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ある日の美代子

[1] スレッドオーナー: 最後のティッシュ :2017/04/30 (日) 07:54 ID:hurpv5t6 No.24577
夫を仕事に送り出すと次は小学三年生の息子を学校へ送り出す
静かになった家の中、テーブルに残された朝食の残骸
その前で面倒そうに溜め息をついた主婦の名は美代子
最近、何かとストレスが溜まっている
もう一度大きな溜め息をつき片付けに取り掛かると手際良く済ませてしまったが
昼間の家事はこれで終わりではない
家事は好きではないが手を抜けば夫の小言を聞かされる羽目になる
朝食の片付けを終えた後、ソファーに腰を下ろしたのは間違いだった
重くなった尻は上がって次の家事に向かおうとしない
美代子は家事を諦め携帯電話を手に取り出会い系サイトにメッセージを登録した
ハンドルネームは「マリア」

 おはようございます 暇してる主婦です
 32歳155cm 色白ちょいポチャ
 お昼前の時間に待ち合わせして割りきりで会える方 ホ別2でお願いします
 紳士のオジサマだったらいいなぁ

容姿の詳細や体重は書きたくない、こちらの条件は短くまとめてある
何度も登録するうちに辿り着いた無駄の無いメッセージである
一つの仕事を終えた美代子は大きな尻を上げ一度諦めた家事に取り掛かる
洗濯機をまわしている間に寝室のベッドを整え浴室に移ると湯船を軽く洗い流す
失敗した、いつもは洗濯機をまわしてから朝食の片付けに取り掛かっていたというのに
 (もお!脱水終わってないじゃない! サイアク)
手違いで生じた少しの手待ちの後に洗濯物を干す、天気予報によると今日は一日雨の心配は無い
ここで美代子は今日の家事が終わった事にした

携帯を持ちソファーに腰を下ろした
例のサイトには8件のメッセージが届いている
平日の昼日中に顔を見た事も無い女とヤリたい男が8人もいるということだ
 (はぁ?夕方から?そんな時間ある訳ないじゃない、私のメッセージ読め バーカ)
 (これ前にもメッセージ送って来たヤツ?中出しとか無理 死んでよ)
 (イチゴってなめてるの?2って書いてあるの見えないの? 値切るなケチ、クズ)
 (うわぁ、サイアク 今日はハズレかな ロクなのいない)
 (これも待ち合わせ場所が遠いから無理)
 (仕事帰り?夜?無理無理、絶対無理 バカじゃないの、主婦って書いてあるでしょ)
 (あー もお! ちょっとぐらいマトモな男いないの?)
美代子が諦めかけていた時、携帯に1通のメールが届いた
このサイトで出会い、その後も一度会った事がある男からの誘いだった
ハンドルネームは「テツヤ」本名は知らない聞く必要もない
タイミングが良過ぎる、美代子は「マリア」という名前を気に入り同じハンドルネームを使い続けている
登録したメッセージがテツヤの目に入り誘ってきたのだろうか
美代子は迷うことなくテツヤに決めた
お世辞にも美人とはいえない彼女の容姿、幾多の出会いの中で二回目の誘いは何度かあったが三回目は初めてだ
プロフィール通りなら50歳の既婚者、二回目に会った時は提示した金額よりも少し多めに小遣いを貰っている
金払いが良い、態度は好感的、容姿も悪くなく待ち合わせ場所は遠くない歓楽街
割りきりで遊ぶなら既婚者のテツヤは美代子にとって都合の良い相手である
服を着替え髪を整え化粧をした、体はラブホテルの風呂で洗えばいい


美代子が初めてサイトにメッセージを登録したのは二年前
その時からプロフィールの32歳という年齢は変わっていない
夫との小さな喧嘩、言う事を聞かないやんちゃな息子、代わり映えのしない毎日
小さなストレスが原因なのか、マンネリ化した日々の中に少しの刺激を感じたかっただけなのか
これといった切っ掛けは無かったが興味本位で出会い系のサイトに登録してみたのが始まりだった
美代子は返信の多さに驚いた
真っ直ぐに体を要求してくる男達、金銭と引き換えに美代子の身体を求めてくる
中には「目隠し」「拘束」「バイブ」等々卑猥な言葉を並べてくる男もいる
少し怖さもあったが実際に会うつもりはなく、暫くはメッセージを登録して返ってくるメッセージを楽しむだけだった
ほんの少しの気の迷い
三年もの間セックスレスだったことも手伝ったのか
「一度だけなら」そんな思いが震える指先で返信のメッセージを書きはじめた
相手は年下、男からの丁寧なメッセージ文の中に「ホ別2」と入っている
美代子は「ホ別2」という言葉の意味を知っていた、セックスをすれば二万円の謝礼を貰えるという事だ
顔も知らない男と会う緊張感と家族を裏切る背徳感、しかし後悔などといったものは無い
ラブホテルの部屋に入るとお金を渡された、セックスの内容は覚えていないがイク事は無かったのは確かだ
その日初めて会った男とセックスをしたという刺激的な思い出だけが美代子の中に残る
それが始まりだったが二人目の男とは案外冷静に事を進める事ができた
月に三度か四度の謝礼を貰ってのセックス、お金に困っている訳ではない
初めて会った男とその日にするセックスは、緊張と気が合い難いこともあるのだろう
美代子がイク事は無く男の射精を待つだけのセックスになる、美代子は性的な快感を期待しているわけでは無い
只イタズラに経験人数を増やすだけのセックスでも、求められる事と不貞を働いているという刺激に満足していた
お洒落して街に出てもナンパされる事はない、同じ屋根の下に暮らす夫からも求められる事が無くなった
しかし、サイトに数行のメッセージを残すだけで何人もの男が美代子の身体を求めてくる
男達の性欲が美代子を満足させていた


[6] Re: ある日の美代子  ふぐり太 :2017/04/30 (日) 10:56 ID:CF2WA9H6 No.24582
援交主婦とS男の話しですか、面白そうですね
マリアさんは何をされるのか楽しみです
続きを待ってます

[7] Re: ある日の美代子  武蔵 :2017/04/30 (日) 15:05 ID:kErYtoy2 No.24583
なんか???

[8] Re: ある日の美代子  最後のティッシュ :2017/05/01 (月) 06:55 ID:9D8LZVAE No.24584
肩の上辺りに繋がれた手は僅かだが自由が残されている
足首にも枷は掛けられているが足の先には気持ちばかりの自由はある
だが、そのささやかな自由は無いに等しい、腹と腿に掛けられたベルトに下腹部の自由は奪われている
マリアはテツヤの言葉と無防備に陰部を晒している事に少しの焦りを感じた
「もういいでしょ 外して」
「駄目だ、君はまだ僕の物になっていない」
「ねぇ、お願いだから」
「駄目だと言っただろ 二度言わせるな」
「お願い」
「それより、今の気持ちはどうだ?緊張か期待かどっちかな」
「外せって言ってんのよ!バカ! 変な事したら訴えるわよ!」
テツヤの内は喜びで満たされた、彼の前でマリアが本性を現したからだ
「バカ」「変態」「クソ野郎」
マリアは自分の言葉に煽られ罵倒の言葉がエスカレートしてゆき
ふくよかな白い肌を揺らしながら掛けられたベルトを肉に食い込ませるが
どんなに怒鳴ろうが抗おうがマリア自身の意思で体が自由になる事はない
その滑稽な姿を目の前にしてテツヤは気持ちを高揚させていく

罵倒の声を背に受けながら部屋に添え付けられた電話の受話器を持つ
「いつものやつを それと特別に用意したやつもだ」
二言発しただけで受話器を置くとマリアの声が止んだ
一方的に要求だけを伝える様子を見てマリアは察した、この男は初めてではない
それどころか、このホテルにとってテツヤは特別な存在であり現状から逃れるのは困難だという事を
「ごめんなさい」
「どうした?」
「怒鳴ったりして・・・」
「いいよ 気にしてない」
「今日は用事があって早く帰らないといけないの」
「それで?」
「時間が無いから今日は止めて次に会った時にしない?」
「男か?」
「え?」
「帰す訳にはいかないな」
「違う・・・」
「忘れたか 僕の物にすると言っただろ、他の男に会うなんて以ての外だ」
「違う、そうじゃなくて・・・」
「今は他の男の事は忘れろ」
「だから違うって言ってんのよ! 聞け!バカ!」
「いいね、君には似つかわしくない汚い言葉 それは僕だけに見せてくれる顔かな?」
 (こいつ頭おかしい ヤバイ 絶対ヤバイ)

二人の言葉が止まり静かになった部屋にドアが開く音が響いた
姿を現したのは両手を広げて大きな籠を持つ受付をしていた女、歳の頃は六十手前と言ったところだろうか
勝手に入ってきたことから察するに部屋の鍵は掛けてなかったようだ
テツヤと二人きりだった部屋に三人目が現れた
「助けて!この人変なんです!」
藁にもすがる思いで発した自分の言葉に恥ずかしさを覚える
この女もテツヤの仲間だ、助けてくれるはずがない
女はテツヤとマリアに向かって軽く会釈をすると、持っていた籠を置き何かを取り出した
手に持っているのは三脚だ、三脚の脚を伸ばしマリアの前に置くとビデオカメラを取り付け始める
「うそでしょ・・・ やだ・・・」
まだ録画は開始されていないがマリアは向けられたカメラから顔を背けた
事を済ませた女は部屋から出て行く、ドアに鍵がかかる音はしない
テツヤがカメラの画面を覗きながら録画を開始しする
「新しい二人の始まりを記録するよ こっちを向いて」
マリアは顔を横に向けたままだ
「横を向いたままでいいのか? 今から何をされるか見れないだろ」
カメラから離れたテツヤが床に置かれた籠に手を入れる
取り出したのはハンドクリームのような容器、その蓋を開けると次に黒色のディルドを取り出した
「これはマリアの為に用意したんだ」
テツヤは手に持った容器を眺めている、ディルドの事では無さそうだ
 (それ何なのよ・・・)
「これが何か分かるかい?」
「お願い、変なもの使わないで」
「変なものじゃないよ、君の身体に合えば気に入って貰えるはずだ」
ディルドの先が容器のクリームを掬い取る
黒いディルドの先に付いた白い塊、それが何所に向けられるのかは考えなくても答えを出すのは容易な事だ
ディルドを握りしめ近付いてくるテツヤ、マリアは逃れられる事の出来ない未知の恐怖に声を震わせた
「お願い・・・ やめて・・・」
テツヤが見下ろしているのは無防備な黒い花弁
左右に大きく開いた白い脚は拘束されている中でも僅かな自由を見つけて抵抗の動きを見せ
狙われている陰部も脚に伴う動きの中で最後の抵抗を見せている
細やかだが抵抗する陰部に向かって近付いてくるディルド
「いやっ だめッ」
ディルドの先に乗っていた白いクリームの塊が黒い花弁に押し潰された
「やめてッ」
ディルドの先がクリームを擦り込むように花弁を割りながら上下に動く
「お願い、お願いだから・・・」
ディルドは陰部から一旦離れるが容器からクリームを掬うと股間に戻ってくる、戻ってきた先はクリトリスだ
「いやぁッ」
ディルドの先がクリトリスを捏ね回した後、再び襞を撫でながら下がってきたが
クリームを蓄えたディルドの先は止まらずにそのまま肛門まで滑り下りて行った
「いやだ いやっ やめて、お願い」
まだマリアはクリームが付着したディルドの先で股間を弄られているという感覚しか感じていない
再びディルドがクリームを容器から掬い取るが今までとは様子が違う
開いた股間に突きたてられたディルドの先が膣口を開きながらマリアの体内に侵入していく
「お願い それだけはやめて、お願い・・・」
得体の知れない物が体内に入ってくる恐怖、膣内を掻き回し一旦は外に出るが
おののくマリアを余所に二度三度とクリームを掬い取りディルドは膣内に戻される
「お願い・・・ お願いだから・・・」
「怖がらなくていい、天国に行く準備はできたよ」
テツヤは膣からディルドを抜くとクリームで艶々と輝く花弁を眺め満足そうな笑みを浮かべた


[9] Re: ある日の美代子  最後のティッシュ :2017/05/01 (月) 06:56 ID:9D8LZVAE No.24585
ディルドとクリームの容器を籠に戻すと、ビデオの録画を一旦止めたテツヤはマリアを拘束台に残してソファーに戻った
上着の内ポケットから2錠1セットになった錠剤を取り出してメモ用紙に何かをしたためる
その内にはマリアへの愛が溢れているが、マリアには伝わっていない
 (何なのよ!早く外してよ!)
 (あの変態男、絶対に許さない!)
拘束されたままだがテツヤが離れ危険が遠ざかった事で上気し始めている
 (あ・・・ 熱い・・・)
マリアは身体の異変に気付いた、与えられた刺激は皆無だというのに乳首が勃起している
クリームを塗られた股間が熱い、クリトリスも肛門も下腹部の内側も
まるで火をつけられたような、まるで神経が剥き出しにされたような尋常ではない感覚
 (違う・・・ 違う・・・)
否定したが体内に灯った火が淫欲の液を分泌させる
塗られたクリームに代わりマリアの花弁を濡らしているのは湧き出てきた愛液だ
愛液は花弁から垂れ流れて肛門まで伝い、行き場を失うと床の上に滴り始めた
「そろそろかな」
ソファーの方から声が聞こえる
 (だめ、来ないで 今はダメ・・・)
マリアに近付くテツヤ、籠の前で一旦足を止めバイブを手にしたが思い直して別のバイブに持ち替えた
うねるバイブより強く振動するバイブの方が良いと判断したからだ
この判断が正解か不正解か、テツヤは心地の良い緊張で胸を躍らせながらビデオの録画を開始する
「さあ、始めようか」
振動音を轟かせ始めるバイブ
「お願い、許して・・・」
「許す?意味が分からないな、君は僕に何か悪い事をしたのか?」
振動するバイブの先が自由を奪われた股間に当てられ愛液で濡れた襞を震わせる
「いやっ・・・ いやっ・・・」
膣口を広げながら入ってくる振動、マリアは身体を硬直させた
「やだッ やだッ!」
テツヤは構わずにバイブを押し込み、奥まで押し込んだバイブが鈍感な膣内にある敏感な部分を振動で刺激し始める
「あぁうぅ うぐうぅ」
あまりにも強烈な快感にマリアは喘ぎとは思えない唸りのような声をあげた
テツヤの手は深く刺したバイブを押さえているだけ、マリアの性感帯を刺激する役目は振動に任せているが
マリアの悶えて捩る腰の微かな動きが、振動するバイブを膣壁に擦りつける
「いやあぁッ 動かさないでぇ!」
部屋中に響く懇願の叫び、拘束台の上で震える白い肌
「ぐうぅ うぐぅッ」
再び唸りはじめるマリア、バイブを挿入した後に聞き取れた言葉は「いや」と「動かさないで」の二言だけだ
「ぐううぅ・・・」
長めの唸りで咽喉を鳴らした後、マリアは失禁した
テツヤの手に向けて噴き出す小水は温かく、その温もりを感じながらテツヤは幸福の中にいる
マリアの体から出てきた物を汚いとは感じない、それどころか愛おしく感じている
「やだッ やだッ もうやめて!お願い!」
マリアは涙を流しながら懇願した
テツヤの前で失禁した恥ずかしさ、止まない振動に与えられる強烈な快感
気持ちと身体が別々の方向に向いていて気が変になりそうな感覚に襲われている
「いやぁーッ! いやッ いやッ」
今まで堪えていたが限界にきていた、急速に近付いてくる絶頂の気配を顔を振って追い払おうとするが
拘束された体と同じく、それから逃れる事はできない
「おぉうぐぅ・・・」
一際強い唸り声と身体の硬直、唸り声も聞こえなくなるとバイブの振動音だけが二人を包む
テツヤはマリアの身体が脱力するのを目を凝らしながら待っている
「はあぁッ ああぁ・・・」
枷で繋がれながらも突っ張っていた手足が落ちると
テツヤはバイブのスイッチを切ってマリアが絶頂から戻ってくるのを待った

マリアが正気に戻ると膣からバイブが抜かれる
テツヤは一旦マリアから離れ二本のバスタオルを持って戻ってきた
一つは拘束したマリアの体に掛け、もう一つのタオルで涙で濡れた顔を拭いて軽くキスをする
マリアがした粗相の後始末をするテツヤ、マリアはその様子を拘束台の上から黙って眺めていた
三脚に乗せられたビデオカメラは目に入っているが、録画されているという意識は頭の中から消えている
再び部屋に悦びの声が響いたのは二度目のキスの後だった
縛り付けられていた足は台から解放されているが、門型に組まれた柱に吊られている
Vの字に開いた脚の前に立ち腰を振るテツヤ、腰の動きに合わせ喘ぐマリア
マリアが何度目となるのか分からない絶頂を迎えた時、テツヤもマリアの中で果てる
膣から溢れ出た白い精液は肛門まで伝い流れ、その一部始終をビデオカメラは記録していた


[10] Re: ある日の美代子  最後のティッシュ :2017/05/01 (月) 06:57 ID:9D8LZVAE No.24586
拘束から解放され自由になったマリアはシャワーで体を洗い流す
繋がれていた手首や足首、ベルトを掛けられていた腿に残る拘束の跡を手で撫でるが消える事は無い
 (もぉ・・・ サイアク・・・ あれ位のお金じゃ全然足りないわよ・・・)
身体を拭きバスローブを纏って部屋に戻るとテツヤがソファーでタバコを吸っていたがマリアの姿を見てタバコの火を消す
立ち上がりマリアに近付くテツヤ、マリアは立ち止まりテツヤの動向を警戒した
 (え?なに? 何されるの?)
マリアの腰に添えられたテツヤの手がソファーまでエスコートする
誘導されるままに腰を下ろしたがテツヤはマリアに何もしようとはしない
テーブルにはマリアが冷蔵庫から出した飲みかけのペットボトルが置いてあり
マリアはそれを持って口を着けた
「マリアのバッグに僕が書いた手紙が入っている、後で読んでくれ」
「うん・・・」
 (はぁ?手紙?そんなものいらないわよ)
「それと、大事な話がある」
「なに?」
 (ビデオの事?)
「このホテルで働かないか?」
「え?ここで?」
「ああ、ここは僕が趣味で手に入れたホテルだ マリアが望む報酬を与える事ができる」
「いえ、私は・・・」
「ネットで男を探さなくてもよくなる、怖い思いをした事はないか? もうお金の心配はしなくていいんだよ」
 (今まで会った男の中で、あんたが一番危ない男なのよ!自覚ないの!? それにお金には困ってないし)
「やっぱり働くのは・・・」
「注文があった時だけ部屋に食事やアメニティグッズを届ける簡単な仕事だ それに、平日の昼間なら客はほとんど来ない、待機しているだけでいい」
 (話しを聞いてよ ここで働く気なんか無いの!)
「それよりビデオ・・・」
「ああ、あれは後でゆっくり見るよ 楽しみだ」
 (バカ!そのメモリーカードを渡して欲しいのよ!)
テツヤから力尽くで奪う事は現実的ではない、マリアはテツヤの話を聞きながら考えを巡らせる
一方テツヤは今までに無いほどにマリアと会話ができ至福の時間を過ごした

マリアの言葉数が少なくなり瞼が落ちてゆく
手がソファーに落ち上半身はソファーの背もたれに預けて首を垂らす
テツヤはマリアが飲んでいたペットボトルのキャップを締めると、首を垂らしたマリアの頭を撫でた
「駄目だよマリア、男と二人きりの時に睡眠薬の入った飲み物を飲むなんて、その男が悪い男だったらどうするんだ 心配が尽きないよ」
マリアの体がテツヤの腕に持ち上げられダラリと肉付きの良い手足が垂れ下がる
ふくよかな体つきのマリアだが、ぬいぐるみを運ぶように軽々とベッドに運んでゆく
ベッドに横たわるマリアはバスローブを纏ったままの姿、それを見下ろすテツヤ
赤いシーツの上には四方から鎖が延び枷が付いている、これを使わない手はない
テツヤは逸る気持ちを抑えた
気持ちは昂っているが、体の方は射精後の空虚から回復していない
盛った薬の作用時間は短いタイプの物だが3時間ぐらいは眠ったままだろう
ベッドのマリアには手をつけずにソファーに戻り、自身の回復を待つことにした
あれ程までに悶え狂っていた愛しい女性が今は子供のように眠っている
それを少し離れた所から眺めるだけで心が満たされ体の回復を早めた
マリアが眠りに付いてから三度目となるタバコの火を消す仕草
待っている間もベッドのマリアを眺めながら何通りもの性行為を想像していた
その甲斐あったのか、立ち上がったテツヤの鼻息は荒くなり回復した性器は見事に勃起している
しかし事を急く必要はない、先ずは浴室に向かいシャワーで身を清めた
真新しい肌になったテツヤはマリアが眠るベッドに向かう

テツヤがベッドを前にして立ち止まった
平静を装っていたが、やはり少し焦っていたようだ
「おっと、いけない ビデオをセットし忘れた」
マリアは眠っている、大きな独り言だ
拘束台に向いたままだったビデオカメラをベッドの横に移し
多種多様な玩具が入った籠をベッドの側に寄せ、バスローブの中からマリアの身体を取り出した
赤いシーツの上で映える白い肌、枷の跡が浮かび上がる手首に再び枷が掛けられる
眠るマリアが両手を広げると次は脚だ
テツヤは腿と足首に残る拘束の跡を優しく撫でた後に枷を掛けた
肢体を大きく伸ばした状態で自由を奪われているとは知らずに眠りの中にいるマリア
その姿さえテツヤの目には愛らしく映る
「マリア 愛してるよ」


[11] Re: ある日の美代子  最後のティッシュ :2017/05/01 (月) 06:57 ID:9D8LZVAE No.24587
マリアの目が薄く開いたが暗闇の中で何も見えない
まだ意識がはっきりしていないが何か不快な感じがする
胸の辺りの圧迫感、何故か手足を動かし難い
耳に入ってきたのは唸るような機械的な音
「はあぁ・・・ はあぁ・・・」
 (あ・・・ 私、感じている・・・ 熱い・・・)

ベッドに拘束されたマリアはアイマスクを着けられている
テツヤはマリアの豊満な胸に貪り付いていた
一本の手が開かれたマリアの股間に向かって伸びていて
その手はバイブのうねりを押さえている
ベッドの隅に転がっているのは媚薬の容器だが
中は空っぽで用済みになった容器だ
「うぅ・・・ うああぁ・・・」
マリアは手足を縮めようとするが縮まない
拘束台と比べれば自由だが不自由な事に変わりはない
視界を奪われているマリアの耳にテツヤの声が入ってくる
「おはよう マリア」
「うぐぅ・・・ なに・・・ 何してるの・・・」
「当ててごらん」
膣の中でバイブがうねり尋常ではない快感をマリアに与える
「だめっ だめっ これはっ ダメッ」
「そうだ、それだよ 正解だ」
バイブが膣から抜かれた
股間が熱い、クリトリスから肛門まで火の中にあるように熱い
視覚を奪われた身体は別の感覚を研ぎ澄ませていた
擦り込まれた薬が只の媚薬とは思えない程の猛威を振るっている事に恐怖を覚えるが
それは最初の絶頂を迎えるまでの間だけだ
次に膣内に入ってきた物、それは怒張したテツヤの性器だった
「だめっ 熱い 熱いッ いぐっ・・・」
ただ挿入されただけ、それだけだった
マリアは絶頂に向かっている事をテツヤに伝えた後に絶頂した

SMルームの赤いベッドの上、一度射精しているテツヤはマリアの身体を存分に抱き
視覚を戻され手足の拘束を解かれたマリアはテツヤに抱き付いて歓喜の声を上げた
最後はマリアから求めた膣内への射精にテツヤが応えると、ようやくベッドの上に静寂が訪れた
抱き合ったまま動かない二人、マリアの体内では男性器を咥え込んだ膣が痙攣している
まだ繋がっている男と女の性器、その下ではアナルプラグが肛門を塞いでいるがマリアはまだ気付いていない

眠りから覚めネオンに火が灯り始めた歓楽街
人通りが増えてきた街を駅に向かって歩く女がいる
女はまだマリアと美代子の狭間にいる
夫からの着信が残っていた
返信したのはホテルから出てからだった
息子は塾に行っていると思われるが夫は帰宅しているらしい
パートの面接を受けていたと話した
帰ったらパートに出る事にしたと夫に話さなければならない、嘘ではない
反対されても言い包める自信はある
問題は何所で働くか説明しなければならない事だ
 (もぉ、何でこんな面倒な事になったのよ サイアクだわ それにピルを処方してもらわないと・・・)

体の疲労に反して顔には微笑みが浮かんでいる
バッグに入っていたテツヤからの手紙はホテルを出た後夫に電話を掛ける前に読んだ
「愛しのマリア様へ」から始まるテツヤの美しい筆跡
手紙と一緒に入れられた錠剤がアフターピルである事と服用方法や副作用について丁寧に書かれていた
吐き戻してしまった時は直ぐに連絡をくれとも書いてある
テツヤは手紙の中で既婚ではなく独身である事を告白し謝罪している
美代子が何度も目を通したのは最後の三行

 おそらく今日は君の体を抱くだけになるだろう
 君がこの手紙に目を通している頃、僕は君の心を手の内に入れる決意を固めているに違いない
 願いが叶うその日まで 手前勝手ではありますがお付き合いください 

出掛ける前に干した洗濯物の事を思い出すのは帰宅してからになる、それより夕食の支度の方が心配だ
賑わいを見せ始めた歓楽街、ネオンの光に照らされながら歩く美代子
一年半の後には豪邸に居を移しテツヤこと正太郎との間に双子を授かる事になるとは、この時の美代子は夢にも思っていなかった


[12] Re: ある日の美代子  最後のティッシュ :2017/05/01 (月) 07:02 ID:9D8LZVAE No.24588
おはようございます
これで終わりですが読み難い点や難解な部分があればご指摘ください
後に書くかもしれない作品の参考にしたいと思います


[13] Re: ある日の美代子  ふぐり太 :2017/05/02 (火) 17:06 ID:oocOFCoM No.24597
長編の次の展開を待つ期待感も良いですが短編も良いですね
二回読みました
1にあった目隠し、拘束、バイブというのはテツヤではないかと考えたり
勝手に冷蔵庫の飲み物を出して飲む図々しい女かと思えば、それが仇になったり
良かったと思いますが
凌辱感が物足りない気が・・・
勝手なこと言ってすいません
最後に二人が結ばれる感じになったので良い加減かもしれませんね

色々書きましたが自分で書けと言われても書けませんので、次に期待を込めてという感じで受け止めてください

[14] Re: ある日の美代子  最後のティッシュ :2017/06/17 (土) 18:27 ID:uewnmYFA No.24743
こんばんは
返事が遅くなって申し訳ありません
貴重なご意見ありがとうございます
次の作品を書き始めていますがソフトなエロになりそうです
凌辱的な事は未定ですが、またよろしくお願いします


[15] Re: ある日の美代子  紀夫 :2017/10/25 (水) 16:02 ID:UU8pdmq2 No.25201
次の展開にワクワクさせながら期待しています。


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