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真理の目線

[1] スレッドオーナー: 真理の夫 :2024/07/17 (水) 21:06 ID:KuVn2sLM No.193356
雄「ふぅ〜、さっぱりした...」
風呂から上ってリビングに戻ると、妻がPCを眺めていました。
雄「お先ぃ...」
理「はぁ〜い。」
雄「...どうしたぁ?」
理「...う〜ん、ちょっとねぇ...」
画面を覗くと、以前投稿した私の原稿がありました。

雄「何かある...?」
理「何がって、訳でも無いんだけど、ちょっと、あたしの感想と違うかなぁ...って」
雄「でも、それって、投稿済みだよ?」
理「そうなんだけどさぁ...」
雄「・・・」
妻が言う意味が判りませんでした。

理「タカさんが書いた事に違いは無いんだけど、読み返すと、あたしの感情とはちょっと違うんだよねぇ...」
雄「ふ〜ん、どう違うんだ?」
理「この時、“こんな事思って無い。“って訳じゃ無いんだけど、ニュアンスが違うかなぁっ...」
そう言って、人差し指で画面を“トントン”と叩きました。

雄「そうなんだぁ...真理が、“もう、お終いにしよ!”って言うから、これで間違って無いと思ってたし、その後は、読み返して無かったけど...」
理「う〜ん、あたしもね、恥かしいから早く終了して欲しくって、そう言っちゃったけど、ちょっと、気になって読み返したんだけど...タカさんが書いた事に間違いは無いんだけど、あたしの気持ちと100%一致して無いかなぁ...って」
以前、不倫カップルが出来ちゃった婚、双方の息子と出来ちゃった娘もフライングして出来ちゃった婚をした話を投稿した者です。

お目汚しできるなら、妻の感覚でお話したいと思います。


[37] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/10/02 (水) 21:08 ID:0YzPsp/. No.195116
昼休憩まで、子供達を放置してイチャイチャしてました。

“ピィ、ピピィ〜!”
場内に放送が掛りました。
「本日もご来館ありがとうございました。
只今を持ちまして、午前の営業は、終了となります。
午後の営業は、・・・・・・」
午前の部が終了です。

雄「さぁ、上ろうか...?」
理「うん!2人とも、出るよぉ〜!」
志&真「ハ〜イ!」

プールから上った子供達をタオルで簡単に拭きながら、
雄「子供は着替えさせて、外で待ってるよ。」
理「うん!急いで着替えるね。」
“早く着替えて、お弁当を持って行かなきゃ...”

雄「着替えたら、昼ご飯だぞ!」
志&真「ん...?」
雄「ママが、早起きしてお弁当作ってくれたんだって!」
志&真「やったぁ!お弁当だ!」
雄「そうだ!“やったぁ!”だな...」
雄「...、......!」
志&真「ハ〜イ!」
“??”
“なぁに...?”

一生懸命、急いで着替えましたが、色々と準備に時間が掛かりました。
“落ちちゃったお化粧直したり、ブラの中のオッパイ寄せたり...
女の子は何時も大変なのよ!”

理「お待たせぇ〜」
“あ!アイス食べてる!”
理「あぁ...
 アイス、いいなぁ...!」
雄「お弁当、待てないって言うからさ...」
孝志と真が“ニタァ...”とこちらを見ます。
男3人でアイコンタクトです。

理「ハイ、お待たせしましたぁ〜」
ビニールシートに座る3人の前にお弁当を広げる途中、タカさんが声を掛けます。

雄「真理さん、ビール、飲む...?」
理「飲みた〜い!」
“わ〜い!”

雄「待ってて!」

理「はい!お待たせしました!」
志&真「いっただきま〜す!」
両手でビールを抱えて、タカさんが帰って来ました。
雄「......タオルある...?」
理「ん...あるよ。ちょっと、待って...」
雄「...」
理「ハイ!どうしたの?」
雄「うん、ちょっと...」
タカさんが私の背中側に廻り、髪の毛をタオルで包んでくれました。

理「あれ...まだ、濡れてた?」
雄「あぁ...少しね...」
理「ありがと...タカさん、ご免ネ。」
雄「......」
タカさんは、返事もせず私の髪の毛を乾かします。
無理に引っ張る訳ではありませんが、力を込めて、まるで髪の芯に残っている水分を絞り出す様な仕草です。

雄「こんなもんかな?」
と言いながら、オレンジ色のブラ紐を引っ張って、“パチン”としました。
理「キャッ!もう...」
後頭部で髪の毛を束ね、乾き具合を確かめます。
理「アリガトね...
 これ位なら、大丈夫!
 お待たせ...!」
タカさんの気遣いが嬉しくて、笑みが浮かびました。

雄「あれ?もう1本じゃぁ無かった...?」
理「私も呑みたい〜ィの!」
“”イジワル“だなぁ...”

志&真「ママぁ〜!お弁当美味いねぇ!」
理「ほんとォ〜!2人共ありがとうね!
 何も言わずに食べてる人もいるけど...」
“仕返しだぁ...!”

雄「いや...美味しいから、ビールのお替り欲しくなったんだけど...」
理「真と孝志君は、ちゃんと“美味しい”って、言ってくれたもんねぇ...!」
志「おぅ!俺達、言ったもんな!」
真「おう!美味しいって、言ったよな!」
“ほら...!”

雄「真理さん、お弁当美味しいよ!有難うね!」
理「どういたしまして...」
“息子達みたいに素直に言ってくれれば、あたしだって、”イジワル“しないのに...”
雄「“言え”って、言われたから、言ったんじゃ無くて、本当に思ってるんだからね!」
理「ハイハイ!アリガトウございます...」
“判ってますよ。判ってるけど、”イジワル“しちゃうの!”

志「お腹イッパイだぁ〜!ご馳走さま!」
真「ママ!ボクもお腹イッパイ!
 遊んできてもイイ?」
理「でも、機関車の方だけね!」
志&真「ハ〜イ!」
“うわぁ...なんか、幸せぇ”
“子供達は、凄い勢いでお弁当食べてくれて、『ご馳走様』まで元気に言ってくれて...”
“素敵な彼氏とビールを飲みながら、イチャイチャ出来て...”

理「......」
雄「どうした...?」
理「...ん...皆でお弁当食べて...
 皆が美味しいって、言ってくれて...
 嬉しいなぁって...
 孝志君も真も元気に遊んでて...
 楽しいなぁって...
 思って...」
雄「ん...何かあった...?」

理「ん...昨日ね...
 うちに帰ってから、“タカさんに甘えすぎたかなぁ...”
 って、ちょっと、反省してたの...」
雄「...えぇ...なに?」
理「だってぇ...
 プールでは、ポロリして時に助けて貰っちゃったし...、
 試着室で、全部見せちゃったし......」
雄「うん...」
“こんなタイミングで聞かれたら、うちの人の冷たい態度を思い出しちゃったよ...”

雄「水着買ったり、デート誘ったり...やり過ぎた...?」
理「違うの!」
 “違うよ!それがと〜ても、嬉しかったんだよ!”
雄「...」
理「あのね!うちに帰って、家事してたら、急に
 “私は主婦でしょ?”
 って、
 “主人の妻でマコトの母親でしょ”
 って、思っちゃって...」
“でね...『まぁ...度が過ぎない様にしろよ!』とか、言われたんだよ!”

理「で、さっき...
 孝志君モ真も...タカさんも、
 “お弁当、美味しい!”
 って、言ってくれたでしょ?
 頑張ったの褒めて貰えて、嬉しくなっちゃったの...
 そうしたら...余計に、昨日の主人の言いかたが嫌になっちゃって...」
雄「そっかぁ...」
“私だって、完璧だなんて思ってないよ…
でも、自分が満足したら、それで”OK”なんて、思ってないからね!“

雄「俺は、真理と2人切りなるのも楽しみだし、マコトと一緒にいるのも楽しいけどだなぁ...
 両方とも、いいけどな!」
理「ほんと?」
雄「あぁ...
 だって、こうやって真理と2人でタカシとマコトが遊んでいるのを見ているって、責任もあるけど、楽しくない?」
理「うん。判る!」
雄「だから、4人でいる時間は楽しいし、真理と2人だけの時間も楽しみにしてる...」
理「うん。今日も楽しむし、デートも楽しんでいいんだよね?」
雄「難しい事は判らないけど、今はそれでいいんだと思うなぁ...」
と言った後、タカさんは残りのビールを飲み干しました。

理「...」
雄「さて、本格的に真理のご飯を楽しむかなぁ...」
理「うん。お口に合いますように...」
“一杯食べて欲しいなぁ...”
雄「いただきま〜す。」
タカさんは、おにぎりやサンドイッチを頬張ります。
“一杯食べて欲しいけど、お腹壊さない...?”

雄「う〜ん。ご馳走さま〜。」
理「お腹、一杯になったぁ...?」
雄「なった!もう食べられない!
 美味しかった。アリガトね!」
理「お粗末様でした。」
“えへ...嬉しい!”

雄「真理、こっちおいで...」
理「何...?」
“...?”
4人の中心に広げたお弁当箱を回って、タカさんの隣に座りました。

雄「ビール飲んで、腹がふくれたら、眠くなった...」
“!”
“や〜ん!子供みたい...”
理「はい!」
真理の膝枕でタカさんはお昼寝です。
『すぅ...すぅ...』
“タカさん、本気で寝ちゃたぁ...”


[38] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/10/06 (日) 14:07 ID:0FPR9qLI No.195253
理「そろそろ、起きて...」
お鼻を摘んで、お耳をモジョモジョ...
雄「う〜ン...」
“あっ!起きた!”
雄「どれぐらい寝てた…?」
理「30分位...気持ち良さそうだったから、起こせなかった...」
“お鼻やお耳を悪戯してたけど...”
タカさんの髪の毛を手ですきながら答えます。
タカさんが満足気に私の顔を見詰めてくれます。

雄「30分も...
 足、痺れただろ...?ご免な。」
理「ちょっとだけだよ...
 それよりもタカさんの寝顔見てたら、ここが気持ち良かった...」
と、言いながら、右手で胸を押えました。
“それよりもタカさんの寝顔を見てた方が心が安らかだったよ!”

雄「おっぱい...?」
理「ばかちん!」
『パチ〜ン』
“バカぁ!真理は、タカさんが愛おしくて仕方なくなってたのに...”
髪の毛をすいてた手で、頭を叩きました。

“うふ…”
理「もう...いたずらっ子なんだから...」
雄「えへ...」
“ちょっと、冒険しちゃおうかなぁ…?”
理「貴方...もう起きて下さい。
 少しは子供達の相手をしてあげて下さいね!」
雄「そうだなぁ...ちょっと、行ってくる。」
“あ!タカさんがお芝居に乗ってくれた!”
『チュッ!』
起き上がる前に、タカさんにキスされました。

“うふ…嬉しい!”
理「もう......これも“バツ”...?」
雄「そう、オレに優しい真理に“バツ”...」
理「こんなバツなら、いつでも欲しいなぁ...」
雄「誰も見て無い時は...ね」
理「うふ...さぁ、子供達をお願いね、パパさん!」
雄「おぅ!行ってくる」
起き上がって、機関車の方に向かいました。
”うふ...タカさんが私の旦那様みたい!”
お弁当の後片付けをして、機関車に向かいました。

雄「片付いた…?」
理「うん!皆が一杯食べてくれたから、荷物はおっきいけど軽いよ!」
“空っぽのタッパだけだからね!”
トートバッグを下げた肩を上げ下げして、軽さを表現します。

雄「美味しいごはん、アリガトウなぁ!」
理「お粗末様でした...
 でも、タカさんや孝志君は、何時もあんな風に“ガツガツ”って、食べるの?」
雄「え...?
 考えた事無いけど、育ちが悪いからじゃないか...?」
“そんな事無いよ!
タカさんも孝志も凄い勢いだったけど、綺麗な食べ方だったもん!”
理「そんな事無いよ!
 凄い一生懸命食べてくれるから、作ったかいがあったよ!
 だって、タカさんなんて、右手におにぎり持って、左手でサンドイッチ食べてるんだもん...」
雄「よく覚えて無いけど...やっぱり、育ちがよくないからだよ...
 でも、美味かったからしてたんだと思うよ。」
“美味しいって、言われちゃったぁ!”
理「うふ...嬉しっい!」
雄「真理の作ったご飯も捨て難いけど、来週は美味いもん食おうな!」
“!そうだぁ!デートだぁ”
理「うん!楽しみだなぁ...!」
タカさんの右腕にぶら下がって、抱き付きました。

タカさんに髪の毛を“グシャグシャ”ってして貰った後、正面を向かされて腰に手を回されて、引き寄せられました。
理「...う...んん...」
雄「......」
“う〜ん...気持ちいいよぉ〜”
理「ダメョ...ぉ...子供達もいるのよォ...苛めないで...」
タカさんの首に腕を回して、耳に顔を近付けて囁きました。

雄「顔上げてごらん...」
“?”
理「...んん...なぁに...」
雄「真理が可愛過ぎるから、“バツ”だよォ...」
“やったぁ!”
理「“バツ”、ちょうだぁい...」
“タカさん!イッパイ”バツ“頂戴!”
唇にキス、そして、腰に回した腕の力が緩みました。

理「...ウフ...また、“バツ”、貰っちゃった...」
雄「パパママモードに戻る前の儀式ね...」
理「は〜い...パパさん、子供達を呼んで下さいね...」
雄「ハイ!承知しました...。ママさん...!」
“やぁ〜ん!イチャイチャカップルモード”
タカさんは、ジャングルジムに昇っている子供達の元に向かいました。

志&真「やったぁ!ジュースだ!」
理「...?」
“何で、ジュース?”
理「もう!甘やかしちゃダメでしょ!」
雄「いやぁ、今日は2人ともちゃんという事聞いて、いい子だったんだから、それ位してやってもいいだろぉ...」
理「もう!だから、おとこ親はダメなの!
 今度来た時も、
 “この前、ジュース買ってくれた!”
 って、言うに決まってるでしょ?」
雄「はい...すみません......」
“そんなに、ショボつかないでぇ...”
“建前で言っただけなんだから...”
“タカさんが1日頑張ってくれたの知ってるよ!”

理「パパが良いって言っちゃったからジュース買って上げるけど、おうちに帰ってからは牛乳か麦茶しかダメだからね!
それでも、いいのね?」
志&真「分ったから、ジュース!」
志&真「パパ、怒られてやんの!」
タカさんが、“この野郎...!”って顔で、2人を見てました。
“タカさんはおっきい子供だね!”

理「そうねぇ...孝志君と真の方が、ずぅっと、良い子よねぇ...」
言い終わるや否や、タカさんを見て、睨み付けました。
“ポーズだからね!本当に、ダメなパパだなんて思って無いよ!”
でも、タカさんは、“済みませんでした...”って、顔でした。

理「じゃぁ、約束したからね!守らなきゃダメよぉ!
 さぁ、ジュース買いに出発!」
雄「じゃぁ、俺も、もう1本飲もうかなぁ...」
理「ダァメ!パパは“バツ”です!」
“折角、ダメなパパじゃ無いって言ったのに...!
言って無いけど...”

理「はい!2人共、約束は守らないとダメだからね!」
ベンチに座って、ジュースを飲む息子達の後ろに廻って、タカさんが愚痴ります。
雄「お前達は、いいよなぁ...」
志「だって、俺達は良い子だったもんなぁ!」
真「うん!良い子だったもんな!」
“もう...子供なんだからぁ。。。”

理「ママも水分補給しなきゃぁ!」
雄「俺のは...?」
理「パパは、“バツ”でしょ?」
雄「なんでだよぉ!
 何時もじゃ無くて、今日だけ特別って、言ったじゃないか!」
タカさんは、年甲斐も無く、本気で怒り始めました。
“そろそろ、許してあげないとね!”

理「嘘よ。はい、パパもお疲れ様でした。」
背中に隠した缶ビールをタカさんに差し出しました。
理「パパ、1日、ありがとうございました。
 子供達が良い子だったのは、パパのお蔭よ!」
“イジメちゃってご免ね...”


[39] Re: 真理の目線  マーベリック :2024/10/08 (火) 12:35 ID:WixwZHbs No.195308
真理の夫さん、更新ありがとうございます。

おふたりの光景が目に浮かぶようです♪
特に真理さんの心のセリフには相変わらずキュンキュンしております♪
アメとムチのフリ幅はこれくらいが良いなぁって感じです。
続きを楽しみにしております!


[40] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/10/10 (木) 21:01 ID:ZaHV9kfQ No.195357
「本当に、“バツ”かと思った...」
「そんな事、する訳無いでしょ!
大事な人なんだから...一杯、頑張ってくれたんだし...」
「...」
「タカさん。お疲れ様でした!」
「おぅ、ありがと...
真理も、お弁当沢山作って大変だっただろ?」
「う〜ん...
作ってる時は、大変だったけど、み〜んなが美味しいって言ってくれたから、大丈夫だよ!
あのねぇ...真があんなにムシャムシャ食べてくれたの...始めてだと思う...
貴方と孝志君が一生懸命食べてくれたから、つられたんだと思う...」
「えぇ...?」
「貴方と一緒だと、色んな事が、素敵になってくる気がする...」
「そんな事、無いよ...」
「あるの!
だから、来週のデートは、あたしも素敵にしてぇ...お願い...」
並んで座りながら、ジュースを飲む息子達の後姿を見ていると、タカさんの手が腰に回って引き寄せられました。

「真理は、今でも十分素敵なママだけど、来週はすっげぇ素敵な女性にするからなぁ!」
「うん!すっげぇ素敵にして!若い娘には負けないよ!」
“ぜ〜ったい、タカさんの自慢の彼女になるんだから!”

真と孝志が並んで歩き、後にタカさんと並んで歩きます。
タカさんは、空になった弁当箱を入れたトートバッグを肩に掛け、私と手を繋いで歩きます。

「こうやって歩けるのも駅までだね...」
「そうだなぁ...」
「何時でも...何処でも...こうやっていたいなぁ...」
「...そうだなぁ...」
“我が儘だけど、本当にこうしていたいんだよ!”
私の気持ちを感じてくれたのか、タカさんの手に力が入ります。

「もし...いっつもタカさんと一緒だったら...楽しいだろうなぁ...」
「...そうだなぁ...何時でも真理が隣にいたら...」
「......」
“ゴメンナサイ...そんなの無理だよね...”

電車に乗って孝志と真を挟んで、タカさんと私が座ります。
疲れて眠り、倒れそうになる息子達を押える様にしますが、背中に回ったタカさんの腕は私の背中を優しく撫でていました。
2人が倒れない様に胸に回したタカさんの手は、私の掌を撫でます。
息子達の頭越しにタカさんを見詰めます。
“あぁ...もう直ぐ、お別れだぁ...”
“こんな素敵な時間がもっと続けばいいのに...”

「タカさ...明日から仕事だよね...?」
「うん...そうだよ。」
「お仕事、頑張ってね...」
「うん…ありがと...頑張るよ。
トラブって、来週末仕事にしたく無いからなぁ。」
「えぇ...そんなのヤダよ...」
「大丈夫、絶対にしないから...」
「うん...頑張って欲しいけど、頑張り過ぎないでね...」
「分ってる。」
「......」
「あのさぁ...用が無くてもメールしてもいいか...?」
“えぇ!連絡してくれるのぉ!”
「勿論!
タカさんからの連絡待ってるからね!
何でもいい!何でもいいから、イッパイ連絡してね!」
「うん。色んな事、連絡する...」
息子達を押えた手に、今まで以上に力を入りました。


[41] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/10/15 (火) 21:42 ID:woxHu.3A No.195503
次の週末まで、メールでの連絡のみでした。

『いってきます。』
『いってらっしゃい...』

『今から帰ります。』
『お疲れ様...!』

特別な事が無くても、そんなメールは必ず交換しました。

週末のデートは、8時30分に水着を買ったターミナル駅に集合、行先は、そのターミナル駅から2つ先にある人工の波が出る室内レジャープールに決まりました。
タカさんが選んだプールは、若者には人気のレジャー施設でした。
友達に聞いたり、雑誌を読むと、一般の入場券は入手が難しい施設でした。
運営会社の親会社に後で私も知る友人が務めているとの事で、電話一本でチケットを入手できたそうです。
“”私との初デートだから、気合い入れた。”とか、言ってたけど...”

しかも、費用はVIP扱いで全て無料にしてくれたそうです。
“それだって、”俺に任せろ!“みたいな事言ってよね!”

学生時代の友達にプールの事を聞いた時、
友「なによ、真理、デートでしょぉ?」
理「......」
友「やっぱりぃ!
 ねぇ、本気?それとも浮気?」
理「人妻だから、浮気になっちゃうのかなぁ...?
 でも、あたしは遊びのつもり無いよ!」
友「真理!彼氏に会ったら、さり気無く、聞いてごらん。
 即答したら、本気だし、口籠ったら、遊びだよ!」
理「......」
“やっぱり、タカさんにとっては遊びなのかなぁ...?”

友「後で結果を教えるんだよ!」
理「...うん...判ったぁ...」
友「じゃぁね!」
“”タカさんに遊ばれてたぁ!“なんて、報告したくないよぉ!”

デート当日です。
真と主人を送り出し、自分の準備に取り掛かります。
“急がなくっちゃ!”
“水着じゃなくったって、女の子は大変なんだからね!”

シャワーを浴びて、ローションは何時もより入念に塗ります。
ブラとTバックショーツを着けて、姿見で自分の姿を確認します。
“変なとところ、無いかなぁ...?”
“今日はタカさんの大好きなオレンジで攻めちゃうんだから!”

準備が完了して、マンションの入り口でタカさんの携帯を鳴らします。
『家を出ました。タカさんは?』
『今、駅に向かってる。乗る電車の時間が判ったら、連絡するよ!』
『お願いしま〜す。一番後ろで、いいよね?』
『OK!』

もう直ぐ、駅に到着です。タカさんに会えます!
『〇〇分発だから、△△駅は〇●分かなぁ...?』
『は〜い!もう直ぐ駅に着きま〜す。』
“この前、真を置き去りにしそうだったんだよね。“
“そんな事してたら、タカさんに嫌われちゃう!”
“気を付けないとね!”

“タカさんに連絡しとこっと...”
ホームのベンチで、メールを打ちました。
『今日は“ピッ”だけだから、乗り遅れないから!
でも、乗り遅れたら、バツかなぁ...?』
“バツ...くれるかなぁ...“

『乗り遅れなくても、今日は、一杯“バツ”するゾ!』
“うふ...”
『“バツ”が一杯、嬉しいなぁ!』
『メールに気を取られてると、ほんとに乗り遅れるぞ!』
『大丈夫だよ!ホームのベンチでメール打ってるから!』

後、2分で電車が来る!“
『駅、出たよ。』
『私も荷物を持って、ドアの前で待ってます!』

タカさんが乗る電車がホームに滑り込んで来ました。
“タカさん、乗ってるよね!”
“いた!”
こちら向きに座って、笑い掛けてくれていました。
電車が止まる時間、ドアが開く時間が凄く長く感じられ、もどかしい思いがしました。

やっと、ドアが開き、電車に飛び乗ります。
“もしかして、あたしへの虐めで、車掌さんがドアを開けなかったんじゃないの?”
タカさんが、自分の隣の空いたシートをポンポンします。

「えへ...いいお天気で良かったね。
雑誌とかで確かめたら、凄く人気があるところなんだね。
チケット取るの大変だったでしょ?」
タカさんは、にやけています。
「そりゃぁ、真理と初デートだから、頑張ったよ!」
“嘘つき!○○さんにチケット頼んだんでしょ!”

「ほんと?ありがとね、タカさん!」
タカさんは、チラチラ私の事見ます。
今日、私が選んだのは、白いノースリーブブラウスとオレンジのキュロットでした。
(サンダルはラインストーンが入っているお洒落な物でしたが、タカさんは知りませんでした。)
“もう!頑張って準備したんだから、気が付いてよね!”

「今日もオレンジだね!」
「そう!あたしのフェバレットカラー!
タカさんもオレンジ、好きでしょ?」
「あぁ、色味も丁度良い感じ!下着もオレンジでいい感じ!」
“えへ、タカさんの好みだし、あたしも大好きな色なんだよ!”
“ブラもオレンジなの、バレてるぅ?”
「やっぱ、分る...?」
「分るっていうより、見せてるだろ?」
「えへ...頑張っちゃた...!ダメ...?」
「ううん。真理、カッコいいよ!」
“タカさんが、“カッコいい”って、言ってくれた!
あのね、今日はぜ〜ったいに若い娘に負けないんだから!ね“

乗り換えまで15分程でしたが、興奮して、喋りっ放しでした。
「今日行くところって、流れるプールやウォータースライダーがあって、波が出るプールもあるんでしょ?」
「うん...そうらしいよ。俺も行くのは初めてなんだ。」
「あのね、子供達には関係無い友達に今日のデートの事話しちゃったんだ...
そうしたら、
“そこのチケット取ってくれるなんて、彼氏は本気だよ!”
って、言われちゃった。」
“タカさぁん、お願い!”

「本気かも...って、何?
俺が遊びで真理を誘ってる疑いがあるって事?」
「う〜ん......私もそんな事思いたくないけど、友達が、
“真理は人妻でしょ?”
って、言うから...」
「既婚者だから、本気かって言われたら、誰も納得させる事を言える訳じゃ無いけど、遊びじゃ無い事は確かだよ。
それに折角のデートのスタートからこんな話はしたく無い!」
“やったぁ!タカさんは直ぐに応えてくたよ!”

「ご免なさい...私もそんな事思ってない。
その友達が言ったの。
“その男が口籠ったら、気を付けなさい。”
って、でも、タカさんは即答してくれた。
私の事情とタカさんの事情は分かってる。
でも、ちゃんと答えてくれたから大丈夫。今日は、イッパイ楽しもうね!」
「そうだね!今日は、“パパさん”、“ママ”は、無しだぞ!」
「は〜イ!貴方!」
“もっと冒険して、”タカさん”と“真理”にしちゃおうかなぁ!“

電車を乗り換え、目的のレジャープールまで、バスに乗ります。
幸運にも、バスも並んで座れました。
“嬉しくって、タカさんの腕から離れられなぁい!”
“ぜぇ〜たい、タカさんの事、放さないんだからね!”

目的のプールに着きました。
大勢の人がチケット売り場に並んでいました。
“?”
「貴方!チケット買わなくていいの?」
「うんん?ここに有るよ。」
“?”
ポーチの中から、チケット2枚を出します。
まさか、そんなスペシャルチケットを準備しているとは思いませんでした。
入口にも沢山の人が並んでいましたが、タカさんはスタスタ歩いて行きます。

「ねぇ、タカさんって、何者なの?」
「何が?」
「だって、皆、チケット買うのも、中に入るのも並んでるんだよぉ...」
「真理との初デートに、そんな面倒くさい事したく無い!」
“”カッコいい...!”って、思ったけど、○○さんからチケットを貰ってたのね!“

「イヤか?」
「そうじゃ無い...
そこまでしてくれて、嬉しい!貴方、ありがと!」
“タカさん、素敵だよぉ!”
タカさんの腕を引っ張り、頬にキスしました。
“○○さんの手柄でしょ?”

「貴方にちっちゃな“バツ”しちゃった...」
タカさんは、満更でも無い顔付きです。

タカさんが、入場口でチケットを見せます。
係員のお兄さんが、
「おはようございます。
ファミリー更衣室は、正面の出入り口にお進み下さい。」
と、言いました。
“?”
「は〜い」
「......」
腕時計のベルトの様な物を渡され、
「ねぇ、ファミリー更衣室って、なぁに?」
「あぁ、ここは、男女別々の更衣室の他に、男女一緒に入れる更衣室があるんだ。」
「...?」
「本当の目的は、子供連れだと、別々の更衣室だと面倒だろ?」
「うん...」
「だから、男女一緒に入れる更衣室があるんだ。
ロッカールームで裸にはなれないけど、チェンジングルーム(更衣室)が広くて、一緒に着替える事が出来るんだ。」
“あっ!あたしが着替えるところ、待ってる!”

「...エッチ......」
「中は凄く込むけど、一緒に出れば、はぐれる心配が無いだろ?」
「そっかぁ...荷物を分けたり、子供の受け渡しをしなくても済むね!」
“今日は、息子達も居ないけど、居れば便利だね!”
”今日は、デートよ!”
”真と孝志の事は考えないの!”

「レジャープールなんかでも、更衣室の外で彼氏や旦那が待ってるの見た事あるだろ?」
「あるある!
旦那ならあんまり抵抗感ないけど、昔、彼氏とプール行った時、
“待たせちゃって、悪いなぁ...”
って、思った!」
「そ!でも、今日は真理の全部を見る為に用意したの!」
「やっぱり...エッチだ......」

「イヤなら、別々にも出来るぞ!」
「ヤダ!一緒がいい!」
“イジワル!”

「だろ...」
「うん...」
私の水着と、タカさんの水着だけなので、荷物は多くありません。

指定されたロッカーにバッグを入れて水着に着替えます。
「ロッカーもおっきいね!」
「荷物の出し入れもし易いだろ?さぁ、着替えよう!」
「そうだ!タカさん、自分の水着、始めて見るんだよね!
気に入ってくれるかなぁ...」
「では、拝見しようかな?」
2回目の市民プール(4人でお弁当食べた時)後、デートビキニを買って貰いましたが、自分だけおニューは申し訳無いから、タカさんの水着を買いました。

「これ!」
南の島の波打ち際で、太陽が沈む直前の様なプリントが描かれています。
「タカさんもオレンジが好きだって言ってたから、これにしたんだけど...」
空の色が赤からオレンジ、オレンジから黄色のグラデーションの様に描かれています。

「全部オレンジじゃ、恥かしいでしょ...?」
「いいんじゃん!気に入ったよ!」
“やったぁ!タカさんが気に入ってくれた!”
「うん!着替えてプール行こ!」

デート用の蛍光色のビキニを持って、更衣室に向かいます。
「うぁ...更衣室も広〜い!」
「そりゃ、2人同時に着替えるんだから、これ位のスペースが無いと大変だろ?」
「そうだけど、市民プールの3倍位あるよ〜!」
「別料金だから、これぐらいサービスして貰わないとな!」
“”タカさん、凄ぉい“って、思ってましたけど、○○さんが払ってくれたのね...”

扉を閉めて、着替え始めます。
“水着売り場では、勢いで見せちゃたけど、今日は、堂々と見せちゃうんだよね?”
「2人揃って着替えるのは、恥かしいなぁ...」
「この前、水着売り場で見せてくれたじゃん?」
「だって、あの時は、勢いで見せちゃったけど...
今日は、“どうぞ、見て下さい!”みたいで...」
“どうしよう...ドキドキしてきたぁ...”


[42] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/10/17 (木) 21:57 ID:hkgLx19M No.195616
「あぁ!」
“タカさんの裸も見せられちゃうんんだぁ!”
「どうした?」
「ここだと、タカさんのハダカ見ちゃうんだ...それも恥ずかしい!」
タカさんは、“へ?”って、顔してます。

「真理だけ見せたら、不公平だからな。これでお相子だよ!」
“う〜ん。そうかもぁ...”
「う〜ん、でも、照れるなぁ...」
「じゃぁ、やめて帰るか?」
「やだ!タカさんのハダカ見る!」
“あたしって、おバカ?
もっと、違う言い方があったでしょ!”

「待ってる人もいるから、早く着替えるぞ!」
「うん!」
“そうだよね。外にもお客さんが沢山居たもんね!”

「......真理さぁ...もっと、色っぽい着替え方、出来ないのかぁ?」
「へぇ?なんで?」
「いやぁ、その水着買った時に見せてくれたから、真理のカラダを見るの初めてじゃ無いけど、今日は初めてのデートだぜぇ!
もっと、お淑やかに着替えられないのか?
さっき、自分でも、“恥かしい”って、言ってただろ?」
「ゴメン...貴方が“待ってる人が居る”って、言ったから...早くしないとって…」
“だってぇ...タカさんが待ってる人が居るって言うから...急がないと申し訳無いと思うでしょ?”

「着る時は頼むぞ...」
“はい.…あ!私、ハダカだぁ〜!”
「もう...タカさんがこんなタイミングで話し掛けるから、スッポンポンじゃないかぁ!」

「お淑やかに着ま〜す!」
「俺のトランクス、頂戴!」
“あ!バッグに仕舞っちゃってたぁ”
「ご免なさ〜い。それも忘れてたね...はい、これ着てねぁ...」
「サンキュ〜!」
タカさんにサーフパンツを渡して、あたしも着替えます。

「あっ!...」
“タカさんが”ポロン”したぁ…“
「ん...?今度は、どうした?」
「貴方の見ちゃった...」
ブラは肩に掛けただけ、ボトムは足首に掛っただけでしたが、目が潤んでしまいました。
“おっきいぃ!”
“...彼氏なんだから、触っちゃってもいいよねぇ?”
「ねぇ...貴方...
ちょっとでいいから、触ってもいい...?」
「ちょっとだけだぞ、ほんとに外で待っている人もいるんだからな...」
“ご免なさい。外の人はちょっと、待ってってね!”
「はい。
ちょっとでいいから...お願い...」
ほんの2〜3分のつもりでしたが、タカさんのペニスを弄ってしまいました。
「真理...そろそろ、諦めなさい。」
「は〜い...」

「少しは気が静まったか...?」
「アリガト...ねぇ、私って、イヤらしい...?」
「それは、追々確かめるけど...
オレの事を愛してる証じゃ無いかなぁ...
ほらぁ、早く着替えないと...」
トップスもボトムもサイドが紐なので、アンダーは履きません。
が、サイドが紐なので、捻れを直したり、脱いだ時程速やかには終わりません。
タカさんは後ろに廻って、捻れたストラップを直して、バストをカップの中に押し込んで、着替えが完成です。

「これって、凄く素敵だけど、貴方と一緒か、うちから着て来ないと大変だねぇ...」
「だったら、うちから着て来るか、俺が着替えを手伝えばいいだろォ?」
「これから、ずぅと、手伝ってくれるの...?」
「真理さえよければ...ね」
「うん!いっつも、貴方に手伝って貰う!」
「うん...分ったよ...」
「どう...?」
クルクル回って、確認です。

トップのカップは、下着の様に脇まで隠す布はありません。
カップから、直接ストラップが3本出ています。
ボトムは前面も、背面も下向きの五角形で、布地の中心を上下に絞ってるデザインで前面はVゾーン、背面はお尻の半分だけを隠しだけです。
しかも、お尻の割れ目は半分しか隠せません。
でも、タカさんは満足気に私を見詰めてくれました。

「うん!綺麗...!凄く似合ってる!」
「よし!
貴方もカッコいい!
行こう!」
「よし!楽しむぞぉ!」
「楽しむぞ!」
チェンジングルームを出て、ロッカーに脱いだ服をしまったら、準備完了です。

プールに向かって歩きながら、
「ねぇ...プールに連れて来てくれるのは、今日だけ...?」
「真理が来たいなら、何回でも連れて来るよ。
温泉プールとかあるから、夏じゃ無くても行けるよ。」
「あのねぇ...エステで脱毛しようかなぁって、考えてるんだけど...
今日が最後なら、必要無いかなぁって...」
「そういえば、今日はどうしたの?」
昨日の夜、Vゾーンは全て剃り落としていました。。
”だってぇ....どれ位剃ったら、ショーツに隠れるか判らなかったんだもん…”

「昨日の夜、お風呂でお手入れしてきた...
けど...、沢山連れて行って貰えるんなら、その方がお肌も綺麗だから...」
「毎回だと大変だから、それもいいかもな!」
「うん!明日、サロンに寄ってもいい?」
“明日、連れてってくれる?”

「帰りに寄ってみようか!」
“やったぁ!”
「うん!」
と、タカさんの腕にしがみ付いてきました。
「今日は、真も孝志もいないから、ずぅ〜と、こうやってっていいよね?」
「ダメ!」
“何でぇ?2人切りなのにぃ…”

「えぇ...なんで…?」
「俺が、真理の事を“ギュ”ってするから...」
「あは...ねぇ...“バツ”もイッパイ頂戴ねぇ...」
“いや〜ん、タカさんのエッチぃ!”
「イッパイあげるよ!」
「うふ...嬉しい...」
プールエリアに入ると、物凄い人の数です。

「うわ...すっごい!」
飲食やレンタルの浮き輪などは、リストバンドに着いたバーコードで精算出来ますので、持ち物はありません。
でも、並んで座る場所さえ見つらない混雑です。
プールサイドは勝手気ままにレジャーシートを敷いているので、歩くスペースを見付けるだけでも一苦労です。
“タカさん、スイスイ進むけど、あたしの事待ってくれないのぉ?”

「どうしよう...腰おろす場所も見付からない...」
「ん...大丈夫だよ。」
「......」
“だってぇ、2人並んで座るスペースも無いよぉ?”
“タカさぁん〜、どこ行くのぉ?”

飲食エリアにあるテーブルセットに向かいます。
鎖でセパレートされた出入り口で、係員の腕のバーコードを差し出します。
バーコードリーダーをかざしたスタッフが、
“ピィー”
ス「はい!お入り下さい。」
「???...」
誰も使っていないテーブルセットに案内されました。

ス「お荷物はこちらに置いて頂ければ、結構ですが、貴重品はお持ち下さい。」
雄「はい、よろしく」
理「......」
スタッフはお辞儀をして、下りました。
理「ねぇ...何で...?」
雄「ここも別料金の、特別席。
初めてのデートだから、頑張ったって、言ったじゃん!」
理「これも...?」
雄「これも」
“うっそぉ〜!”
理「貴方...素敵ィ!」
“嘘付きィ...l○○さんから貰ったんでしょ!”

雄「暑かったから、何か飲んでからプールに入ろうな!」
理「うん!喉が渇くいてたんだ...!」
雄「すみませ〜ん」
スタッフに向けて、手を挙げます。

テーブルに来たスタッフに、
雄「俺は...ビール下さい。真理は?」
理「うん...私も同じものを...」
ス「ハイ。ビールをお2つですね!少々お待ち下さい。」
理「昼間から、お酒頼んじゃった!」
雄「たまには、いいだろ?」
理「だよねぇ〜!」
“真!孝志!ゴメン...でも、ママは嬉しい!”
ビールを待ちながら、プールの混雑具合を眺めます。

雄「ここは専用だけど、プールの中は無理だぞ...」
理「でも...それ位は皆と同じ方が楽しいかも...」
雄「じゃぁ、ビールで喉を潤したら、行くか!」
理「行こう!」
流石にVIPエリアです。
ものの数分でビールが運ばれてきました。

ス「お待たせしました...」
凍って、白くなっているグラスに注がれたビールが配られます。
理「冷えてて美味しそう!」
雄「また、うなじに点けるかぁ?」
理「ヤダよォ!こんなに冷たいの点けられたら、飛び上がっちゃう!」
雄「そうだよなぁ...キンキンに冷えてて美味そう!
 じゃぁ、カンパ〜イ!」
グラスを合せて、ビールを飲みます。

理「...んんん...美味し〜い!」
雄「...美味い!」
理「ねぇ...真と孝志君が邪魔な訳じゃ無いけど、子供達を気にしないで飲めるって、凄くいい気分!」
雄「判る!んんん...って、言えるのって、いいなぁ。」
“?”
タカさんがボトムの隙間から、指を入れてきました。
理「やん!ダメですよ、こんなところで...」
“ここじゃ、ダメ!”
でも、タカさんの太腿は撫でながら訴えても、説得力欠けますよね!

理「ねぇ...、
 これからも、たまにでいいから、連れて来てぇ...」
雄「こうしないかぁ?」
“何?難しい宿題?”

雄「2人で話し合って、ちゃんと孝志と真を思いやっていたか...
 自分を反省する。」
理「うん!」
雄「で、やらなきゃいけない事はしっかりとしてるって思えたら、俺達2人のご褒美にこんなデートする!
 どうだ?」
“それがいいよね!
 だって、あたしはママだし、タカさんはパパなんだから、それをサボっちゃダメだよね!”
理「私達は、パパママなんだから、真と孝志君をちゃんと育てたから、こんな
 ご褒美が貰えるって事?
 普段、しっかりパパママしなかったら、失格って事だよね?」
雄「そう!その通り!
 自分に甘えたら、だめ!
 って、事を俺達の宿題にしないか?」
理「そうだよね...
 2人の事を疎かにして、私達だけが楽しい思いするなんて、絶対に、やっちゃいけない事だもんねぇ…」
雄「だから、今日は2人に感謝して、思いっ切り楽しむのが、俺らの使命!」
理「うん!孝志!真!いつもアリガトウ!
 パパとママは一生懸命楽しみま〜す!」
天に感謝する様にグラスを高くかざしました。

雄「よし!飲んだら、行くぞ!」
理「は〜い!」
ビールを飲み干し、手を繋いでプールに向かいます。


[43] Re: 真理の目線  マーベリック :2024/10/23 (水) 16:41 ID:QfFg23tA No.195755
真理の夫さん、更新ありがとうございます。
暫く来れませんでしたが、一気に読ませていただきました。
楽しいデートの始まり!ワクワクです。
真理さんの少しエッチな心の声がとてもツボです(笑)
続きを楽しみにしております!


[44] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/11/04 (月) 07:54 ID:0vR.Yaig No.196051
「何処、行く?」
“何処がタカさんとイチャイチャ出来るかなぁ…?”
「…う〜ん……最初は流れるプール!」
「浮き輪、借りるか?」
「それも特別...?」
「分らないけど、真理が欲しいなら...」
“プカプカしながら、イチャイチャ…嬉しいな!”

「欲しい!」
「よっしゃ!」
浮き輪に乗って、流れるプールを回ります。
後ろからタカさんが浮き輪を押す様に流れに任せて泳ぎます。

「……」
“…”
「…ん?どうした?面白くないか?」
“だってぇ…タカさんが離れてて、”ギュゥ“もして貰えないし、”チュウ“も出来ないんだもん…”
「貴方に“ギュゥ”して貰えないから、面白くない…」
タカさんは、
“はいはい、我儘なお姫様で…”
って、顔してましたけど、
“だって、して欲しいんだもん…”

浮き輪を返して、流れるプールに戻りました。
タカさんの首にしがみ付き足を伸ばして、タカさんの歩みに任せて、プールを廻りました。
半分だけ水着に隠されたお尻が、水面に浮かびます。
“楽しい!けど....お尻がスース―する。”
“周りの人に見られちゃてるんだろうなぁ...”
“でも、いいやぁ!タカさんと一緒で楽しいもん!”

「真理…お尻見られてるぞ!」
「うん…見られちゃってるね...
でも、貴方は、それがいいんでしょ?」
「う〜ん…見せる事が目的じゃ無くて、
“見られる程いい女なんだぞ!”
って、ところを自慢したいんだ。
“スタイルが良くないと恥ずかしい格好も出来るんだぞ!”
って、自慢したいんだ。」
「私は貴方の自慢になれてる…?」
「なってるよ。」
「本当は恥かしいんだから、あんまり凄いのはイヤよ!」
タカさんがこっちに向いてチュゥしたり、ギュゥしたり…
ブラの中に手を入れて先っちょ触ったり、パンツの中に手を入れて、“ピィー”を触ったりしてきました。
“もう!エッチなんだからぁ”
「もう…貴方、エッチなんだから…」
「へへ…嫌?」
「人がイッパイのところで、恥かしいでしょ!」
「そろそろ、違うプールに行こうか?」
「うん!次は滑り台行きたい!」
ウォータースライダーに乗る為に階段を昇りました。

順番待ちで、階段の途中で何度も立ち止まりました。
私が前、タカさんが後ろ、カップルなので、一段空ける事無く、並びます。
タカさんが一段下がると、丁度、目の高さが合います。
“この時からかなぁ…?階段やエスカレータの順番が決まったの。”
私が上、タカさんが下の段に並びます。

「凄く、怖いのかなぁ…?」
「室内だから、そうでもないんじゃァないかなぁ?」
「だよねぇ…!でも、タカさんが先に降りて、下で受け止めてね!」
「俺が先ね。」
「お願いね!ちゃんと受け止めてくれないとダメだぞ!
あと、ポロリしちゃったら、直ぐに隠してね!」
“絶対、出ちゃうよねぇ!タカさんもそれがいいんでしょ?”
「下で待ってるよ。」
「は〜い!」

私の順番が来ました。
“皆の悲鳴聞いてたら、すんごく、怖いんだけど...”
“早い〜ぃ!怖い〜ぃ!”
“ザッパ〜ン”
“ブクブクゥ...”
水中で揉まれて、どっちが水の上か判りません。

“助けてぇ〜!タカさん、真理を助けてぇ〜!”
身体が浮く方向に向かいました。
”こっちでいいのぉ?”

身体が引き寄せられる方向に向かうと、
「ウォ〜!」
“何ぃ?何の歓声?”
“空気があった!”
後で、タカさんに聞いたところ、自分の彼女(奥さん?)が胸を曝け出し、見知らぬ男達が喜んでいる歓声を聞いて、喜んでいたそうです。
“だから、”大勢の処ではイヤ!って、言ったでしょ!”


[45] Re: 真理の目線  真理の夫 :2024/11/05 (火) 19:47 ID:XAWAOBbs No.196098
“呼吸出来なくて、オッパイ隠す余裕なんて無いよ!”
「真理!」
タカさんが叫びました。
けど、
“早く、空気吸いたい〜ぃ!”
兎に角、水面に顔を出して周りを見渡すと、タカさんが走ってきます。
声は聞こえませんでしたが、口がパクパク動いていました。
“何ぃ?”

市民プールでタカさんがした行動を思い出し、
“出ちゃったぁ!”
自分の姿に気が付き、肩まで水に浸かりました。

タカさんが来てくれて、私に抱き付きます。
私を隠しながら、ビキニを直してくれます。
「出ちゃった...?」
「うん。隠した?」
「うん。へんてこだけど、しまった...」
「ちょっと、待ってな!」
「やっぱり、しちゃったね!」
「だな!でも、真理のオッパイは形がいいからな!
皆、喜んでるぞ!
よし、出来た!出るぞ!」
「うん。」
2人、抱き付いた状態でプールから上ります。

騒ぎを聞きつけた監視員さんが近寄って来ました。
監「奥様、大丈夫ですか?」
真「騒がせちゃって、ご免なさい。
私は大丈夫です。」
監「分りました。申し訳ありません。」
雄「家内もこう言ってますので、気にしないで下さい。」
謝罪しながら、監視員は自分の持ち場に戻りました。

「ねぇ...もしかして、これを期待してこの水着買った...?」
「そんな事、考えないよ!」
“本当は期待通りでショ...?”
「また、やっちゃった...」
「やっちゃったなぁ...」
「でも、ちょっと興奮した...」
“あたしって、露出狂の気があるのかなぁ...”

「丁度いい時間だから、席に戻って、昼にしようか?」
「うん、そうだね...」
「よし!」
タカさんが私の腰に手を廻して、エスコートしてくれました。

「何にする?」
「え〜っとねぇ...」
“どれも美味しそうで迷っちゃう...”
「2人で分けて食べるから、色々頼んでいいぞ!」
「うん!じゃぁ、これとこれと......」
「飲むものは?」
「飲んじゃう...?」
タカさんが“ニタァ...”です。

食事の後は、流れるプールに戻ったり、波のプールでキャァキャァ言ったりして過ごしました。
波のプールでは、また、ポロリをしましたが、白い飛沫で殆どの人が気が付きませんでした。
“たぶん...”

夕方近くまで、イチャイチャです。
外のプールは、プールサイドに籐製のデッキチェアが並べられ、ちょっとした高級リゾート気分でセレブの様な時間を過ごしました。

「そろそろ、上ろうか?」
「そうだね!お腹すいちゃったから、何か食べたい。」
「直ぐ?ちょっと、我慢出来る?」
「うん...我慢出来る!」
「じゃぁ、着替えて、外に出てから食べよう。」
「は〜い!」
ロッカールームに戻り、帰り支度です。
シャワールームも大きく、二人一緒に入ります。

「更衣室も大きいけど、シャワールームも大きいね!」
「ここもカップルや家族が一緒に使うからな!」
タカさんの頭を洗って、背中も流しました。
“流石に前はちょっとぉ...”

交代で、タカさんが私の身体を洗ってくれましたが、
「タカさぁ〜ん...欲しくなっちゃうよぉ...」
「ここじゃ拙いから、我慢しなさい。もう、出よう!」
ソープを点けていた時と違って、タカさんの洗い方は事務的でした。
“もうちょっとでスイッチ入るのにぃ...”

「あぁ!」
「どうした?」
「お着替え持ってくるの忘れたぁ!」
「...しようがねぇなぁ。
バスタオル巻いて出るぞ!」
2人共バスタオルを巻いただけでロッカーに戻り、着替えを持ってチェンジングルームに入ります。

「どうしよう...」
「ん...?」
“タカさんにサワサワされたから出てきちゃったぁ...”
エッチなお汁が垂れてきました。

「このままじゃ、ショーツが履けない...」
「ナプキンとか、持ってきてない?」
「持ってきてない...だってぇ...全然、予定日と離れてるもん...」
「ちょっとまってろよ。1回外に出て、トイレットペーパー持って来るから」
「うん。ご免...」
タカさんは、トイレットペーパーを持ち帰り、私に渡しましたが、Tバックショーツでどうやって押えるか悩みました。
“タカさんの前で恥かしい思いをするか、知らない人の前で恥かしい思いをするか...”
“ぜぇ〜たい、タカさんでしょ!”


[46] Re: 真理の目線  たろう :2024/11/23 (土) 00:26 ID:N04JQzaY No.196516
真理の夫さん、更新心待ちにしてます。


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