす。

「アーッ!イヤーッ、汚いから、パパやめてー!アアァ、イィ・・・」

精液の匂いがツンと鼻を衝く。怒りと興奮はもう頂点に達している。そのまま挿入した。

「アァー!パパが!パパが入ってるぅー!イイッ!やっぱりパパが一番イイッ!」

「ウソつけ、この淫乱女!他の男の方がイイくせに!」

「ホント!ホント!パパがイイ!パパが一番、アァ、イク、パパイクッ!イッてもいい?」

「由美子!俺もイクぞ!俺もイクぞ!中でイクぞ、中にいっぱい出してやるからな!」

「アーーッ!イイッ、パパ、ちょうだい!中にちょうだい!アアーッ!」

この時が初めてだった。挿入で由美子を逝かせたのだ。挿入したまま私の下で軽く痙攣している。

しかも「パパが一番」と言わせたのだ。この勝利感・充実感はどうだ。遂に由美子を征服した。


しかし由美子は今、この部屋には居ない。

風呂に浸かりながら虚脱していた。由美子が結局、宇野氏の処へ戻ったことがどうにも悔しい。

きっと今頃はまた宇野氏の自由にされているのだろう。寂しかった。悲しかった。

フラフラと風呂から上がり、そしてフラフラと二人の部屋へ向かう。

露天風呂の浴槽の横に設えてある如何にも高級そうなカウチで由美子が宇野氏に犯されている。

腹這いになってしまっている由美子の上にのしかかる様にして腰を動かす。

由美子の切なげに歪む顔が絶頂間近であることを訴えている。宇野氏が激しく腰を打ち付ける。

そして動きが止まり、そのまま二人は重なったまま息づかいだけが激しい。

気だるそうに体を離し、カウチから降りた二人は互いの体を支え合いながら風呂に入った。

体を寄せ合い、何か語り合っていると思うと口付けを交わす。そして互いの体を手で愛撫する。

私が見ているのに気付いているのだろうか?気付いていてわざとイチャついてるのだろうか?

二人が風呂から上がり、部屋着に着替えるのを待っていたかのように布団の片付けと朝食の準備に

宿のスタッフが入って来た。

ドサッとソファーの上に座り込んでしまった私に「パパ大丈夫?」由美子が声をかけて来る。

複雑な気持ちだった。腹が立っていた。悋気の業火が燃え上がっていた。

「あぁ、大丈夫だよ。由美子こそ大丈夫か?寝てないんじゃないの?」

「まぁね!でも一晩くらい寝なくても平気!まだ若いんだし」

私のイヤミが通じていない。あっけらかんと一晩中セックスしていたと言ってるようなもんだ。


朝食は昨日の夕食と同様に和気あいあいと進んだ。

特に宇野氏の由美子に対する絶賛の言葉が止まない。鬱陶しいくらいに褒めまくる。

由美子はしきりに恥ずかしがりながらも満更でもない様子である。

しかもこの二人、まったく疲れた様子がない。眠そうな素振りも見せない。

食欲もなく茶ばかり飲んでいる私と違い、ムシャムシャ飯を喰っている。

「宇野さん、チェックアウトまでにはまだ2時間以上あります。頑張って下さいよ」

また心とは逆の事を言ってしまった。一体全体、私の脳みそはどうなってしまったのだろう?

「もぉパパ!何言ってるの!もう私、体力の限界だよぉ〜」

ウソつけ!これは絶対にウソだ。まだまだ体力残ってるって言ってたじゃないか!

「由美子さん、僕勃ってきました。フェラしてもらえませんか?旦那さんの目の前で」

この男はなんという事を言うのだ!そこまでやるのはやり過ぎだろ!無理だ!無理だ!

しかし断る言葉が出て来ない。いや、腹を立てながらも「間近で見たい」さえ思った。

「エェー!?恥ずかしいなぁ〜、パパ構わない?」

断れよ!由美子!断れよ!頼む!断ってくれよ!由美子の顔が宇野氏の股間に近づいて行く。

「ゥグ・・・ウング・・・チュバ、チュバ」よだれを垂らしながら渾身のフェラが始まった。

「あぁ〜、由美子さん気持ちいいです。池山さん、由美子さんフェラ上手いです、スゴい」

宇野氏が由美子を立ち上がらせ、浴衣を脱がせる。下着は着けていない。

そして手を取って露天風呂に面した大きな窓に誘導し、その窓に両手をつかせた。

私からは2メートルほどしか離れていない。思わずソファーから降りて横に廻る。見易い。

そして大きく堂々と屹立した宇野氏のペニスがズブズブッと挿入されて行く。

今回の由美子は大声が出ない。ただ「はぁぁぁ〜」と大きく息を吐くだけだった。

まるで苦しんでいるように、しかし次の瞬間には恍惚となっているように表情が変化する。

「由美子さん、イキそうです。イってもいいですか」

「ハイッ、イって下さい。イって下さい。私も逝きそうです、アッ、アッ」


二人のセックスを目の前に見せつけられ、その後の熱い抱擁を見ていられずに自分の部屋に戻る。

ボーッと外の景色を眺めながら「あの二人はあと何回するのかな?」とか「由美子のやつマジで帰り

たくないとか言い出すんじゃ?」とか下らんことばかり考えていた。だからと言ってまた二人の部屋

を覗きに行く気にもなれない。

一時間もそうしていたのだろうか・・・「パパ起きてるぅ〜?」由美子が部屋に入って来た。

なんと来た時のワンピースに着替えてしまっている。そして洗面所でメイクを始めたのだ。

「パパも早く着替えてくれる?帰ろ!運転ダイジョウブだよね!?」

あまりの展開に頭も体も付いて行かない。どうなってるんだ?まだ2時間は残ってるのに・・・

「どうしたんだよ?何かあったのか?イヤなことでもされたのか?」

「違うよ。何もないよ。でも、もう終わり。詳しいことは車の中で話すから、早く!」


フロントで二部屋分のチェックアウトをお願いする。

「もう一人は部屋に残って寝ちゃってるんですけど、チェックだけは済ませときますね。冷蔵庫使っ

 たりしたらその分だけ後で本人が払いますね」由美子がフロントに説明していた。

スタッフ総出の見送りを背に車をスタートさせる。私は未だ狐につままれたままだった。

「なぁ、まだ時間あったのに良かったのか?俺、宇野さんに挨拶とかしてないし」

「うん、私も挨拶してないよ。宇野さん寝てたし、黙って出て来た」

「エッ!?やっぱり由美子、なんかイヤなことあったんじゃないのか?」

「ホント、イヤなことなんて何もなかったよ。でも、もうイイじゃん」

「ハッ!?で、でもなぁ・・・黙って帰るのは失礼じゃなかったかなぁ?」

「そうかもだけど、もう終わったしネ。後で挨拶メール送って終わり、でイイよ」

「う、うん・・・だけど、次のこともあるだろうし、宇野さん気を悪くしないかな」

「次!?ないよ!次なんてないから。宇野さん、イイ人だったよ。でも終わりだよ」

「でも由美子あんなに感じてたじゃないか?良かったんだろ?そうだろ?」

「うん、よかったよぉ〜。すんごくよかった!でもこれで終わりなの。もうイイの」

「これっ切りっていうこと?もう宇野さんには会わないの?」

「そうだよ。これっ切り。」

この時の気持ちをどう表現すればいいのだろう?由美子のことが恐ろしくさえ感じた。

てっきり宇野さんに首っ丈になったと思っていた。これからも続くものだと思っていた。

あんなに感じてたじゃないか、あんなに逝きまくってたじゃないか、あの熱い口付けはなんだった

んだ?俺の事なんか無視してまるで恋人同士だったじゃないか!

「パパ、これでイイんだよ。宇野さんはイイ人だったよ。でも・・・悪気はないの分かるんだけど、

 ちょっと軽いっていうか、パパが居ないとき、こっそりデートしようとか、やっぱりどうしても

 写真撮らせろ、ってしつこいの。その写真をサイトに載せよう、顔は分からないようにするから、

 とか言うのよ。でもエッチは凄く良かったしね、今回だけだったらイイか、って割り切ったの。

 悪いけどお付き合いとかは出来ないと思ったんだよね。だからもう、これっ切りでイイの」

「そうか、それで俺が写真撮るのも動画撮るのもダメだったんだな」

納得した。納得はしたけれど、こうもスパッと割り切れる由美子がやっぱり恐ろしかった。

言うべきことを言い終わった由美子は一瞬で眠りに落ちた。よほど疲れたのだろう。

家に着くまでの約一時間半。由美子のスマホが何度も鳴動していた。


あれ以来、ただでさえ円満だった夫婦がますます仲良くなり。娘などは呆れ返っている。

暫らくは宇野氏から連絡があったようだが、完全に黙殺していた。

夫婦のセックスの充実振りは驚くべきものがあった。

一緒に下着を買いに行き。色んな可愛く、セクシーな下着の着せ替えを楽しみながら、あの時の事

を持ち出しては興奮し、生理の時でも挑みかかっていた。

「由美子、どう?また他の男の人としたいとか思わないか?」

「ううん、ダイジョウブ!パパが頑張ってくれてるから十分満足してるもん!」

他の男性の許であれだけの狂態を演じたことがまるでなかった事のようにケロッと答える。

寝取られ言いだしっぺの私も、その返事を聞いてホッとしていた。

それくらい、あの刺激は強烈過ぎた。悔しすぎた。悲しすぎた。


「もう、寝取られは一度で卒業だなぁ」

この時は心からそう思っていた。



                          妻・由美子の艶姿 了


[33] Re: 妻・由美子の艶姿  :2020/05/14 (木) 17:54 ID:q5tWAU8s No.27509
私の妻も由美子です!何か妻が寝取られているかの様です、あぁ、妻が寝取られているんだぁ、と思いました!凄く興奮させていただきました、有難うございました!

[34] Re: 妻・由美子の艶姿  まつ :2020/05/14 (木) 20:24 ID:fU4ab0c. No.27510
いやー そうなりましたか!
ある意味ハッピーエンドは後味が良いです。
ただ最後の言葉が・・・・
「この時は心からそう思っていた。」
が気になります。

続編の予感は私だけでしょうか?

でも、まずは完結お疲れさまでした。
楽しませていただきました。

[35] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/14 (木) 20:29 ID:i.uWGp2c No.27511
ショックです。もっと続きがあると思ってたので。でも、奥様があっさりしてたので、ハッピーエンドでよかったかも。本当に続編お待ちしております。お疲れ様でした。

[36] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/05/15 (金) 07:06 ID:ZQOjBL52 No.27512
私事ですが今日は久々の出勤なんです。
今までは在宅ワークだったので何時でも安心して拝読してたのですが、
今朝、読んでしまって興奮し切ってしまって困ったことになりました。
今日は仕事になるかなぁ?(苦笑)
由美子さんは今どうしておられるのでしょう?お元気ですか?
この物語は2年前のことですよね?もう寝取られは・・・?
もし次の物語がありましたら是非ともよろしくおねがいします!!


[37] 由美子の夫様  池山一輝 :2020/05/17 (日) 08:16 ID:6pH/yMog No.27515
コメントありがとう御座います。
興奮して頂けて良かったです。
ど素人の駄文が恥ずかしかったですが、報われた思いです。
お付き合い頂きありがとう御座いました。


[38] まつ様  池山一輝 :2020/05/17 (日) 08:22 ID:6pH/yMog No.27516
いつもありがとう御座います。
一先ず完結させて頂きました。
ハッピーエンドと言えば確かにそうなんですが、
すべて由美子のペースだったことが不本意だったかもです。
続編・・・この時までは本当に卒業だと思ってたのです。
しかしながら、やはり私は変態でした。そして由美子も変態でした。
また内容が整理出来ましたら書いてもイイですかね?
もしその節は宜しくお願い致します。


[39] けんけん様  池山一輝 :2020/05/17 (日) 08:26 ID:6pH/yMog No.27517
いつもコメントありがとう御座います。
あっさり終わってしまって申し訳ないです。
やはり死んでなかった「寝取られの虫」。
数ヶ月でまた動き出してしまいます(苦笑)
また書きましたら宜しくお願い致します。


[40] シュミテクト様  池山一輝 :2020/05/17 (日) 08:33 ID:6pH/yMog No.27518
お仕事の邪魔をしてしまい凝縮です(笑)
由美子は今も元気です。ただ、自粛中ですので退屈の虫が大暴れです。
仰しゃる通りこの話は2年前の出来事です。
それ以降、ぶっちゃけ「寝取られ」の実行はありました。
その模様、またまとまったら書いてもイイですかね。
その節は宜しくお願い致します。


[41] Re: 妻・由美子の艶姿  けんけん :2020/05/18 (月) 07:17 ID:UZms3HFw No.27520
おはよう御座います。やはりそうでしたか。何となくキッパリ終わるわけがないと思ってました。奥様も、そう思ってたのでは。続編お待ちしております。

[42] けんけん様  池山一輝 :2020/05/20 (水) 10:03 ID:VM56vgCk No.27522
コメントありがとう御座います。
はい、やはりそうでしたのです(苦笑)
結局、二度目の「寝取られ」に踏み切ってしまうのであります。
妻を説得し、頼み込み、あくまでも私が無理やり事を運んだ、という(態)で・・・
また書きましたら宜しくお願い致します。


[43] Re: 妻・由美子の艶姿  シュミテクト :2020/07/15 (水) 10:39 ID:ZQOjBL52 No.27610
池山様ご無沙汰しております。お元気ですか?
由美子奥様の初寝取られ物語完結から早2ヶ月。
続編を心待ちにしております。
お忙しい中、大変とは存じますが是非!是非!
素敵な由美子奥様の次の寝取られはどんなお相手でどんなストーリーなのか?
妄想がおさまらず困っておりまして•・・(苦笑)
なんとかお願い出来ませんでしょうか?


[44] Re: 妻・由美子の艶姿  勇介 :2020/07/25 (土) 11:27 ID:pwEDCp2c No.27626
初めまして、一気に読ませて頂きました。
池山さんが、寝取られを後悔した、やるんじゃなかったという気持ち、思い、
全く共感します。

私も妻に寝取られをお願いして、私の見ている前で男とHしてもらいましたが、やっぱり後悔しました。
興奮もしますが、それより嫉妬や悔しさのが勝り、この動揺を隠せなかったです。

今は妻と話し合い、私が見ている前でのラブホ内でのHのみ、食事とかその他二人では会わない事を約束して、細々と続けていく。

寝取られ男は、嫉妬のコントロール、嫉妬を上手に和らげる工夫が必要です。また妻ともレスでなく定期的にHすることが、その和らげになるんのでしています。

寝取られ癖は、一度罹ったら治らない病と思います。過激な事を考えずに、だましだましその 病と付き合っていくことが大事ですね。

失礼しました。


[45] Re: 妻・由美子の艶姿  アート・マハリック :2023/07/09 (日) 10:33 ID:EY1Ihvj2 No.30906

だいぶ月日が経ちましたネ。

さすがに続編はなさそうですが、流れちゃったらイヤなので上げさせて頂きます。


[46] Re: 妻・由美子の艶姿  トンボ :2024/04/11 (木) 09:03 ID:XV4StXO2 No.31287
かなり時間も立ちましたから、あれからいろんな展開があったのではないかと期待して、上げておきます。


掲示板に戻る /戻る /全部読む /最新10 /削除依頼 /▲トップ
処理 記事No パスワード


お名前 *必須 *トリップ可
E-Mail
タイトル
コメント
パスワード (投稿文の削除や修正時に使用します。英数字で8文字以内)
文字色
  

・投稿前に、必ずTOPページの「初めに読んでね」をご覧いただき、全ての内容をご了承の上で投稿してください。
・氏名、住所、電話番号、勤務先等プライバシーが侵害されるような内容を含む記事等の投稿は厳禁です。(即時削除)
・日本の法律に違反するような投稿は厳禁です。(即時削除)
・他人を誹謗中傷する投稿は厳禁です。(即時削除)
・誹謗中傷には大人の良識に反するような「汚い言葉」等も当然含まれます。
・規約違反や違法な投稿を発見した場合に、レス投稿で攻撃することは厳禁です。(即時削除)
・規約違反や違法な投稿を発見した場合は、管理人宛に削除依頼等でご連絡ください。
・この掲示板は体験談や小説、エロエロ話等を楽しんでいただくための掲示板ですので、募集を目的とした投稿は厳禁です。(即時削除)
・投稿文冒頭から「メールをください」等の記載がある等、明らかに募集目的のみと思われる投稿も厳禁です。(即時削除)
・ただし、レスの流れの中でメールのやり取りをするのは全く問題ありません。
・ご夫婦、カップルの方に限り、交際BBSと組み合わせてご利用いただく場合は、全く問題ありませんのでドンドンご利用ください。
・なお、交際専用BBSにスレッドを作成できるのはご夫婦、カップルの方のみですのでご注意ください。
・お手数ですが、交際専用BBSと画像掲示板とを組み合わせてご利用いただく場合は、必ずその旨を明記してください。
 【例】「交際BBS(東・西)で募集している〇〇です」、または「募集板(東・西)の No.****** で募集している〇〇です」など。
・上記のような一文を入れていただきますと、管理人が間違ってスレッドを削除してしまうことが無くなります。
・万一、上記内容に違反するような投稿をされた場合は、妻と勃起した男達の各コーナーのご利用を制限させて頂きますでご注意ください。
・当サイトは安全で安心できる楽しい「大人のエロサイト」です。腹を立てるのではなく、楽しくチ●ポを勃ててくださいネ!