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お前の嫁さん貸してくれないか?

[1] スレッドオーナー: ゆずる :2024/04/26 (金) 23:25 ID:tP5semqA No.197236
タイトルがAVっぽくてすみません。
もともと寝取られに少なからず興味のあった自分ですが、先日高校時代からの親友にこんな事を頼まれてからの体験談です。お付き合いしていただけたら幸いです。
自分と翔麻とは高校の時からの親友で、33になった今でも時々遊びに行く仲です。
自分は2年前に3年位付き合った彼女と結婚し、共働きで過ごしています。もちろん翔麻には付き合っていた時から紹介し、結婚式にもきてもらってます。
翔麻は高校時代から甘いルックスを活かして多数の女性と付き合っていましたが、結婚と言うものにはとても否定的に考えている様でした。
「なあ、ゆずる、悪いんだけど、真紀ちゃんを俺の彼女って言う事で親父に紹介させてくれないかなぁ?」
その日は、翔麻をうちに招いて3人で夕食をしていた時でした。
1年前に母親が病気で他界し、翔麻は実家で父親と二人暮らしをしていました。実家の仕事を継ぐ翔麻に、父親は最近になって早く結婚する様にうるさく言う様になっていた様です。彼女いるからと、父親に紹介しても、あんなチャラチャラした女絶対ダメだからと言われ、最近では自分がお前の嫁さん見つけてくるって言うようになり、翔麻もホトホト参っている様でした。
そんな状況の中で、翔麻が自分の嫁さん候補として父親を納得させる女性として、自分の嫁さんである真紀が最適と判断して自分たちにお願いいてきたのです。


[12] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  ゆずる :2024/04/30 (火) 19:30 ID:8TX6A0ME No.197298
ドキドキや興奮してもらえて嬉しく思います。

次の日少し遅い朝食を二人で食べている時に真紀の携帯のラインに連絡がきた。
「ねえゆずくん、翔麻くんから今日のランチ中止だって」
「えっ、なんで?」
「なんか、翔麻くんのお父さん仕事になっちゃったみたい、社長さんだから忙しいのかな」
僕は中止の連絡がきて、こんなにも拍子抜けしている自分に当惑していた。それでもそんなそぶりは真紀には見せないようにしていた。そんな夕方に翔麻から僕と真紀に連絡が来た。父親の仕事が早く終わり、せっかくだから今日真紀と会いたいと言ってきていると。時間は19時、場所は〇〇駅の△△ホテルのレストラン。〇〇駅はうちから電車に乗って1時間ちょっとの都心。
「どうしよう、ゆずくん」
「ファミレスじゃなくなり、高級レストランになって良かったじゃないか」
「あーっ、もーこんな時間だ、早く支度しなくちゃ」
真紀はそう言うとすぐにシャワーを浴びて身支度を整えだした。
「じゃあ真紀、翔麻の恋人役、しっかり演じてくるんだぞ」
「わかってるわ、任せて」
「それと、何があっても、帰ってきたら必ず俺に話して欲しい」
「何がって?」
「いやっ、何でもだよ」
「ただお父さんと会うだけだから、何も無いわよ」
17時半にそう言い残した真紀を僕は見送った。
22時過ぎに翔麻から電話が入った。
「さっき終わったよ、予想通り親父も真紀ちゃんのことすごく気に入ってくれたよ。ありがとう、ゆずる」
「そっか、じゃぁもう帰るんだな」
「それがさ、親父のやつ、今日急に予定を遅らせて、都心まで来させたのが申し訳ないって言ってここのホテルのツインとったから二人で泊まってけって…」
「えっ…」
「とにかく、今真紀ちゃんと変わるから」
「もしもし、ゆずくん?…違うよ、泊まるわけじゃないから、すぐにホテルから出てお父さんにばったり会っても何だから、ここに1時間くらい居て終電前には帰るから」
そう言って電話は切れた。
結局真紀が帰って来たのは次の日の日曜日だった。


[13] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  アオ :2024/04/30 (火) 19:39 ID:9wP0SjAk No.197299
更新ありがとうございました。
まさかの展開に読んでいる私ですら動揺?してしまいましたので、ゆずるさんは気が気でなかったかと想像します。
2人はどうしてたのでしょうか…


[14] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  ゆずる :2024/05/01 (水) 06:45 ID:qB7c.nCo No.197303
二人がどうしていたのか、気にしていただける方があれば幸いです。とりあえず真紀から聞いた事を自分なりに咀嚼して取り急ぎ書き込んでみます。


前日に少し飲み過ぎた僕は日曜日の朝9時すぎに真紀が部屋に入って来るまで熟睡していた。
ゆっくり目を覚ますと、ベッド脇で僕を覗き込むように見ている真紀がいた。その顔を見た僕はとても安心した気持ちになり、真紀の手を握ると、そのままキスをした。真紀の服を脱がして全身にキスをした。その時の真紀の身体は、石鹸の香りが漂い、僕の知らない女の色気を感じた。そのまま黙って僕は真紀を抱き、真紀も反応よく応じてくれた。
「昨日の事、全部話すから…」
僕が果てた後、真紀は静かにそう話した。
「わたし、翔麻くんと一線だけは超えてないよ、それだけは信じて」
「いいんだよ、そんな事は、ただ昨日あったこと全部知りたい」
「わかったわ…全部正直に話すわ…」
そう言って真紀は昨日の事を、会話の内容に至る詳細まで全てを僕に話してくれた。
19時前にホテルのレストランに着くとすでに翔麻とお父さんがいたそうだ、食事をとりながらお父さんに翔麻のこと、仕事のこと、子供のことなどいろいろ聞かれたらしい。それに応える度にお父さんは笑顔で頷いていたそうだ。
「いつもコイツの彼女を紹介されても、1時間も話しがもたなかったが、あなたとなら2時間も話し込んでしまった」
お父さんはそう言って上機嫌だったらしい。
会食が終わって会計が終わり帰ろうした時に、
「真紀さん、遠くまでありがとう。明日もお休みなら、今日はもう遅いからここのホテルのツインの部屋を取ってあるから二人で泊まっていったらいい」
翔麻のお父さんは唐突にそう言い出し、部屋のキーを渡そうとしてきたようだ。
「い、いえっ、ダ、ダメですお父さん、結婚前に二人でホテルに泊まるだなんて!」
「えっ、さっき翔麻と一泊旅行したと…」
「あーっ、親父ありがとう、真紀は遠慮してそう言ってるだけだから、せっかくなんでありがたく泊まらせて貰うから」
結局二人でホテルの部屋に入って僕に電話をしてきた。電話の後は終電の時間が来るまで二人で話しをしていたそうだ。レストランで真紀がトイレに立った時、お父さんが真紀の事をえらく褒めていたとか。
「どーお?わたしの名演技。すごい女優さんでしょ?」
「うん、俺も真紀ちゃんがここまで俺の彼女役に徹してくれて本当に自分の彼女かと錯覚しそうだったよ」
「でも、翔麻くんだったらモテるからいくらでも彼女役してくれる女の子いるでしょ」
「真紀ちゃんが本当の俺の彼女だったら俺こんなにふらふらしてないと思う」
真紀の目を見つめて真顔でそう言うと、翔麻はゆっくり顔を近づけてきたらしい。
「ダメよ!昨日は演技の練習でしただけなんだから。それに、キスした事ゆずくんに話したから」
「えっ!話しちゃったの?」
「そうよ、私たちは隠し事のない夫婦なんだから」
「で、ゆずるは怒ってた?」
「うーうん、怒ってなかったよ」
「えっ、怒ってないの?」
「うん、怒ってなかった」
「じゃあ、キスはOKってこと?」
「さー?たぶんそーなのかもね」
「ふーん、そーなんだー」 
(チュ)
「もー! またー!」
「だってOKなんでしょ」
そんな風にして部屋でのキスが始まったようだった。


[15] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  ゆずる :2024/05/02 (木) 18:32 ID:waCdIfaI No.197323
キスだけなら僕が良いと思っているという勝手な解釈から、キス以上の行為は絶対にしないことを条件にして、真紀も翔麻のキスを受け入れてしまったらしい。気がつけば終電の時間はとっくに過ぎてしまい明け方近くまでキスをしていたと言う。
途中何度も僕に電話や連絡を入れようか迷ったけど、今連絡したら、全て言い訳になってしまうと思い出来なかったと言っていた。
なんとかキス以上の行為には至らず、二人は虚脱感を残したまま軽い仮眠をとって今日を向かえた。そして、朝食を食べに早朝昨日のレストランに行ったという。
「真紀ちゃん、ゆずるに連絡しなくて大丈夫?」
「あー何て言おう…」
「大丈夫だよ、結局俺たち何もしてないし」
「したじゃん、あんなにたくさん」
「したって、キスだけでしょ?キスだけならゆずるもOKなんだし」
「キスだけじゃない、胸も触った」
キスをしながら翔麻が最初に胸を触ろうとした時は、約束が違うと真紀は抵抗したらしい。今日はキス以外は絶対にしないでと。
「さ、触ったって……ぶつかっただけだし」
「いや、ちゃんと揉んでました!それも何回も!」
「でも、ほんの数秒服の上からでしょ?…って、こんな事…俺は真紀ちゃんと言い争いなんかしたくないよ。俺、真紀ちゃんの事大好きだし、ゆずるともずっと親友でいたいと思ってるんだ。だから、真紀ちゃんとゆずるにはずっと幸せでいて欲しいと思ってる」
「親友でいたいと思っているなら、何であんな事!」
「ご、ごめん…俺が弱い人間だから…」
翔麻がそう言うとしばらく二人の間に沈黙が続いた。周りからは明け方の新婚夫婦のチワ喧嘩にしか見られなかったと思う。
「うーうん、わたしも悪かったの…直ぐに流されちゃって……部屋に戻ってチェックアウトしましょう」
二人はレストランで朝食を済ませた後、再び部屋に戻ってきた。
「真紀ちゃん、ほら、昨日遅くまでアレだったから汗かいたでしょ?シャワー浴びて帰ったら?」
「あー、そーだねー」
「真紀ちゃん先でいいよ、俺終わったら入るから」
「あ、ありがとう、じゃお先するね」
真紀がしばらく一人でシャワーを浴びていると…
・・・・ガチャ・・・
「ちょっ、ちょっと翔麻くん!!」
翔麻が裸で入ってきたのだ。
「真紀ちゃん、ごめん、俺、我慢出来なくて」
そう言うなり突然真紀に口づけしてきた。
「ちょっ、ちょっと、翔麻くん、キスだけだって言ったじゃん!!」
「だから、キスだけさ、最後にこのまま5分だけキスさせて欲しい」
二人はシャワー室で5分間裸のまま抱き合ってキスをしてからホテルをチェックアウトしたと言うのだ。それが本当に5分間だけだったのか、いささか疑問も残るが、真紀はキス以上の事は本当にしていないと言うが、それが本当かどうかは別として、会話の内容も含めて正直にここまでの話をしてくれた事が僕にとっては嬉しかった。


[16] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  ゆずる :2024/05/03 (金) 13:18 ID:RyohcWlQ No.197337
休日の日曜日の朝、寝室のベッドの上で、今愛し合った夫婦がそのままの格好で仲良く会話をしている。一般的な新婚夫婦ならよくある光景かもしれない。しかし、その話しの内容は、普通の夫なら許せる内容ではないだろう。しかし、僕は抑えられないくらい興奮した状態で妻の話しを受け入れていた。
「なぁ真紀、シャワー室でキスしていた時、翔麻のアレは硬くなってなかったのか?」
話しを聞き終わってからも僕は真紀を愛撫しながら聞いてみた。
「なってた…それより夜キスしてる時だって硬くなってたし…」
「触ったんだ…」
「触ったんじゃなくてぶつかっただけよ…あっ」
僕の愛撫を受けながら、真紀も少しずつ息が荒くなってきた。
「シャワー室でキスしていた時、翔麻はこんな風に乳首やあそこを触ってこなかったのか?」
僕の大好きな真紀の小粒大の乳首を摘んだり、少し濃いめのアンダーヘアーに指を絡ませながら聞いてみた。
「…触ってきた…でも、一線は超えなかったよ、本当に…んっ…」
真紀は僕の指の動きにビクビクと反応しながらそう答えた。
「一線ってこう言うこと?」
僕は再び硬くなったペニスを真紀の膣内に沈めた。
「あ、あーっ…」(コク、コク)
軽く喘ぐと、真紀は2回頷いた。
「あっ、あっ、ゆずくんの凄く気持ちいいよ…」
真紀の言う一線と言うのは、いわゆる挿入する行為だけなのだろう。それまでの前戯的な行為は一線にはかろうじて入らず、罪悪感から逃れられるようだった。僕としてはキスをした、いや、手を繋いだ時から翔麻と真紀はすでに一線を超えていると思っているし、一線を越えて欲しいとも思っている。そう言う行為をした真紀を見るたびにこの上なく興奮出来るのだから。そして、真紀の言う一線を超えないで帰ってきた時の真紀の身体はとても反応が良いのだ。ならばこれを利用しない手はないのではないかと思ってしまう。
「し、信じるよ…んっ…ま、真紀と翔麻が一線を超えていないって…んっ…」
「あっ、んっ…ありがとう…んっ、あっ、あっ、いっ…」
「…んっ、こ、これからも、んっ、翔麻の事、んっ、よろしく頼むよ、んっ…」
「えっ?、あっ、うっ、うん、わかった、んっ…んっ…いっ、ゆ、ゆずくん…いっいきそう…いっ…いっ…いくっ…いくっ…だめっ…いくっ…んーっ」
真紀が可愛い声を上げていってから、ほどなくして僕も今日2回目の射精を終えた。

「ゆずる、本当にごめん」
翌日翔麻は僕の職場に来て、突然土下座して謝ってきた。
「やめてくれよ、誰かに見られたら何だと思われるから」
真紀からその日のことを全て俺に話したって聞いたみたいだった。
「俺は別に怒ってないよ」
「本当か?」
「ああ、むしろ翔麻には感謝している」
「感謝?」
「今回の事でいっそう夫婦仲が良くなった。俺たちは盤石な夫婦仲を築く事が出来た。翔麻には感謝しかないよ」
「でも、俺……」
「とにかくもう俺は気にしてないから。翔麻もいつまでも気にするな」
「真紀ちゃんは?」
「大丈夫だよ、俺がついてるから」
こうして自分の妻が友人の恋人役になると言う一連の出来事は終わった。1回だけだから、と言う契約だったので、これで契約終了ということになる。三人の関係が今までのものとは変わってしまった事は確かだが、僕はそれ以上の物を得た様な気持ちで満たされていた。またいつかこの様な気持ちに触れたいと想いながら。
一旦投稿を終了します。ご拝読ありがとうございました。


[17] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  カズ :2024/05/03 (金) 18:13 ID:gsDwuiyo No.197339
更新ありがとうございます。
とても興奮しながら読んでいました。
その後の展開があるのか、とても気になります…


[18] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  えいた :2024/05/06 (月) 14:18 ID:RVnGPL9c No.197367
更新お疲れ様でした
私も興奮しながら読んでいましたよ。
また次回があるならよろしくお願いします


[19] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  ゆずる :2024/06/30 (日) 13:52 ID:VedeqbVQ No.197866
しばらくぶりに投稿します。
あれから約2ヶ月経つが特に翔麻とは連絡は取っていなかった。自分的には真紀と翔麻の今後の進展を期待しているが、自分からは何もしていなかった。翔麻も申し訳ないと土下座までして謝って来た事を考えれば、僕にはなかなか連絡を取りにくいのだと思う。ただ、その後あの日のことを聞くだけで充分に興奮する事が出来た。裸で抱き合ってキスをしている時、翔麻の手は肩から背中、お尻の方までなんども触れていた事や、時には手を前に回して乳房を揉んだり、乳首を摘んだこと、さらには真紀の陰部にも何度か手を伸ばし、ヘアーを触ってきたこと。真紀の口からその話しを聞いて僕は何度も興奮していた。
初めのうちは真紀も恥ずかしがりながらも正直に僕に話してくれた。それは僕に対する罪悪感もあったからだろう。しかし、何度も聞くうちに「またその話しするの?」と少し嫌な顔をするようにもなってきた。それでも真紀の話しを聞きながら真紀を抱くのが日課になっていた。

今回の真紀と翔麻との一連の出来事を改めて考え直してみて、今まで思ってもみなかったことを考えるようになった。真紀が簡単に翔麻に心を許してしまっている事だ。それは翔麻に限らず、それ以外の男性にもすぐに心を許してしまうと言うことではないのか。心の中に思った小さな疑念の炎はやがて僕の心の中いっぱいに広がっていった。ついに我慢が出来なくなり、僕は真紀を抱いた後につい聞いてしまった。
「ねぇ真紀、真紀は結婚してから俺と翔麻以外の男性とキスしたことってある?」
「えっ?!急に何?何でそんな事聞くの?」
「別に変な事を疑ってるわけじゃないし、怒っているわけでもないよ。ただ、職場での真紀のことは俺はほとんど知らないし、真紀なら言い寄ってくる男がいてもおかしくないと思うからさ」
「だから私が他の男の人とすぐにキスをする女って言うの?」
「いやっ、そうじゃないよ、ごめん」
「ゆずくん、このあいだから変なことばかり私に聞いてきて、私知らない!」
「ごめん真紀、別に真紀のこと軽い女だなんて絶対に思ってないから、ただ」
「ただ?」
「もし、そんな事があったら、正直に教えて欲しいだけなんだ」
「もしそんな事があったって、言えるわけないじゃない、もう知らないっ!!」
とうとう真紀を怒らせてしまったようだ。もし本当にそんな事があったのか、それを聞き出すにはもう少し時間をかける必要がありそうだ。


[20] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  :2024/07/04 (木) 11:37 ID:CY8MWsTs No.197915
良いですね。
これからの展開が凄く楽しみです。

私だったらですが、私が知っているのは内緒で友達と仲良くなり、
「二人でいる時は抜かないで」と妻が言うくらいに寝取られてほしいです。

羨ましいです。


[21] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  たか :2024/07/11 (木) 10:26 ID:n4kamFWc No.197989
本当に何があったのでしょうか。
続きを期待しています。


[22] Re: お前の嫁さん貸してくれないか?  ゆずる :2024/09/08 (日) 08:47 ID:8Fa8FWuA No.199198
しばらくぶりの投稿になります。
翔麻との事で進展があったのでご報告します。

しばらくぶりに僕から翔麻に連絡を取ってみた。やはりあんな事があったから僕や真紀に連絡しにくかったと言っていた。僕はまた前みたくウチでご飯でも食べようと誘ってみたが、翔麻は真紀の様子を気にしているようだった。
「来週末あたりに翔麻を呼んでまたウチで食事しないか?」
僕は夕食の時に思い切って真紀に話してみた。
「えっ、いいの?あんな事があったのに…」
「もちろんだよ、真紀がいいならだけど」
「…私ならいいけど…」
急な僕の提案に困惑しているようにも見える真紀に対して、出来るだけ優しい態度で話しかけるようにした。
「…けど?」
「あんな事があって、まともに翔麻くんの顔見れるかなぁ?」
数ヶ月前に妻の真紀と幼なじみで親友の翔麻は、翔麻の父親の前で恋人同志を演じて、その晩一泊都内のシティホテルで過ごした。その時に不貞行為があって、二人は僕に対してずっと負い目を感じているようだった。僕はそれを払拭したかったが、それにはある程度時間が必要と感じ、これまで待っていた。
「なら出来るだけ早く会って話そうよ。また前みたく」
「う、うん」
「決まり、俺明日誘ってみるから」
そう言って真紀に笑顔を見せると、真紀もまたはにかんだ笑顔を見せてくれた。

ピンポーン

金曜日の夜に、翔麻は高級なワインを持ってウチに来た。
「真紀ちゃん、あの時はゴメン!」
二人で出迎えた玄関先で、開口一番翔麻が頭を下げてきた。
「し、翔麻くん…」
「まー、こんな所で、とりあえず上がれよ。翔麻も何回謝れば気が済むんだよ、ハハハ…」
リビングに入っても、どこかぎこちない二人で重たい空気が続いていた。
「二人とも、そんなんじゃせっかくの料理や酒がまずくなっちゃうよ、もっと明るく話そ」
「そうだな、じゃあ遠慮なくご馳走になるよ」
そう言って翔麻も少しずつ以前のように話すようになっていった。
「翔麻くん、それ美味しい?」
「う、うん、すごく美味しいよ」
「よかった」
何気ない二人の会話だったが、以前の僕とは違い、そんな二人の会話に興奮を感じていた。
「ゆずるも毎日こんなうまい料理が食えて幸せ者だよ」
「毎日食べに来ていいよ」
一瞬間ができた
「ば、ばか言うなよ」
「そ、そうよ、翔麻くんだって忙しいだろうし、ね?」
「う、うん、まー」
二人の目がまた合った。僕の頭の中では二人がホテルのシャワールームで裸になって抱き合ってキスをしていた。実際にこの目で見てみたい気持ちが膨らんでいった。



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